ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/4日 岩古谷(いわごや)山から4山周回その4:平山明神山まで、第一ピークから第四ピークを目指し、アップダウンを繰り返す。

2018-06-09 07:06:43 | 草花
岩古谷(いわごや)山から一旦堤石峠まで下り、(山頂からそこまでが東海自然歩道になっています。)峠からは道がやや不明瞭な稜線を歩くことになります。
途中に峰の凹凸を4つほど越えていきますが、ここでは便宜上第一ピーク、第二ピーク・・・・と呼んでいきます。
第三ピークを過ぎたところで、岩をヘつる場面に出て、ここでどうしても鎖につかまらなければならないようになります。
今回はこの一度だけ、ロープ・鎖のお世話になりました。
この記事ではややスリリングな稜線歩きをレポートします。

平山明神山 ↓

東海自然歩道を進んでいくと、やがてこれから向かう平山明神山が良く見えるところに差し掛かります。



手摺 ↓

この日は晴れていて、岩肌が乾いていたので、滑ることはありませんでしたが、雨に濡れていたら怖い道です。
断崖絶壁の端につけられている鉄柵の、なんと心強いことか・・・



ヒメシャラ ↓

ヒメシャラのツルツルした樹肌が時々出てきます。花はついてはいませんでした。



イワヒバ ↓

断崖にはイワヒバがびっしり着いています。



三ツ瀬明神山 ↓

岩肌の向こうに三ツ瀬明神山を見ます。



シモツケ ↓

岩肌からシモツケの木が身を乗り出していました。ピンクの花が、殊更”美人さん”に見えてしまいます。



丸太の梯子段 ↓

雨に濡れたら・・・、これは滑りそうです。



堤石峠 ↓

岩古谷山からこの峠までは、東海自然歩道でした。その自然歩道はここから左折して行きます。
今回はヤマヒルが怖いのでベンチで休むことはしません。



ここから東海自然歩道と離れる ↓

これからはやや不明瞭な道を進むことになります。稜線上の道なのですが、灌木によって、視界は遮られることが多くなります。



岩稜 ↓

時には岩の尾根を進んだりします。



振り返り ↓

岩の道から振り返ると、今まで歩いた岩古谷山の山体が見えます。



シキミか? ↓

これは花の後のシキミでしょうか。


第一ピーク ↓

第一ピークを越えます。



ヒメイワカガミ ↓

ここでもヒメイワカガミを見ます。名前通りに、岩場でよく見ます。



ロープ ↓

人通りの少ないこの道でも、要所にロープが張られています。しかし、やや古くなっているようで、信頼しきるのはどうかと思いました。



第二ピーク ↓

第二ピークも休まずに通過します。 ゆっくりと気ままに歩いているので、結構長持ちしています。



岩場 ↓

こんな岩場があったり・・・・・



植林帯 ↓

なだらかな植林帯を通って、気休めが出来たりしています。



第三ピーク ↓

第三ピークを通過します。この後に岩場に差し掛かります。



ヒカゲツツジ ↓

ヒカゲツツジも花はとっくの昔に終わっています。



岩をヘつる ↓

この岩では、へつる時に、鎖を使わずにはいられませんでした。



鞍部で ↓

岩から下りて、稜線鞍部で休憩を入れます。
ここは風通しの良い場所で涼しくて、休憩するのに好適でした。ヤマヒルが怖いので新聞紙を敷いてその上に腰を下ろします。
休んでいると、男女二人組が通って行きます。



カキノハグサ ↓

カキノハグサがまた姿を見せてくれます。岩尾根では見て来なかったので、この植物は、土のたくさんある場所を好むのではないかと感じました。
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6/4日 岩古谷(いわごや)山から4山周回その3:岩古谷山頂からの景観 コアジサイ カキノハグサ ヤマボウシなども

2018-06-08 07:07:25 | 草花
岩古谷(いわごや)山の長い石段歩きが終わり、山道は地道になっています。そうなると出てくる草花も数が増えて来ます。
いかに岩山であっても、スイスの有名な岩山とは訳が違い、我が国では有り難いことに岩の上に土砂の堆積があり、豊富な雨量と、四季があるお陰で、我が国固有の、豊かな植生が育まれています。

