最近、講演で質問を受けることの2つ目なんですが、
「脱・構造化をどうのように進めますか?」と言うもの。
私はいつも、「なんのことだか?」と戸惑います。
「それは、構造化をゼロにするということだろうか?」と考えます。
それならば答えは簡単「構造化はなくなりませんし、なくなる必要はない」です。
聴覚障害の方の手話は一生を豊かにするコミュニケーションの方法です。
身体の障害方が利用される車椅子も、人生を豊かに歩いていく足です。
視覚障害の方の白い杖も同じです。
それらを無くすという発想は少ないはずです。
構造化も同じです。
構造化によって、質の高い、自立的な生活があれば良いのではないでしょうか?
もちろん構造化のレベル(例えば仕切りの高さ)を少なくすることは私もします。
構造化のタイプを変えることもします。
変化したり、微調整することがあっても、無くす発想は私にはありません。
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