板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

第16回神戸電鉄粟生線活性化協議会傍聴報告

2013-03-29 16:30:09 | その他
 今日神戸電鉄粟生線活性化協議会の傍聴してきましたので内容を報告します。
なお委員の意見とその事務局の答弁は私の聞き取ったメモを元に書いていますので実際の内容と違う場合もあるかもしれませんのでその部分の引用はご遠慮ください。


第16回神戸電鉄粟生線活性化協議会報告

日時:H25年3月29日(金)10:30~12:00
場所:三木市役所 5F大会議室

北井会長は所用で欠席

委員・オブザーバーの交代
<委員>
旧:小林清豪(小野副市長)→新:岩崎一喜(小野市総合政策部長)
<オブザーバー>
旧:浪越祐介(国土交通省近畿運輸局企画観光部交通企画課長)
→新:加納陽之助(国土交通省近畿運輸局企画観光部交通企画課長)

神戸電鉄より現状の報告がありました。

2012年度 4月~2月粟生線・全線における輸送人員の対前年増減率等の資料に基づき乗車数が3月末668万人/年になる推移であることが報告されました。

(人)  輸送人員 計画目標人員
2009年度 693    685
2010年度 681    690
2011年度 282    710
2012年度 668(推定)730

 尚、2012年度の輸送人員は4月~7月の神戸鈴蘭台高校の移転に伴う部分が大きいので補正推定値は660万人が実態の水準との説明でした。

 次に、西鈴蘭台の乗降人数の減少により神鉄バス・星和台線のダイヤ改正を明日(3月30日)から行う説明がありました。平日現在31本を5本減便、土休日30本を7本減便するようです。

 企画きっぷですが、シニアパスの発売状況は順調に推移しているとのことです。
2011年 1- 3月 479枚
    4- 6月 602枚
    7- 9月 709枚
    10-12月 841枚
2012年 1- 3月 986枚
     4- 6月 957枚
     7- 9月 1031枚
    10-13年1月 1092枚

 一方で、「粟生線~三宮 平日昼間&土休日お得きっぷ」の発売状況は以下のとおりです。
<第1期>
2012年 3月 1492枚
    4月 1024枚
    5月 957枚
<第2期>
2012年10月 741枚
   11月 832枚
   12月 902枚
2013年 1月 1020枚
    2月 1019枚

発売状況は増えているものの採算ライン1200枚に届いていないので神戸電鉄の評価としては低いようです。

 カムバック補助金ですが、3月27日現在で申し込みがあったのは神戸市7名、三木市7名、小野市1名、加西市1名の16名で平均補助額は40,500円です。

委員より意見が以下の意見がありました。

 会長よりカムバック補助金を申請した人がどのように知ったのか把握しているか?との質問に対して事務局より補助金を支給するときにアンケートをとる予定との答弁があった。利用者がどのような媒体で制度を知ったのか今後どこに宣伝を強化するのか参考になるので分かるようにして欲しいと注文があった。

 委員よりこの制度は6ヵ月後に補助金が打ち切られるがその後はどうなるのかという質問があり、会長がこの制度は粟生線を残そうという人が残すためのきっかけづくりであり、実際には6ヶ月後に他の交通機関を使うこともあるかもしれないが、残すために賛同を頂くことが大事ではないかと制度の趣旨を再度確認した。
 
 サポーターズくらぶの入会状況は2,934名で前回協議会から170名程度増えたようです。クラブ加盟店は28店舗となったようです。

 駅前パーク&ライド時間貸し駐車場の利用状況は押部谷・小野第2がパーク&ライドの利用者が少なく一時駐車の利用者が多い傾向で、その他の場所は堅調な利用。広野ゴルフ場前は利用者増加の傾向だそうです。

 粟生線全線開通60周年記念入場券の発売とミュージアムトレイン
の運行の説明がありました。

 神戸電鉄粟生線地域公共交通総合連携計画H25~28年(案)に対するパブリックコメントは神戸市22件、三木市6件、小野市1件の22件で基本的に計画を補強する内容で計画そのものを変更する内容はなかったとのことです。

