USA ノースカロライナ州のTEACCHプログラムをモデルにした、日本での自閉症の方への構造化された支援の実践が確実に広がりが感じられます。しかし、いまだに「構造化(スケジュール)はこだわりを強くする、ロボットのように動くなどの批判もされます。しかし本当にそうでしょうか?今回は少し違う視点で考えてみました。
私の父は(自閉症圏の人ではないのですが)旅行が趣味なんですが、ツアーはダメ!嫌い!だったんです。私が「なんで嫌と(佐賀弁)?」と聞くと、「俺はいろいろな所に行きたかと!!ツアーは自分の思い通り行けんやろ・・・」と言ってたんです。
そんな父なんですが、最近少し歳で体が弱ってきたの、周りから無理に進められてツアーに参加したんです。あんなに「俺はツアーは嫌いだ」と言っていた父ですが、ツアーから帰ってきた時にはツアー大好きっ子になってたんです。
「なし、そがん好きになったと?」聞くと、父は「いやぁーツアーは色々なとこに行けるとよ」と言うんです。その変わりようには、さすがに驚きました。
その時に思ったんですよ「構造化」について・・・・。ツアーでは様々な構造化があるんです。とくにスケジュールはしっかり組まれています。それによって我々参加者は今まで経験しなかった色々な経験ができるですよ。ただし、すばらしいスケジュールとそれを作る優れたツアーコンダクターが必要です。
自閉症の話に置き換えて見ますと、本人あった構造化(スケジュール等)と支援者側のモラルと専門性があれば、質の高い自立的の広がりが支援できると思うのです。。
我々サポーターは、自閉症の方の広がりのある活動のツアーコンダクターにななれるでしょうか?私も、私の仲間とともにモラルと専門性を磨きたいものです。(私は、まだまだですが++)
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