ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

「夜の女王のアリア」 モーツァルトの「魔笛」ではなくて 三河の田舎のカラスウリです。

2016-07-08 19:53:31 | 草花
モーツァルト最晩年の「魔笛」の中で、歌われる「夜の女王のアリア」はあまりにも有名ですが、今宵三河の田舎の線路際で奏でられたカラスウリの妖艶なコロラトゥーラも中々の見もの?でありました。

この花の格調高い歌唱をお楽しみください。

花の終わったもの ↓

カラスウリは一夜花です。 午前中にここを通った時には、咲いた花がこのようにみんなしぼんでいました。




蕾 ↓

その時に今夕に咲くべき蕾がたくさんあることを確認したうえで、夕食後にここに来ることにしました。



以後は夕方に見たカラスウリの花です。「夜の女王のアリア」のコロラトゥーラを存分にお楽しみください。















不思議なことにここでは真っ赤な実を一度も見たことがありません。
線路際ですので刈られてしまうのか、それとも実のなる花をつけないのかどちらなのかは確認できていませんが、この「夜の女王」はあだ花なのです。

ところで「魔笛」は皆さんがやりたがるオペラのようで、桂三枝時代の現在文枝が監督したこともありますね、また最近では江守徹がプロデュースしたものもあったようです。
映画では1975年にスェーデンのイングマール・ベルイマンがテレビ映画として制作していますが、これは美人女優ぞろいで美しい映像でした。この時の夜の女王は美人で、しかも凄味がありましたね。
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7/4日 大峰山の弥山・明星ヶ岳・八経ヶ岳(=八剣山又は仏経ヶ岳)その2:奥駈道出合から尾根を西進

2016-07-08 06:47:06 | 草花
車中泊は目覚まし時計の音で、午前4時に明けました。
標高が1000mを超す場所だというのに、車の中が暑くて、夜中に起き出して外に出てみると、蛍が飛んでいました。
そんなこともあり、睡眠が十分に足りたという感じはしませんでしたが、横になっていた時間はしっかりありましたから、問題はありません。
ストレッチをしっかりやってから朝食をとり、歩き出したのは午前5時少し前のことでした。

小坪谷沿いの道 ↓

登山届を出してから山道に入ります。始めは沢沿いの道でした。



渡る ↓

ここが最後の水場となりますが、未だ水を欲していませんから、水を見るだけで離れていきます。



ヒメシャラ ↓

いきなり急斜面の登りとなり、気合いが入ります。足元に白い小さな花が散っています。


ヒメシャラの木 ↓

あたりにはヒメシャラのツルツルした樹幹がたくさん見えます。花を探すと高いところに古びた花がちらほらと着いていました。



ミヤマシキミ ↓

お馴染みの青い実の姿がありました。




木の根 ↓

急斜面の登りは続きます。木の根のごつごつ飛び出したところも出て来ます。




ヤマボウシ ↓

いきなりの急登にあえぎながらも、山道から目を外すと、ヤマボウシの花を見つけました。


シャクナゲ ↓

これは何シャクナゲでしょうか。ツクシシャクナゲ?ホンシャクナゲ?
葉の裏面の毛がビロードのように密生していましたので、ツクシシャクナゲの方だと思います。



尾根が近い ↓

あたりが明るくなって、下草も低くなり、清浄な気に包まれてきました。尾根が近づいたようです。


奥駈道出合 ↓

ここが古来からの修験道の奥駈の道と会する場所で、「奥駈道出合」という場所です。
これから先は尾根道となりますが、弥山まで奥駈道を歩くことになります。


奥駈道出合 ↓

いかにもそれらしい案内ではないでしょうか。




尾根の道 ↓

奥駈道はなだらかな尾根の道が続きます。



バイケイソウ ↓

花を探しながら歩きますが、どうにも見つかりません。
どうやら鹿が食べつくしているようです。
そんな中、強烈な毒をもつこの草だけは食べ残されています。



弁天の森までの道 ↓

相変わらず緩い勾配の道が続きます。



コナスビ ↓

平地でもよく見かけるコナスビの花も、こういう花の無い場所では鄭重に扱います。



カニコウモリ ↓

この草は若いうちは山菜にもなると聞いていますが、あの悪食の鹿が食べ残したりするのですから不思議です。何らかの時季待ちをしているのでしょうか。



弁天の森 ↓

弁天の森と標記されている場所につきましたが、別段何もありませんでした。
或いは、鹿の食害の無い昔には素敵な花園のあったところだったのでしょうか。今は静かな空間となっています。
コメント (4)
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