 連携計画に基づいて平成25年度の取組方針について議論がなされました。

 委員より以下の意見がありました。
方針6の駅を中心としたまちづくりに期待するが具体的方針にギャップがあるのではないかという質問に対して、三木市からH24年度に緑が丘駅周辺の土地の用途緩和を行った旨の答弁がありました。

 「統合病院が出来る予定だが直通バスが走るが神戸電鉄の利用促進はどうするのか。」という質問に対して事務局の答弁は樫山駅からシャトルバスを走らせ時間はダイヤに合わせる予定とのこと。
続いて、「志染駅より粟生方面は1時間に1本しかない。神戸電鉄とどのような話をしているのか。」という質問に対して三木市のまちづくり部長が「難しい話で、存続から考えると間引き運転をしている状況。時間を含めて実態に即した運用をする」との答弁でした。
 続けて、「押部谷の方でも大きな病院が出来るのならと期待の声もある。それなのに1時間に1本では・・・。」と懸念の意見を述べられました。

 また、「粟生線~三宮 平日昼間&土休日お得きっぷ」について「期間が短くて使いにくい。」との意見に対して事務局(神戸電鉄)は「1月2回は利用して欲しい。普通の回数券になってしまう。」との答弁でした。続けて「なぜこの企画が伸びないのか。利用者の数字は書かれているが伸びない分析がなされていないのでは」との意見に対して「実態としてこれまでの利用者がお得きっぷに流れている。そうなると売り上げは減る」との答弁でした。
 「利用者の声をもっと聞いて欲しい。企業側の理屈も分かるが利用者に対してのニーズに答えることが大事ではないか」と意見されました。

 以上聞き取ったメモから拾いましたので質問と答弁の趣旨が違うかもしれません。内容の文責は板東にあります。どのような議論があったのか感じだけ理解してもらえればと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本会議最終日の討論原稿

2013-03-27 10:55:59 | その他
本会議最終日です。討論原稿をアップします。


2013年3月27日

3月議会討論原稿
8番 板東聖悟


 私は、第2号議案 三木市こどものいじめ防止に関する条例の制定について賛成、第8号議案 一般職の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、第19号議案 平成25年度三木市一般会計予算、第20号議案 平成25年度国民健康保険特別会計予算、第21号議案 平成25年度三木市介護保険特別会計予算、第23号議案 平成25年度三木市後期高齢者医療事業特別会計予算、それぞれ反対の立場から討論を行います。

 まず、第2号議案、三木市こどものいじめ防止に関する条例の制定について賛成の討論を行います。

 昨今いじめにより自殺する生徒が増えており学校だけでなく社会全体が問題を解決なくてはならないと考えます。いじめにより人の尊い命がなくなることがあってはなりません。また、いじめは人権侵害であるという立場から絶対に許してはなりません。

今回の条例は子どものいじめに関する条例ですが、私たちは職場や地域でおこっているいじめについてもなくしていけるように発展することを望みます。子どもたちにとっていじめについて相談できる場所が増えることはいいことだと思います。また、厳罰化をもとめる声も一部にある中、条例の趣旨にそぐわないとはっきり明言されている点で大きく評価できると思います。これらの点で、三木市子どもいじめ防止に関する条例について賛成をします。

 しかしながら、本来であれば条例制定には色々な人の意見を取り入れて時間をかけて制定すべきであり、何よりも当事者である子どもや教職員、保護者の思いや意見を反映させることに時間をかけ、努力すべきです。

またいじめをなくす社会をつくる上で市民全体が深く考え、話し合うことが市全体の財産になるのではないでしょうか。小学校や中学校のお子様を持つ保護者の方にこの条例についてお話をすると、「自分の息子はどちらかというといじめられるタイプの子どもですが、条例が出来たからといっていじめはなくなるとは思いません」と言われました。この条例が保護者や子どもに希望がもてる条例にしていかなくてはなりません。

いじめ問題の解決は、いじめをしている子どもが教師や子ども集団の働きかけの中でいじめられている子どもの痛みをわかり、本当に悪かったと反省できる人格的な成長を通して初めて解決と言えます。また、何らかのストレスやいらいらをいじめという形でぶつけているのであれば、その原因を取り除く取り組みも必要です。

