ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

8/11日 奥三河の山地を訪問 その2:大栗山山腹のオオキツネノカミソリ群生地を見る。

2021-08-13 07:08:19 | 草花
これまで、大栗山というあまり耳にしなかったこの山名ですが、この山の中腹にオオキツネノカミソリの群生地があることは山の名前を知るよりも前に知っており、花の時季にここを訪ねたことも何度かありました。
言い伝えでは、今から120年以上前に諏訪大社から送られた130本のケヤキ(欅)の苗を大栗山に植え、やがてそれが約1haのケヤキの森になり、この地に住み着いた木地師がこのケヤキの森に(薬草として)オオキツネノカミソリを植えたものといわれているそうです。
1998年に、ボランティアグループの城ケ山を守る会が城ケ山の登山道を整備している際、このオオキツネノカミソリの群生地を発見し、それ以来、保護活動が続けられているとのことです。
群生地のオオキツネノカミソリは約0.5haに約2万本といわれていますが、そういえばこの付近では見かけないケヤキの大木が今でも何本かあり、ブナやカツラの木に混じって立っており、独特の雰囲気を醸していました。
オオキツネノカミソリの群生地は、現在、鉄の棘条線が引かれていて、その内部には人が立ち入れないように保護されています。
歩行図 ↓

南西から北東まで往復しています。




登山口付近 ↓

駐車場が狭くて、溢れた皆さんは道路上に適当に車を置いています。



ボタンヅル ↓

車を置いたすぐそばでボタンヅルが咲いていました。




歩き出し ↓

歩き出しは涼しそうな林下の小径でした。



マルミノヤマゴボウ ↓

道の端に大株で実のついたものを見かけました。マルミノヤマゴボウの元気な姿です。



マツカゼソウ ↓

マツカゼソウは三河の山ではちょくちょく目にします。



ダイコンソウ ↓

日陰で”なよっと”したこの草を見ました。



アオフタバラン ↓


その葉 ↓

これまでに花の前の草姿は何度か見てきたのですが、今回初めてこの花を見ました。



ミヤマタニソバ ↓

花が小さすぎて、その精細を撮れませんが、特徴ある葉はお馴染みのものです。



これが判らない。→ミヤマナミキか? ↓

花が一個しか付いていないこの草の名前は何でしょうか?
※:コメント欄で多摩NTの住人様から「ミヤマナミキ」では?と御教示いただきました。
葉の丸っこさが苦になる・・・・とのことでしたが、確かにそういう疑問点はありますが、それは変異の範囲ということでこの記事ではミヤマナミキとして、小生のわがままの範囲内で認識することにいたしました。
教えていただきまして感謝いたします。



オオキツネノカミソリ群落の入り口 ↓


オオキツネノカミソリの保護地 ↓







オオキツネノカミソリは5分咲き程度でしょうか?群生地をぐるっと一回りしてから、同じ道を戻ります。



カイ(甲斐)タカラコウ ↓

これがどうもカイタカラコウのようであることを、通りがかりの熟女パーティーに教えてもらいました。



いったん下山 ↓

オオキツネノカミソリの花を見て、充足感に満たされて山を下りました。 すぐに次なる目的地に車で向かいます。
コメント (6)
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