山の斜面にその片鱗が顔を現し始めました。

コアジサイ ↓

この花の”程の良さ”に好印象を持つ方は多いのではないでしょうか。



カキノハグサ ↓

この地方で、この季節の”定番植物”も顔を出します。



鎖場 ↓

今山行では、鎖とロープに頼らないことを心がけましたので、これを横目に見て、岩をつかんで歩いて行きます。



モチツツジ ↓

季節外れの真冬にも花を見せることのあるこの種類ですが、本来は今の時季が旬なのでしょうね。



鎖場 ↓

この鎖場は長い距離がありました。ここも岩だけをつかんで進みます。



ヒメイワカガミ ↓

ここのものは随分葉の小さい種類でした。残念ながら花の時季は済んでいます。



モチツツジ ↓

ここでも花付きの良い株が出てきました。



稜線間近 ↓

前方が明るくなり、稜線のすぐそばまで来ていることが窺えます。



稜線着 ↓

主稜線に乗り上げました。ここは東海自然歩道の一部となります。



鉄柵 ↓

岩の端は断崖絶壁となっていて、通行する人は鉄の柵で守られています。



鞍掛山に続く ↓

この鉄製の階段を下りて行くと、その道は東海自然歩道であり、鞍掛山まで続いています。



山頂 ↓

岩古谷山の山頂に着きました。眼前には広々とした眺めがあります。



三ツ瀬明神山 ↓

真っ先に目に付くのは、真正面にそびえる雄々しき姿の山です。三ツ瀬明神山も素晴らしい岩山です。
三河には明神山が二座あり、その一つがこの三ツ瀬明神山であり、残る一つはこれから向かう平山明神山です。



三ツ瀬明神山周辺 ↓

三ツ瀬明神山の周辺にも良い山が集まります。



平山明神山 ↓

これから向かうことになる平山明神山は少しだけ山陰になりますが、一番高いところはドーム形状になっていて、誰かが”三河のジャンダルム”とか呼んでいましたが、これはほめ過ぎですね。
ご飯を炊くお釜を伏せたような形状ですので、「釜伏せ山」程度がちょうど良さそうです。
(子供の頃に、埼玉県の秩父線寄居・波久礼(はぐれ)駅下車で、釜伏山ハイキングが出来ました。)



和市の集落 ↓

眼下に和市の集落が見えます。こうして眺めると、鄙びた風情が強調されるような感じがします。



これから行く3座 ↓

ちょっと苦しい写り方ですが、これから歩く3山が右から順に明神・大鈴・鹿島と見えています。



宇連山から鞍掛山 ↓

宇連山から棚山高原、鞍掛山の山塊も印象的です。



ツーショット ↓

三ツ瀬明神山と宇連山は、この地の両雄かもしれません。



遠くに愛知・静岡県境稜線 ↓

愛知と静岡の県境をなす稜線が、遠くにシルエット気味に見えています。



岩にガンピ ↓

山頂の岩のすぐ下に、ガンピが咲いています。



山頂を後にして、しばらくの間、東海自然歩道を歩きます。



ヤマボウシ ↓

ヤマボウシの花は木の枝の間からチラっと見えました。



岩壁に階段 ↓



東海自然歩道の”難所”とされている、岩壁を回り込むような道に差し掛かりました。
鉄製の階段や木段がつけられていますから、安全に通ることができますが、もしもこういう措置が講じられていなければ素人は絶対に通ることができないような場所です。

こういうことを見ても、私たちが山の頂に立てるのは、いろんな人の助けがあればこそだと思い知ります。
他人様の作った道や施設を歩いて、そのことに思いを致すべきだとつくづく考えています。
それゆえに、山の頂に立った時に「踏破」だの「征服」や「制覇」という、荒っぽくて高慢な言葉を用いるのは適当ではないような気がします。
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6/4日 岩古谷・平山明神・大鈴・鹿島の4山周回:その2:岩壁の間を登り、やがて岩の露出した地道となる