いじめを克服したさまざまな取り組みの経験を学校間、教育委員会間の交流を通して学び合い、教育現場に活かしていくことを期待します。また、それができるような教師のゆとりを保障することも教育委員会には期待したいと思います。

 また、条例案第14条では教育基本法に定める「不当な支配」にならないよう十分留意していただくようお願いします。

 次に、保護者の責務について書かれていますが、自らの生い立ちや家庭環境など様々な事情から、子どもに愛情が注げないと悩んでいる親もいます。そのような親の悩みにも寄り添って支援することも大事なことだと思いますのでその辺の問題解決が図れるようお願いします。

 最後に、2010年に国連子どもの権利委員会が日本政府に対しておこなった勧告の中で次のように述べています。

 「高度に競争主義的な学校環境が、いじめ、精神的障害、不登校・登校拒否、中退及び自殺に寄与している」とし、「過度に競争主義的な環境による否定的な結果を避けることを目的として学校制度および学力にかんする仕組みを再検討すること」を求めています。

また、福祉・学校教育の現場や政策決定過程で子どもの意見が考慮されておらず、「子どもを、権利を持った人間として尊重しない伝統的な見方が、子どもの意見に対する考慮を著しく制約している」と指摘し、子どもが意見を十分に表明する権利を促進するための措置を強化するよう求めています。

この勧告の内容が三木市でも十分生かされるよう強く要望します。


 次に、第8号議案、一般職の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてと第19号議案、平成25年度三木市一般会計予算について合わせて反対の討論を行います。

はじめに、職員給与7%カットについてですが、労働組合の合意が得るべきだと考えます。本来であれば人事院勧告制度を基にした給与改定を行うべきですが、三木市の財政状況を考えたときにやむをえない理由であれば、労働組合の合意は当然得るべきものだと考えます。

 総務省のホームページを見ますと「市区町村別ラスパイレス指数、平均給与月額等の状況」という資料があります。「平成24年地方公務員給与実態調査」をもとにして作られたものですが、このラスパイレス指数を見てみると三木市は101.1で兵庫県の40市町中39位となっています。この指標だけで職員給与が県内での高いか低いかの順番は一概に言えませんが、少なくても高いとは言えないと思います。

 一方で三木市の財政状況について兵庫県が公表している2011年度決算にもとづく算定結果では実質公債比率12.3%で18位、将来負担比率42.6%で7位と決して財政危機宣言をしている市と言えない状況です。当局から頂いた資料で平成25年度当初予算案の概要という資料を見ますと、「早期健全化基準からは影響のない安全圏内」とあります。

 労働組合との交渉の中で当局は「財政危機宣言と職員給与7%カットは同時にやりたい」と発言をされています。また財政危機宣言の解除をしない理由として「1億円の基金の取り崩しを行ったこと」をあげています。職員給与7%カットをしなければ市の財政が成り立たないという状況は脱していると見るべきではないでしょうか。残るのは「財政危機宣言と(職員給与)7%カットは同時にやりたい」という当局の都合だけではないのかと思うのです。

 また、平成25年度当初予算では事業そのものを不要とは言いませんが職員給与7%カットしてまで急ぐ必要があるのか疑問に思う事業もございます。職員の生活にかかわる問題ですから当局の都合で職員給与7%カットを続けることに反対をします。


 次に平成25年度三木市一般会計予算のそれ以外の部分についてです。

 住宅リフォーム助成事業1000万円、肺炎球菌ワクチン接種に対する助成1872万円、交通安全対策の取組2460万円、保育所・幼稚園の保育料の負担軽減1億300万円、障害児のアフタースクールの拡充3245万円、防災対策3億9127万円等の今市民の求める事業もたくさんございます。

 しかしながら、先ほどの職員給与7%カット以外にも予算の配分、執行の内容について指摘させていただきます。

 はじめに、人権教育・啓発の充実として昨年度比100万円の増額で703万円の予算ですが、本来人権とは人間一人一人がもつ権利で時代によりその権利は広がるものです。しかし、今三木市で行われている人権学習は権利の当事者として捕らえるのでなく、他人の権利を侵害する加害者として捕らえた学習が主になっています。市民一人一人がもつ権利を自覚して、その権利を守るために他人の人権も尊重しなければならないことを学習すべきだと考えます。

