今日は3月議会の最終日でこれまで2年以上かけて議論してきた直通バス(最終2億5千万円)について賛否が問われました。
直通バス2億5千万円を含む一般会計予算に対して、公政会の大西議員が直通バス2億5千万円を除く修正案を提出しました。賛同者として緑風の清地議員が名前を連ねました。
私は、採決にあたり、修正案に対しての賛成討論を行いました。その討論原稿をアップします。
修正案に対して日本共産党の大眉議員、私(板東)、公政会の大西議員、緑風の清地議員の4名が賛成し、それ以外の三木新党5が人、公明党3人、公政会5人が反対しました。
結果的には否決されましたが、閉会にあたっての市長のあいさつでは、これまでの市政運営の在り方についての反省と、今後の公共交通の見直しなどの決意が述べられました。今後の市長の市政運営に注目したいと思います。
<<<<<<ここから討論原稿です>>>>>>>
第21号議案一般会計予算の修正案について賛成の立場で討論します。
この修正案は、北播磨総合医療センター行きの直通バスの予算2億5千万円を除く予算にするものですが、直通バスの予算に賛成するのかが問われています。
この間、半数以上の議員の皆さんが、9コース8往復22台のバスで運行する直通バスのあり方に反対の立場でこれまでこられました。
今回この修正案に9名以上が賛成されると議会として直通バス2億5千万円を認めないという判断が下されるわけです。
しかしながら、採決してみないと分かりませんが、直通バスに反対されてきた方も含めて半数以上がこの修正案に反対という判断がなされるのではないかと思われます。
つまり、直通バスに反対されてきた方が直通バスの予算に賛成されようとしているのです。
なぜそのようなことがおこるのか。
予算を通さなければ、既に走っているバスが止まってしまうかもしれないという市民の声があり、運行事業者が予定している補助金が出せなくなることで三木市との信頼関係が悪くなることは市民全体の不利益にもつながると考えるからだと推察いたしております。
これまで当局はバス事業者の自主運行で補助金要綱の基づく補助金であれば事前の議会の承認を得ずとも法的に問題ないとしてきました。
しかし、議会との合意のない運行は議会との信頼関係を壊すものであったと思っています。
3月24日の総務建設常任委員会での採決前に私の質問に対して薮本市長は「これまでの反省に立ち返る中で、きっちりとした、議会と議会基本条例に基づいた方向で、意見交換を踏まえた中で臨みたい。」と述べられました。
「今後は議会との信頼関係を壊すことがないよう配慮し、必要なときは法的に問題がなくとも議会基本条例の本旨をわきまえながら議会対応していく」という趣旨だと前向きに理解したいと思っています。
また、私や他の議員の質問に対しても前向きな答弁をしていただいたと思っています。
総務建設常任委員会の採決では、市長の答弁を信じて私も賛成に回ろうとも思いました。
しかし、傍聴に来られている老人会や市長の支援者の方が「直通バスを止めないでほしい」と思っておられるのと同じように、これまで直通バスの問題点を指摘して見直しの意見を述べてきた私の後ろには、「今の直通バスの在り方はおかしいと」いう市民の声がたくさん寄せられています。だから原点に立ち戻り、直通バスのあり方はじめかから見直すべきだと予算を削減する方に賛成いたしました。
そして、この本会議の場でも直通バスの予算を除く予算に賛成の討論をさせていただいているわけです。
常任委員会の採決のあとも議員のおひとりおひとりがそれぞれの立場で直通バスの予算に賛成するのがいいのか、反対するのがいいのか悩んで来られました。
「常任委員会で市長は前向きな答弁をしたというが何も変わらないのではないか」市長に対する疑念の思いを持たれている議員がおられます。
私はこの度、直通バスの予算を削減しても、市長の権限である再議にかけることや、補正予算で再度2億5千万円の予算を再提案することが出来るから市長と議会がしっかり話し合いをしてその時に合意を経ることができればバスはすぐに止めることにはならないと考えました。
しかしながら、一方で「もし直通バスの予算を否決したら、市長は再議にかけることや補正予算の提案をせず、あえて市民の不安をあおるのではないか」このようなご意見もあったと思います。
直通バスの予算について反対する、つまり予算削減に賛成する議員を含めたすべての議員のなかで今動いている直通バスをすぐにストップさせることを良しとする議員はどなたもいません。
その上で過半数以上の議員が直通バスそのものに問題あると思っておられても修正案に賛成される方はそれ以下になるのではないかと思われます。
この度の採決の結果がどうなっても、薮本市長が述べられた議会と合意を図りながら直通バスのあり方を見直すとともに神戸電鉄粟生線の利用がしやすい環境づくりや、バスの市内同一低料金制の導入などの公共交通網の再編を行い交通弱者の移動する権利を確保する施策を真摯に実施していただくことができれば、賛成した議員も反対した議員も報われます。
逆に、少ししか見直しがされず、直通バスありきという状態が続けばこの間の議論が報われないことになると思います。
今議場におられる議員・傍聴者の皆さん、FMみっきぃーをお聞きの皆さんにとってこの後の採決以上に、今後直通バスと市長の市政運営に関心が寄せられることでしょう。
