ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
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  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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著書『フレームワークを活用した自閉症支援』の自閉症支援フレームワークシートの使い方に関して、なかなか意図したところが伝わっていないと講演などの質問を聞くと感じます。そして深く私自身が反省します。

よくある間違った状況と使い方について数回にわけて説明します。

●考えて書くのではなく、書きながら考えるシートです。

よく言われるのが「なかなか考えがまとまらなくてシートが書き込めません」です。

本書でも説明していますが、このフレームワークシートは、

”考えて書くのではなく、書きながら考えるシート”です。

フレームワークシートを眺めて書けそうな部分を間違ってても良いから書いてみます。

スタートで書きやすいのは以下の内容です。

*強み・活用できる能力やスキル:例えば絵、写真、色、形の理解や、箱に物を入れる、1つに1つを対応できる、繰り返し、習慣化が得意、など普段あまり強みだとはおもっていないことが実は強みになります。(個人情報シート、自立課題シート、行動支援シート)

*願い、目標、課題の内容:目的は少なくとも書けるはずです。目的が無いのであれば、支援の必要性はありません。もしも目的がなかなか書けなかったら、なんとなく気になっていることでも良いので書き込みます(自立課題シート、行動支援シート)

*現在の状態:これも現在の状況をわかる範囲で書けるはずです(すべてのシート)

*特に特性シートの上の3つ「受容コミュニケーション、表出コミュニケーション、社会性の特性」:この特性は多くの方が意識しているはずです。特性のなかで書きやすい項目です。(特性シート)

*構造化・支援シート:構造化・支援シートに現在の支援シートを書き出します。例えば、日課を口頭で伝えているのであれば、スケジュール欄は「口頭で伝える」です。もしも物理的構造化で何も工夫していなかったら「フラット」と記入します。(今の支援を書き出した後、「この支援は本人にあっているのか?」「あってなければどんな支援・情報提供が必要か」で考えてみます。)


各フレームワークシートをまず出してみて、上のどの部分でも良いので、とにかく書いてください。計画がイメージできてからではなく、まず書いてください。

書いて時々眺めたり、追加して記入したり、本を見直してたり、周囲の人に見てもらったり、ディスカッションする中で、記入できる部分が増えてくと、計画の方向性が見えてきます。


ある児童デイサービスの研修風景です。頭が「????」となっていても、記入できることをまず書き出します。


「失敗を恐れたらいかん、人は経験を積むために生まれてきたんや」(11/6日曜劇場『南極大陸』より)

失敗を恐れず、積み重ねてみてください。


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