ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

来るのが早すぎた!オオキツネノカミソリは咲いていなかった。(下段):珍しい欅(けやき)の森を見てから井山に行って見る。

2018-07-30 08:42:13 | 草花
前の記事で記述したように、オオキツネノカミソリの花を見ることを主目的としてやってきたのですが、それには一か月ほど早すぎたのです。しかし、そこにはまた別の注目に値する景色がありました。
それはオオキツネノカミソリが咲くはずの斜面に欅(ケヤキ)の木がたくさんあったからでした。
普段、山を歩いて欅の木はあまり見ないのですが、ここではたくさんの欅の木が林立しています。
これは、人手で植えたものに違いないと感じました。
その場所に近づくと看板があり、それを読んで、この欅の林が、あとからできたものであることが判明しました。
今から150年ほど前に長野県の諏訪大社の境内に生えていた欅の苗木を130本ほど持ち帰り、ここに植えたそうです。
それが育ってこういう景観を作っていたのでした。なお、欅の木は槻の木で、神のよりしろであるということです。

林間の山道 ↓

林間の道をなおも進みます。



赤味を帯びた肌のカエル ↓

道の端で、何か小さいものがピョコタンと動きました。それを探すと小さなカエルでした。



東屋 ↓

林間に東屋が見えて来ました。その先にオオキツネノカミソリの群生地があります。


東屋に近づきます。この建物は通り抜け出来ました。



オオキツネノカミソリの咲くはずの斜面 ↓

この斜面を埋め尽くすようにして、オオキツネノカミソリが咲くはずですが季節が早すぎて、花も草もまだ見えません。



欅の森 ↓



明治の初めにここの地元の人が長野県の諏訪大社に行った目的は、地元の稲武町稲橋地内に八幡神社を建てることになり、それを諏訪神社の宮大工に頼みに行ったということでした。
その諏訪大社境内の欅の苗木がここで育ち、150年経って、壮観を作っているというのも重みのある話ですね。



トチバニンジン ↓



欅の森で景観を楽しんでから、もと来た道を引き返します。足元に、来るときには気づかなかった、トチバニンジンが出てきました。



下りの沢沿いの道 ↓






ホタルブクロ ↓

山道を歩き終わり、車を置いたところまで車道歩きをしていた時に、道端で、ホタルブクロを見つけました。



折角ですので、車で、井山の山頂に行くことにしました。



井山 ↓



井山は山頂部がなだらかな草原状になっていますが、それでも標高が1195mもあります。
これだけの標高を持っていますので、ここからの眺望もなかなかのものがあり、富士山、木曽御嶽、恵那山、南アルプス、中央アルプスや白山の眺めが得られるところになっています。
しかし、この日は来る時間が遅かったので、見通しはほとんど無いと言っても良いくらいでした。



風力発電 ↓

山頂部に風力発電用の大きなプロペラが3基据えられています。(背後の山は天狗棚)



近くの山並み ↓

かすんだ中に奥三河の山がぼんやりと見えています。



カシバードで確認 ↓







コメント (2)
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