2018-06-07 07:02:18 | 草花
東海地方は、昨日から梅雨入りしました。
そんなことを危惧して、思い切って4日に山に入っておいてよかったと思いました。

岩古谷(いわごや)山の石段を登って行くと、やがて石段は終わり、いよいよ地道となりますが、岩の露出の多い道で、急な斜面ではロープなどが施されていて、登山者の安全に配慮されています。

朝早くから歩いていますので、まだ涼しく歩けていますが、やがて上着を一枚脱ぐ場面になります。
そんな中を一人旅ですので、マイペースでのんびりと登って行きます。

石段の平面部分は奥行きが少なくて、足をフラットに乗せると、かかとの部分は宙に浮くようなそんな所を慎重に踏んでいきます。

ヤマアジサイ ↓

ここのものは青い色が見えなくて、愛嬌に欠けるような花でした。



カラマツソウ ↓

こういう場所では初めて見たので、ちょっとした驚きでした。



女滝 ↓

”滝”と名前がついてはいますが、高さ30メートルほどはあろうかという岩壁から、水が滴る程度でしかありません。



シソバタツナミソウ ↓




ウワバミソウ ↓

湿り気のある場所ですので、こういう草も生えます。 でもこういう場所にはきっと、ヤマヒルもいることでしょうから、ぼやぼやしてはいられません。



イワタバコ ↓

岩壁にイワタバコが着いているのを見て、早々にこの場を離れます。  ヤマヒル怖い!



フタリシズカ ↓

花の穂はありますが、まだ白くはなっていません。



無人の建物 ↓

この建物は無人で風通しも良さそうですが、まだ使えそうです。夏場には活躍するのではないでしょうか。



男滝 ↓

こちらは女滝よりも水の滴る量が多くて、落下地点では浅い水たまりがありました。ここも素早く通過します。



石段 ↓

つま先部分だけは置けるような、そんな奥行きの少ない石段が続きます。



岩を潜る ↓

ここでは、岩の下を潜り抜けます。



岩を這う根っこ ↓



この根を見ると、この山では土の部分が少なくて、大部分が岩でできている山であるということを推察できると思います。
ひとつ上の画では、岩に沿って二本並んだ丸太のようなものは、あれでも木の根っこなのです。



ヤブレガサ ↓




猿渡橋のベンチ ↓

急な石段続きの道ですが、ここにベンチがあり、その上に続く階段に「猿渡橋」とありました。
ヤマヒルが怖いので、ここも通過します。
自分の中に、止まって休んだら、吸い付かれそうな恐怖感があります。



ホトトギス ↓




ダイモンジソウ ↓




この木の花は何? ↓

これは何の花でしたか?  
このあたりから石段は終わり、地道を歩くようになります。



カシワバハグマ ↓




コアジサイ ↓

コアジサイはこれから後、何度も見ることになります。



眼下に集落 ↓

和市の集落が見えて、高度が大分上がっていることが実感できます。



東屋 ↓

支稜線上に東屋が見えて来ました。これはとても景観にマッチしている建物だと思いました。
小生の中では「世界遺産」に認定しました。



鹿島山 ↓

本日最後に訪れる鹿島山が、北の方角にチラリと見えています。
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6/4日 岩古谷・平山明神・大鈴・鹿島の4山周回:その1:岩古谷(いわごや)山の石段を登り始める。

2018-06-06 09:12:46 | 草花
岩古谷(いわごや)山は遠くから見た時にはそれとはわからないのですが、全山が岩の山で、とても険しい道が続きます。
しかし、要所要所に鎖やロープ、階段、鉄柵などが施されていて、注意して歩けば身の危険を感じる様な場面はありません。
だからと言って、いい加減な気持ちで歩けば、たちどころに転落して、命を落とすような場面がたくさんある山でもあります。
今回はそれに加えて、ヤマビルの出る季節になっていて、小生は3年ほど前にこの山にちょっと立ち寄り、その時に気のゆるみがあって、ヤマビルに取付かれて、ひどい目に遇ったことがあるので、今回は相当神経質になってこの山に臨みました。