 次に、この度三木市は中小企業振興条例を制定しようとしています。

商工業振興費5億7130万円は昨年と比べて1億7885万円増えています。そのうち企業誘致促進事業2億6300万円で46%を占めています。企業誘致促進事業は昨年と比べて1億5200万円増額していますが、中小企業対策の新規事業として1700万円しか増えていません。中小企業振興条例を制定しようとしている割に予算が少ないように思います。中小企業振興事業をはじめとした地域経済を循環させる予算をもっと増やすべきであります。

 次に、公共交通ネットワーク事業20万2千円で計上されていますが、三木市公共交通検討協議会で議論されていることが反映されずに直通バス事業の計画が進んでいます。あまりにもかけ離れると協議会の存在意義がなくなりますので議論を踏まえた形で運営を行っていただきたいと思います。

 また、この度、統合病院への直通バスに関することが本会議でも、委員会でも議論になりました。しかしこの直通バスに関する予算は平成25年度予算には上がってきていません。理由として、直通バス事業はバス事業者の自主運行によるもので、その運行経費にかかる赤字補填を三木市が行う予定で予算として計上されるのは来年度以降になるとのことでした。

私たち議員として2億5千万円の新規事業が赤字補填だから議会の議決は必要ないといわれても到底納得の出来るものでないことをここで申し上げます。


 第20号議案、平成25年度国民健康保険特別会計についてであります。 この間国民健康保険税は限度額の引き上げがあったものの所得割、世帯割、平等割は据え置かれております。しかしながら、加入者は低所得者が多く、所得に占める保険税の割合が多いため払いたくても払えず滞納にいたることが多いのが現状です。

また、滞納した時は短期の保険証になり、切り替えなければ保険証がないということにもなる可能性があります。加入世帯の約8割が年間所得200万円以下である国民健康保険制度は、もともと手厚い国庫負担なしには成り立たない制度であるにもかかわらず、この間、国庫負担率を半減させてきたことが今日の危機的状況の最大の原因と考えます。

市として、国に国庫負担金の引上げを求めるほか、兵庫県に対して独自支援金を強く求め、一般会計からの繰入れの増額等により、さらなる財政基盤の安定化を図るべきです。


第21号議案、平成25年度介護保険特別会計予算についてであります。 昨年度から3年ごとの見直しによる第5期介護保険事業計画に基づく保険料の改正で保険料15.2%引き上げられました。サービスをふやせば保険料が上がる、利用料が上がるといいます。そういう仕組みに根本的な欠陥があるわけです。 必要な介護が安心して受けられるよう求めます。


第23号議案、平成25年度後期高齢者医療事業特別会計についてであります。 75歳以上の高齢者を別枠の医療保険に囲い込み、高い負担を押しつけ、診療報酬も別立てにすることで安上がりの差別医療を押しつけ医療費削減を目的につくられた制度であり、この制度にそのものに反対であります。

保険料は2年ごとに改定されますが、今年度と2013年度の保険料は、均等割額が46,003円、所得割率が9.14%、被保険者平均では75,027円と2011年と比べて4,310円、6.09%引き上げになっています。75歳以上人口の増加と医療費増が、保険料に直接はね返る仕掛けになっているため今後もさらに上がることは避けられません。

年金が減額されるなど、高齢者の生活がますます苦しくなっているなかで保険料の軽減や一部負担金減免の充実、また健診内容の充実など、高齢者の健康を増進するために力を尽くすことを求めるものであります。

 以上討論を終わります。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市議団ニュースの原稿

2013-03-24 20:34:27 | その他
先日、直通バスについて思うところを書きました。それをもとに市議団ニュースの原稿を作成しました。内容も大きく変わりましたので原稿をアップします。


三木市議団ニュース

<統合病院の直通バスについて考える>

 今年10月開院の北播磨医療センター(統合病院)へのアクセスですが、当初みっきーバスを走らせる計画でした。その後、今の市民病院より10分程時間がかかるのを解消するために直通バスに変更しました。

 また、小野市民と比べて病院到着時間が遅くなり再来予約受付するのに不公平が生じるので公民館とバスに再来受付機を置くことになりました。
 各地区の公共交通説明会をうけて7ルートを9ルートに増便し停留所の数も増やしました。

 1回150円で1日8便走るので統合病院に行くには便利だと思います。しかし、病院行バスは途中下車出来ません。病院発のバスは途中乗車は出来ません。
 市民病院しか行けないバス(直通バス)は病院の行き帰りに買い物等の用事をするには使えません。


1回乗車あたり最低2030円経費!

