TEACCHプログラムの自閉症支援・構造化は、本来はシンプルな視点であるように思います。
しかし、様々なシンプルでない、応用的な要素がまるで基本のように伝わっています。
例えば、ワークシステム。。。
ワークシステムのシンプルな要素は。
「何を」「どのくらい」「どうなったら終りか」「終わったら何があるか」の情報を伝えることです。
シンプルにそうです。
しかし、日本の一部の地域では、ワークシステムの最後はトランジッションカードというのが基本にしたり、最終ゴールにしたりされています。
もちろん、ワークシステムの最後にトランジッションカードを入れる場合も応用的にあります。
間違った基本で、見通しや切り替えがうまくいかない方で再構造化したケースもあります。
例えば、変更のシステムのスタート。。。
「変更のシステムは少しずつ取り入れる」が基本になっている方がいます。
そんな基本はありません。
実際、変更のシステムは実践では最初から入れた方がうまくいくケースが多いです。
しかし、それも基本ではありません。
スケジュールやワークシステムには変更のシステムを活用します。これが基本です。
例えば、変更のシステムでスタートその2。。。
「変更のシステムの導入は、好きなものを追加する。嫌いなものを中止する。」結構、そう思っている人多いですが。。。
そんな基本はありません。
実際、変更のシステムで好きなもの、嫌いなものという視点でやることで、変更のシステムを間違ってつかんでしまったケースもあります。私の考えはほどほどのものから開始した方が良いと思いますが。それも基本ではありません。
基本は、変更のシステムは、導入時は偶発的ではなく計画的に習慣をつくること。
応用はたくさんあります。
でも応用は応用です。基本ではないのです。
いくつかの基本を「フレームワークを活用した自閉症支援」に紹介しました。
是非、基本を確認してみてください。(もちろん応用的な話も。。。)
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