普段は着けないスパッツなどもして、ヒル除けのスプレーでこってりコーティングしてしまいました。

位置図 ↓


鳥瞰図 ↓

駐車場所から反時計回りで歩きます。

実行図 ↓

これも駐車位置から反時計回りで歩きました。

立体図 ↓

左から右に歩きました。



ユキノシタ ↓

駐車場に着き、そこで入念にストレッチをします。その周辺でこの花が目に入りました。



登山口 ↓

目の前に立派な案内標識が立っていますが、今回はこの道を使うことはありません。



車道歩き ↓

歩き始めにこの車道歩きとなります。



ウツギ ↓

車道沿いにいろいろな花が出てきます。



マタタビ ↓



マタタビの葉が斑に白くなっています。もう花が咲き出したか? 近寄って確かめると、未だ蕾でした。



オモト ↓

藪の中でオモトの花が咲いています。我が家のものよりも立派でした。



ドクダミ ↓

道端で見るこの花には風情を感じますが、庭で咲く花はいくら抜いても蔓延るので困っています。



堤石トンネル ↓

トンネルのところまで来ました。今回はこのトンネルの手前、右側から山に取付いて行きます。



テイカカヅラ ↓

目の前の壁にはテイカカズラがまだ咲いています。



トンネルの手前 ↓

さぁ、ここから山に入って行きます。



先ず階段 ↓

ここから「始めの一歩」となります。



次の二歩目 ↓

階段の道が続きます。



今度は石の段 ↓

山道の始まりは石の段でした。これも”セメント舗装”なんでしょうね。



アカデミックに説明 ↓

入口には”お約束の”説明表示があります。



岩の道 ↓



急峻な石段の道は岩の間につけられています。ヤマヒルが道に出ていないか、神経質になりながら歩を進めていきます。
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6/4日 岩古谷(いわごや)山・平山明神山・大鈴山・鹿島山を周回

2018-06-05 13:23:11 | 草花
梅雨入り前の昨日、奥三河にある、上の四山を周回してきました。

この山域ではヤマヒル被害が出ているそうで、そのことに気をつけながら歩きました。
その対処方法は、小生のことですから精々以下のことに注意する程度しかありませんが・・・・・

①地面の乾燥している時に山に入る
②肌を露出しない
③不用意に地べたに腰を下ろさない
③スパッツをつける
④ヒルにも聞くとされる市販のものをスプレーをする

そんな用意をしても、運悪くヒルに取付かれた時のために「塩」を用意し、軟膏も持参しました。

幸いなことにヒルにもダニにも取付かれることなしに山から戻ってくることができました。

山の中では、ヤマセミかアカショウビンの鳴き声のほかに、ホトトギスやハルゼミの声も聞くことができました。
小鳥のさえずりもたくさん聞くことができましたが、それが何の鳥なのか判らないのが残念なことでした。

山の中では、コアジサイと、たまに出てくるカキノハグサ以外は花をほとんど見ることが出来ずに、この時季は花の端境期になっていることを実感しました。

明日からシリーズ化してレポートしますが、写真の整理がついていない今は、周回した峰をダイジェストで報告しておきます。

行程図 ↓

車を置いたところから反時計回りで歩きました。
例によって、歩き始めと、歩き終わりには街道歩きがあります。



岩古谷(いわごや)山 ↓


岩古谷山の山頂 ↓

背後の薄い山体は今回は行かなかった三ツ瀬明神山です。



平山明神山 ↓



岩古谷山から眺めた平山明神山です。山頂部がドーム形状に見えています。

平山明神山の山頂 ↓




(左は)鹿島山と、(右は)大鈴山 ↓

岩古谷山から眺めた二つの山です。

大鈴山 ↓

これは平山明神山の「西の覗き」から眺めた大鈴山です。

大鈴山の山頂 ↓




鹿島山 ↓

岩古谷山から眺めた鹿島山を多少ズームして撮りました。

鹿島山の山頂 ↓

山頂は杉木立に囲まれて全く眺望には恵まれていません。
山の中腹にある神社にお参りしてから山を下り、車道歩きの後に、車を駐めてあった場所に戻ります。
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