バス事業者による自主運行に対してかかった経費(原価償却費+運転手人件費)2億5千万円を赤字補填します。
 当局の試算通りに乗車数があったとしても1回乗車に対しての経費は2030円です。

252人/日(当局試算の直通バス利用者数)×2回(往復)×245日(外来開院日数)
≒12.3万人(年間乗車数)

2.5億円(年間経費)÷12.3万人(年間乗車数)
≒2,030円(1回乗車あたりの最低経費)


公共交通の主要施策上回る経費

今回の直通バス計画はこれまでの三木市の公共交通の主要施策の予算をはるかに超える経費がかかっています。

直通バス経費
 2億5000万円
赤字バス運行維持対策補助金
 1億3600万円
神戸電鉄粟生線活性化事業
 1億1800万円
バス運賃等助成費(高齢者・障害者)
 5274万円

日本共産党議員団の考え方

「統合病院のアクセスを充実させるために」
①樫山駅からのシャトルバスの計画を早く示す。
②神戸電鉄の駅までの公共交通を充実させる。
③神戸電鉄の運賃助成とせめて1時間に2本へ復活させる。
④近くに駅のない地域は路線バスを充実させる。
⑤「体の不自由な人」にはドアツードアの対策を取る。

 統合病院へのアクセスは神戸電鉄を中心として考えるべきです。そのために樫山駅からのシャトルバスの計画を早く示すべきです。

 バスから電車に乗換えることを不便だと言ってしまえば公共交通は成り立ちません。今実際に公共交通を利用されている方は乗物を乗換ながら利用されています。

 利用者が本当に不便を感じるのは元々駅行きのバスがなかったり、あっても毎日走ってなかったり、時間が合わないことです。

 駅までの公共交通を充実させ神戸電鉄を1時間にせめて2本に戻す施策を行うべきです。駅のない地域の路線バスは本数を充実させるべきです。電車やバスの運賃は利用しやすい金額にすべきです。

 電車は「体の不自由な人」には不便だという意見があります。神戸電鉄の主要駅はスロープもあります。それでも利用できない利用者は公民館やバス停まで来て直通バスを利用することの出来ない方です。

 乗合バスやボランティアの送迎サービスを活用する等でドアツードアの福祉サービスを充実させるべきです。

直通バスの導入は慎重にすべき!

 今回当局の示す乗車予測は少し無理があります。公共交通の専門家からも「直通バスの利用者は30%と(予測)しているが実際はその半分」という意見も出てます。

 それに対して当局は「実際走らないと分からない」「運行後、必要に応じて改編する」と言います。

 ルートを見直してもバスの原価償却は発生し、1日8便のバスも昼間に人が乗らずに減便しても人件費は減りません。

 仮に導入するにしても慎重にしてリスクは避けるべきです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

統合病院への直通バスについて皆様に知ってもらうために

2013-03-22 00:50:05 | その他
 今年10月の開院の北播磨医療センター(統合病院)ですが、現市民病院より10分程度遠くなることから各地区の公民館に直通バスを走らせる計画です。

 市内9ルートを150円(※子ども80円)で1日8便走る便利なものです。

 各地で説明会が行われ、当初、各公民館からのみの発着予定の7ルートを予定していましたが、最寄りの停留場でも発着出来るようにして欲しいという要望が出されました。その結果9ルートに増便し沿線集落に1カ所程度の停留所を設ける変更を行いました。

 一見、誰が見ても今より便利になる直通バスについて三木市議会(3月議会)で大きな議論がなされています。日本共産党三木市議団はこの直通バスについて反対をしています。

「説明会で経費の説明は?」

 説明会では経費について説明は一切行われていません。当局は「金額が確定していなかったから説明会ではしなかった」と答弁していますが既に当局は説明会前の段階で1億~1.5億円かかる試算をしています。説明会を受けて2ルート増やしたので毎年2億5千万円の赤字補填をすることになります。

