ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/30日 八ヶ岳北部の8つの峰を訪問 その2:ハイマツが現れ、立ち枯れの樹木の間を歩いて縞枯山、雨池山に到る

2018-07-04 07:05:08 | 草花
縞枯山(2403m)の名前の由来は、山体を覆う針葉樹林が横縞状に帯のように枯れることからついた名前です。
これは山から少し離れて見た時にしっかりと確認できる場合があり、「なるほどそういうことか」と合点がいく場合もあります。
しかし、眺める場所や角度が変わると、そのことを確認できない場合もあります。

今回は山中の稜線を歩きますので、そのことが十分に体感できるかどうか気がかりでしたが、すでに茶臼山あたりからその兆しが表れてきて、縞枯れ現象を存分に実感することができました。

ミツバオウレン ↓

この後何度も出てきた花ですが、始めの一輪はややみすぼらしいものでした。



周りの木が枯れている ↓

茶臼山のうちから早や、周りの樹木が枯れ始めています。



縞枯れ現象の中 ↓

直立できずに倒れている樹も当然混じってきます。ここはまだ茶臼山の中で、本丸の縞枯山ではないのです。



茶臼山と縞枯山の鞍部 ↓

鞍部に下りてきて、これから縞枯山に取付きます。



ツマトリソウ ↓

ツマトリソウは前夜の雨粒が未だ花に残っています。



ハクサンシャクナゲの新芽 ↓

かなり明るい色の部分は葉の新しいところのようです。遠くから見た時に花のように見えました。



ハイマツが出てきた ↓

標高が2400m近くになり、ハイマツが出てきました。



ミヤマシグレ ↓

これはミヤマシグレのようです。



縞枯展望台の分岐点 ↓

展望台に行きたいところですが、天気がこうですので、眺望が望めず、行くのを止めます。



ここでも枯れ木の山 ↓

縞枯れ現象の核心部に来ています。歩きながらどうしてこうなるのかをいろいろ考えますが、自分を納得させる結論が出ません。
この山域のここにだけ、どうしてこういう現象が起こるのでしょうか。
ある地層の特定の部分に樹木を殺す毒成分でも含有しているのでしょうか。
根がそこに到達したとたんに枯死が始まるとか・・・・。



バイケイソウ ↓

蕾はついていましたが、花を見ることはありませんでした。



縞枯山の山頂 ↓

山頂に着き、ここでもひと休みを入れていきます。ストレッチも欠かさず、入念にやります。



天池峠まで下る ↓

天池峠に下る道も枯れ木の中の岩ゴロゴロの道が続きます。とにかく歩きにくい・・・・。



天池峠 ↓

天池峠は広々とした開放感のある場所でしたが、ここでは休みを入れることなく通過します。



”リンドウ” ↓

”リンドウ”の元気な草姿を見ていきます。



”シャクナゲ”の蕾 ↓

こちらは”シャクナゲ”の蕾です。この山中ではハクサンシャクナゲばかりを見たように思います。



天池山山頂 ↓

天池山の山頂に着きました。山名に”池”があるので、それを探そうと思ってきました。
しかし、周りの樹木があまりにも密生しているのでその意欲は削がれてしまいました。
この山頂も通過してしまいます。



天池山と三ッ岳の鞍部 ↓

どこかで強制的に休まねばならないと感じながら歩いて来ましたが、この鞍部で、風が静かで、落ち着けそうでしたので、ここで休みを入れます。
これから三ッ岳の岩山に入って行きますので、ストックなどはリュックに括り付けます。



”イワカガミ”

三ッ岳Ⅰ峰の登りに掛かります。三ッ岳の岩山をチラリとだけ見る機会がありましたが、惚れ惚れとするような切り立った岩山が三つ続き、こちらから歩く順にⅠ峰・Ⅱ峰・Ⅲ峰と名前がついていて、とても魅力的な部分でした。

”イワカガミ”の花には少しだけ遅いような気がしましたが、それでもきれいな花を見せてくれます。
また岩に着いた株でも葉が艶々してとても見ごたえがあります。



コケモモ ↓

コケモモの花も盛んに顔を見せてくれます。



遠くに御座山 ↓

雲が切れて、遠くに印象的な山姿がありました。家に帰ってから調べると、あれは御座山(おぐらさん)2,112mで、長野県南佐久郡の山だそうです。群馬・埼玉の県境に近い山でした。
雲の状態や霧の状態はこの山行中はつねに気まぐれで、山の眺望はほとんど得られないままに終始しました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする