ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

8/11日 奥三河の山地を訪問 その6:茶臼山湖畔・カエル館にて蛙の生体展示を見る。

2021-08-17 07:05:40 | 草花
茶臼山の中腹、長野県根羽村側の標高1245mのところに茶臼山湖があります。これはおそらく人工の湖(というよりもちょっと大きめの池)だと思いますが、周辺がやや湿地になっていて、それに適した植物があります。
ロッジ風の施設もあるのですが、今回はそれには触れませんが、植物に限定すると、水芭蕉なども咲くのですが、これは持ち込みではないかと考えています。
そのほかに対岸にはウメバチソウなどもあるようですが、時季がやや早いのでそこまでは行きませんでした。
そしてなんといっても特筆すべきは、天然記念物の「ネバタゴガエル」を生体展示している「カエル館」です。(入館料が必要)
このネバタゴガエルは「ゲロゲロ」でも「ゲコゲコ」でもなく、「クワックワッ」でもなくて犬のように「ワン!」となくそうです。
行ったときにその鳴き声を聞くことはできませんでしたが、館内にビデオが設置されていてそれで視聴してみると、確かに犬のような声で鳴いていましたが、その声は「キャン」に近いと感じました。

車道から茶臼山湖に向かって下りていきます。

”トリカブト” ↓

ここの”トリカブト”はカワチブシというようです。


クリンソウ ↓

花は終わっていました。もしかすると持ち込み植物かもしれません。



アケボノソウ ↓

こちらは未だ蕾を膨らませているところです。



茶臼山湖 ↓

茶臼山湖の向こうに南アルプスの荒川・赤石・聖・上河内岳が見えています。



ネジバナ ↓

平地ではとっくに花が終わっていますが、ここではまだ花が見られました。



シロニガナ ↓

花が末期の、やや萎れたものでした。



タマアジサイ ↓

ここでもタマアジサイの花を見ます。


天然記念物のネバタゴガエルを見るために「カエル館」(有料)に入ります。

水色アマガエル ↓

こういう色は初めて見ました。



ネバタゴガエル ↓

これが犬のように鳴くという天然記念物のネバタゴガエルです。”天然記念物”は国指定でしょうか?。それとも県?または村? それとももしかして自称なのか?



アズマヒキガエル ↓

ガマガエルというのはこのアズマヒキガエルやヒキガエルを指すそうです。
立派な体つきと風体ではないでしょうか。なお後頭部の耳腺からは強力な毒液が分泌されますが、耳腺だけでなく皮膚や背中にあるイボからも白い有毒の液を分泌します。
この毒は神経系・ステロイド系の毒素で、かなり強くて、皮膚につくと炎症を起こすので、極力触らないほうがいいということです。
しかし、毒は薬ともいわれるくらいで、昔は筑波山の「ガマの油」はこれを採取して薬を作っていたそうです。(現在は別の成分)

カエル館を出ます。車を置いた場所まで林内の山道を登って戻ることにしました。

イチゴの実 ↓

この葉は見覚えがあるような・・・・・こんな時季でしたので、名前が出て来ませんでしたが、マルバフユイチゴ(別名コバノフユイチゴ)ではないでしょうか。



エンシュウツリフネ ↓

エンシュウツリフネの花が咲き出した・・・・ということで初めて見た花でした。とても小さな花でしたね。



ブナの林 ↓

辺り一面に若い?ブナの木が立ち並んでいます。原生林ではなくて戦後からの林ではないかと思いました。



岩の上に根を出して・・・↓

こんな条件でも生育する努力・執念は見習わないといけません。



トチバニンジンの実 ↓

トチバニンジンの実が赤くなる季節になっています。トチバニンジンのうちで実の先が黒くなるのはソウシシヨウニンジン(相思子様人参)というそうです。(by多摩NTの住人様)



”ニガクサ” ↓

ニガクサあるいはツルニガクサの花も咲いています。
コメント (6)
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