 仮に当局が試算する直通バス利用者が1日252人いたとしても1人当たり片道2千円、往復4千円近くを市が負担することになります。

<直通バスで統合病院まで送迎するのにかかる経費>

252人×2回(往復)×245日(外来開院日数)=123,480人/年間乗車数

2.5億円÷12.3万人=2,030円



安くて便利な方がよいが三木市の財政は赤字ではなかったのか!!という声が聞こえてきます。


「神鉄粟生線の活性化に逆行しないの?」

 本会議で本来神戸電鉄で統合病院へ行く人が直通バスを走らせると電車利用者が減らないか質問しました。

 「樫山駅からシャトルバスを運行させ利便性を図り運行時間が重ならないよう直通バスのダイヤを定める」という答弁です。

 まず、減るか減らないのかの問いに答えていません。

 樫山駅からのシャトルバスによる利便性を図るのは当たり前です。

 粟生線の活性化を主張している議員の中で「現市民病院に粟生線を利用する人が少ないから統合病院も利用する人は少ない」と言っておられる方がいるようです。

 現市民病院でも神鉄を利用されている方はそれなりにおられます。仮に利用者が少ないと思うのなら粟生線を使って統合病院に行ってもらうにはどうすべきか考えるべきです。

 私の周りの市民の方は、どうやったら粟生線に乗る機会をつくることが出来るか考え努力されています。今回の施策がこれらの市民の方の腰を折ることにならなければいいですが・・・。

「2億5千万円が議会議決なしで執行?!」

 今回の本会議で分かったことですが、この直通バスは、議会の議決を得ずに執行してしまおうと当局は考えています。

 通常議会では、今後行政が執行する事業にかかる経費とその元となるお金を何処から用意するのかを明らかにさせて、それが市民サービスとして妥当なのかどうかを議論し採決します。

 仮に次年度以降に経費がかかって来るものでも当年度に契約行為がなされるものは債務負担行為として予算を計上しています。

 今回の2億5千万円はバス会社の自主運行に対して補助金交付要綱に基づいて支給するもので、三木市とバス会社との間で契約行為がなされるものでないということだそうです。

 当局は具体的な内容は委員会でも示しませんでしたが、おそらく三木市とバス会社の間で金額の書かれていない覚書を交わして三木市の意向でバス会社に自主運行させるもののようです。

 法的に問題はないのかも知れませんが、法の網の目を潜り抜けるようなやり方を行政が悪びれる様子もなくやろうというのは危険な気がします。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本会議1回目の質問に対する答弁(まちづくり部関連)をおこしました

2013-03-19 01:03:43 | その他
本会議1回目の質問に対する答弁をおこしました。一部要約している部分もあります。文責は全て板東個人にあります。

まちづくり部関係
①中公園のバスターミナル構想が持ち上がったときからの経過について。
⇒(井上部長) H20年12月18日自由が丘区長協議会ながとろ腹水池開発に伴う団地取得に関する要望書の中でロータリーの設置要望がされている。H21年12月15日付でも再度ロータリー設置の要望を提出頂いた。

②地域住民の方が意外と知っておられないと感じたわけですが、たまたま私が聞いた人が知らなかっただけなのか、それともまだ知らない人が多いと思っておられるのかお尋ねします。
⇒※具体的答弁なし

③地域住民に構想の周知はどのようになされてきたのか。
⇒(井上部長)H24年度に実施設計をしている。具体的な計画構想について住民説明用の資料が今年度末で出来る。それで住民説明を計画している。既にまち協を通じて近隣区長会への説明は終わっている。また周辺住民への説明会を終えたところ。今後全住民に対して可愛がられる地域のふれあい拠点となることから回覧等で周知に努めたい。
  
④自由が丘中公園が地域のふれあい拠点は理解できるが、志染駅があるのにあえてここをバスのハブターミナルとされたのか。
⇒(井上部長)本当は志染駅周辺にそういうターミナルが取れるといいが、用地的な問題もある。当地に決めた理由は自治会の要望も踏まえ志染駅から1キロ以内の徒歩圏内であることから決めた。