そして、市長がその関心と期待に答えていただけることを願って討論を終わります。
直通バス2億5千万円を含む一般会計予算に対して、公政会の大西議員が直通バス2億5千万円を除く修正案を提出しました。賛同者として緑風の清地議員が名前を連ねました。
私は、採決にあたり、修正案に対しての賛成討論を行いました。その討論原稿をアップします。
修正案に対して日本共産党の大眉議員、私(板東)、公政会の大西議員、緑風の清地議員の4名が賛成し、それ以外の三木新党5が人、公明党3人、公政会5人が反対しました。
結果的には否決されましたが、閉会にあたっての市長のあいさつでは、これまでの市政運営の在り方についての反省と、今後の公共交通の見直しなどの決意が述べられました。今後の市長の市政運営に注目したいと思います。
<<<<<<ここから討論原稿です>>>>>>>
第21号議案一般会計予算の修正案について賛成の立場で討論します。
この修正案は、北播磨総合医療センター行きの直通バスの予算2億5千万円を除く予算にするものですが、直通バスの予算に賛成するのかが問われています。
この間、半数以上の議員の皆さんが、9コース8往復22台のバスで運行する直通バスのあり方に反対の立場でこれまでこられました。
今回この修正案に9名以上が賛成されると議会として直通バス2億5千万円を認めないという判断が下されるわけです。
しかしながら、採決してみないと分かりませんが、直通バスに反対されてきた方も含めて半数以上がこの修正案に反対という判断がなされるのではないかと思われます。
つまり、直通バスに反対されてきた方が直通バスの予算に賛成されようとしているのです。
なぜそのようなことがおこるのか。
予算を通さなければ、既に走っているバスが止まってしまうかもしれないという市民の声があり、運行事業者が予定している補助金が出せなくなることで三木市との信頼関係が悪くなることは市民全体の不利益にもつながると考えるからだと推察いたしております。
これまで当局はバス事業者の自主運行で補助金要綱の基づく補助金であれば事前の議会の承認を得ずとも法的に問題ないとしてきました。
しかし、議会との合意のない運行は議会との信頼関係を壊すものであったと思っています。
3月24日の総務建設常任委員会での採決前に私の質問に対して薮本市長は「これまでの反省に立ち返る中で、きっちりとした、議会と議会基本条例に基づいた方向で、意見交換を踏まえた中で臨みたい。」と述べられました。
「今後は議会との信頼関係を壊すことがないよう配慮し、必要なときは法的に問題がなくとも議会基本条例の本旨をわきまえながら議会対応していく」という趣旨だと前向きに理解したいと思っています。
また、私や他の議員の質問に対しても前向きな答弁をしていただいたと思っています。
総務建設常任委員会の採決では、市長の答弁を信じて私も賛成に回ろうとも思いました。
しかし、傍聴に来られている老人会や市長の支援者の方が「直通バスを止めないでほしい」と思っておられるのと同じように、これまで直通バスの問題点を指摘して見直しの意見を述べてきた私の後ろには、「今の直通バスの在り方はおかしいと」いう市民の声がたくさん寄せられています。だから原点に立ち戻り、直通バスのあり方はじめかから見直すべきだと予算を削減する方に賛成いたしました。
そして、この本会議の場でも直通バスの予算を除く予算に賛成の討論をさせていただいているわけです。
常任委員会の採決のあとも議員のおひとりおひとりがそれぞれの立場で直通バスの予算に賛成するのがいいのか、反対するのがいいのか悩んで来られました。
「常任委員会で市長は前向きな答弁をしたというが何も変わらないのではないか」市長に対する疑念の思いを持たれている議員がおられます。
私はこの度、直通バスの予算を削減しても、市長の権限である再議にかけることや、補正予算で再度2億5千万円の予算を再提案することが出来るから市長と議会がしっかり話し合いをしてその時に合意を経ることができればバスはすぐに止めることにはならないと考えました。
しかしながら、一方で「もし直通バスの予算を否決したら、市長は再議にかけることや補正予算の提案をせず、あえて市民の不安をあおるのではないか」このようなご意見もあったと思います。
直通バスの予算について反対する、つまり予算削減に賛成する議員を含めたすべての議員のなかで今動いている直通バスをすぐにストップさせることを良しとする議員はどなたもいません。
その上で過半数以上の議員が直通バスそのものに問題あると思っておられても修正案に賛成される方はそれ以下になるのではないかと思われます。
この度の採決の結果がどうなっても、薮本市長が述べられた議会と合意を図りながら直通バスのあり方を見直すとともに神戸電鉄粟生線の利用がしやすい環境づくりや、バスの市内同一低料金制の導入などの公共交通網の再編を行い交通弱者の移動する権利を確保する施策を真摯に実施していただくことができれば、賛成した議員も反対した議員も報われます。
逆に、少ししか見直しがされず、直通バスありきという状態が続けばこの間の議論が報われないことになると思います。
今議場におられる議員・傍聴者の皆さん、FMみっきぃーをお聞きの皆さんにとってこの後の採決以上に、今後直通バスと市長の市政運営に関心が寄せられることでしょう。
そして、市長がその関心と期待に答えていただけることを願って討論を終わります。