三木市は、口吉川地区にある産廃事業者が新たに大型焼却施設を建設してそこで産業廃棄物と一般廃棄物の混焼する全面民間委託を打ち出しました。市民からは、ごみ処理の全面委託が賢明な選択なのか疑問の声が上がっています。
そこで、2月5日に日曜日に兵庫県立森林公園にて環境資源廃棄物研究家の岩佐恵美氏をお迎えして日本共産党三木市議団主催のごみ問題学習会を行いました。
急きょ開催にもかかわらず41名もの方が参加しました。
取り急ぎ、概要だけご報告します。
岩佐氏は「そもそもごみ問題とは」から紐解き、三木市が人口一人当たりのごみ排出量が県内トップであり、リサイクル率も決して高くないこと。そしてその原因が、事業系のごみの割合が高いことが大きな原因であることを明らかにしました。
国のごみ行政の問題点として、大型焼却炉を推進しており、ごみそのものを少なくする方向からも矛盾していることを指摘しました。
参加者から、「三木市がごみを民間に委託することについてどう思うか」の質問に対して、「民間事業者はごみを燃やして収益を上げる。三木市はごみの量を少なくするために住民の全面的な協力を得ながら事業に取り組まなければならない。行政が単に民間事業者に任せた方が安上がりであることを理由に民間委託しようとしている」と指摘しました。