⑤方転場の横には50台の駐車場を予定されています。どんな人が利用することを想定しているのか。
⇒(井上部長)直通バス、地域ふれあいバス、路線バス等の乗り入れを計画していることから、直通バスの利用者、路線バスの利用者、乗り継いで神鉄の利用者、公園利用者を想定している。


一般会計予算のバス対策事業1億5122万円について
⇒(井上部長)内訳は赤字バス運行対策補助金1億3600万円(内訳コミバス5000万円、路線バス8100万円、緑が丘循環バス50万円等)地域ふれあいバス運行委託料450万円、備品購入費450万円です。

①市長は神戸電鉄に経営の改善を求めています。しかし神姫バスには同じような経営改善は求めていないと思います。この点についての見解は。
⇒(井上部長)市として民間事業に対して市が関与しないことが基本だが多額の補助金を支出している事業者については経営改善等求めていく。但し、バスの場合経営改善は直ちに減便や休止、また廃止ということに直結するので慎重に考えて対応しないといけないと考える。

②神戸電鉄とバスの輸送人員についてお尋ねします。
⇒(井上部長)神鉄について今年度(H24)は672万人の見込み。路線バスはH23実績でみっきーバス8.8万人、路線バス34万人、合計約43万人。神鉄のH23実績は682万人となっている。


神戸電鉄粟生線について
神戸電鉄粟生線地域公共交通総合連携計画案(平成25年度~平成28年度)についてパブリックコメントを募集している。その中に取組むべき事業の方針7には駅を中心としたまちづくりの推進という項目がある。

①三木市としてどのようにここで言うまちづくりを推進していくのか。
⇒(井上部長)駅周辺の用途地域等の見直しにより、駅周辺人口の増加をはかるもの。昨年は緑が丘駅周辺の用途地域の緩和を行なった他、現在は特別指定区域制度や開発指定区域の活用により、駅周辺に位置する市街化調整区域で住宅建設が可能となるよう手続きをすすめているところです。二つ目は、神戸電鉄粟生線活性化協議会を活用し駅周辺の商店街と連携したイベント等でにぎわいを創出することにより駅周辺の魅力を高めていきたい。


②三木市民が粟生線に乗る機会をみすみすバスで運んでしまうものだと思うのですが統合病院の直通バスとの整合性について。
⇒(井上部長)統合病院の直通バスは高齢者等の移動手段を確保するに加えて一人でも多くの市民の皆さんに統合病院をご利用頂くことを目的に運行するものです。一方神戸電鉄の利用者に対しては樫山駅から統合病院へのシャトルバスが運行することで利便性高める計画としています。直通バスと神戸電鉄いづれも1時間に1本の運行であることから運行時間が重ならないよう直通バスのダイヤを定めることにより整合性を図りたい。


自由が丘団地入り口交差点の志染踏切
①この踏み切りについてこれまでの対策について。
⇒(井上部長)志染踏切のように信号と踏切の間に自動車が停止する場所のない個所は志染踏切の他、緑が丘駅の両側と志染駅-広野ゴルフ場駅間の野の池側踏切があります。4か所の踏切では信号と踏切が連動した踏切感知信号が設置されており、更に障害物検知装置が備えられていることから踏切施設として一定の安全対策は講じられていると考えている。しかし、危険な状況があるので志染踏切については県と注意間喚起を促す等の看板の設置により注意喚起を呼び起こす対応等で考えたい。

②踏切が開いたあとに信号が変わるようにならないのか。
⇒(井上部長)志染踏切は遮断機が下りている時間は最大で108秒です。これに加え県道交差点の信号待ち時間があるため自由が丘団地から県道へ出ることが出来ない車両が多いといいう状況です。遮断機が上がったあと通行可能な赤色点滅の信号になるよう操作することは大変難しいと考えている。仮に信号の切替操作が出来たとしても主要県道の交通量が多く渋滞している実情もありますので自由が丘からの交通量もはけないと考えるところです。今後は警察や神戸電鉄、兵庫県と協議のうえ少しでも改善が図れるような信号制御をたとえ僅かな秒数であっても対応が図れるような申入れを今後していきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする