板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

神戸電鉄について

2012-06-19 19:21:06 | 市政報告
 質問の最後です。神戸電鉄粟生線の問題です。

<1回目の質問>
(板東)
 最後5番目の質問ですが神戸電鉄についてお尋ねします。通告していました1点目のワンコイン切符の取組ですが昨日の同僚議員に対する答弁がありました。

 2月22日から5月末までに3700セットを販売し神鉄が現在結果を検証中とのことでした。神戸電鉄が結果を検証するのは当たり前ですが、三木市としても独自の評価と判断をする必要があると思うのです。

 1つ目に3700セットという数はどのようにうけとったのかお尋ねします。

 2つ目に神戸電鉄が行う検証のポイントをお尋ねします。

 2点目に5月からの粟生線の減便についてお尋ねします。この点についても同僚議員も質問されていますが答弁漏れもあるようですので再度お伺いさせてもらいます。

 1つ目に減便による市民の声について把握していれば教えてください。

 2つ目にこの減便政策は当面続くのかどうかお聞きします。

 3つ目にこの減便を続けて本当に活性化が出来ると思っておられるのかお尋ねします。

 最後3点目ですが、新病院の直通バスの計画がありますが、神鉄沿線地域についても神戸電鉄を活用した計画になっていないよう見受けました。

 神戸電鉄の活用計画はないのかどうかお聞きします。もし企画段階で検討されていたのであれば、なぜ外されたのかその点についても教えてください。

(井上まちづくり部長)
 ワンコインきっぷの状況についてでございます。そのうち市として、ワンコイン切符の認識はというまず1点目のご質問ですが、沿線住民の声を反映した企画でもあったことから、市民の皆様にも話題に上がり、利用促進の効果は十分にあったと考えています。

 次に、神鉄が行う検証のポイントはというご質問ですが、泉議員にお答えしたとおり、新たな乗客増につながっているか、収益増につながっているかを検証し販売を継続するかどうかを判断すると神鉄から聞いております。

 粟生線の減便についてでございます。市民の皆さんからの声につきましては泉議員にお答えしたとおりでございます。

 つぎに、ずっと続くのかというご質問でございますが、粟生線の減便につきましては、神戸電鉄株式会社の収支改善策のうち、運行経費の削減として平成24年5月19日から実施されております。

 利用実態に合わせてダイヤの再変更も検討し、実施していくと神戸電鉄から聞いております。

 次に、本当に活性化が出来るのかとの質問でございます。

 粟生線の減便につきましては、先に述べましたとおり、神戸電鉄の収支改善策の一環として実施されたものです。これは利用者の少ない時間帯を中心に減便を実施することにより輸送の効率化、コスト削減を図るものです。よって、利用者増加という意味での活性化とは一見相反する内容ではありますが粟生線の維持存続にむけては必要な施策であると認識しております。

 新病院の直通バスの計画に神戸電鉄の活用を考えないのかの質問でございます。

 統合病院への直通バスは交通弱者の足の便を確保する事を目的に統合病院まで運行するものであり、神戸電鉄の利用増とは考えを異にするものです。よって検討の対象とはしておりません。


<2回目以降の質問>
(板東)
 ワンコインきっぷの開催中に今回志染駅以降の減便になったわけですが、ワンコインきっぷが試験的になされてる中で、このようなことをしたら試験になるのかと思うのです。あえて減便にしたらどうなるのかを見たかったんだということなのか、三木市としてどのように認識しているのか聞きたいと思います。

(井上まちづくり部長)
 ダイヤの減便実施中にもかかわらずワンコイン切符の導入とラップしたことで、試験的であっても意図的にそのような時期を選んだのかという質問ですが、決してそうではございませんで、活性化協議会が沿線住民の声をお受けしていち早く神鉄さんに働きかけて、神鉄さんがその声を聞いて試験的に導入を図ったものでございます。

 また、減便という事は神鉄さんの収支改善策の一環として長期的な視点に立たれて計画的にされていくものでたまたまラップする時期になったということです。

(板東)
 意図的でなくたまたま重なったという話でした。

 ワンコイン切符の検証というのが減便になったということで本当にできるのかと思うのです。減便になって人が減ったのか増えたのか、ワンコイン切符によって増えたのか、元々減便になったから減ったのか、その辺りがわからなくなってしまったというふうに思うのです。

 そのようなところで神戸電鉄のワンコイン切符の検証を待っているところなんだということでしたが、神戸電鉄に対して、ワンコイン切符の検証についても三木市が独自で評価していくべきでないかというように思います。どのように思われますか。

(西山技監)
 お得切符については神鉄自体がやろうということで活性化協議会の中でも始めているのです。

 減便については、昼間の非常に乗客が少なく、空気を運んでいるというご意見も頂いた上でこの時間帯であれば市民の方々に迷惑をかけるのが最小限という判断をして、その時間帯にご利用になっていたお客さんも神鉄の担当に聞きますと、ちょっと早い便に動かれていると、違う便に乗っていただいている状況だと聞いておりますので、乗客の方についてはあまり減らないのかなと判断しています。

(板東)
 昼間の時間帯が非常に少ないとこれまで言われてきていると思います。

 私もそのように思っていたんですが、実際1時間に4本のときは恵比須駅でその時間に乗っても2人くらいしか乗っていなかったんですね。実際今回減便になってみるとベンチに座れないくらい人がおられるんです。それは恵比須駅に限った事でなく上の丸駅でもベンチに座れないくらい人いたよという話を良く聞きます。

 神戸電鉄が影響ないんだという話をしていましたけど、4本を1本にしたから人が集まったんだということですが、そんなに少ないと言えるのかなと思うのです。実際志染駅行くときには既に立っている方たくさんおられます。

 そういう状況についても市役所の職員も利用されていることですからその状況もわかっていると思うのですが、そのあたり当局としてどのような状況なのか、神戸電鉄から少ないと聞いていたからそうしたんだというのでなく、実際に大丈夫なのという話があってしかりだと思うんです。

 三木市として減らせというだけでなく、大丈夫なのという事も含めて言っていただきたい。なぜこのように言うのかというと、最悪のシナリオ考えると、5年間の存続することになっています。3年先には5年後どうするのかという話になったときにやっぱり減りましたとなっときに、そのまま、言われるとおり減便もしました。というように話で、これ以上何もしようがありませんとなって、本当に廃線になってしまうのではないかと思っています。

 本当は、昼間でも人が(電車を)使えるように三木市が努力するという立場でやっていくべきではないか。神戸電鉄に対しても経営努力が必要ですけど、それ以上に三木市が神戸電鉄に乗ってもらうことをやってもらっていると思うんですが、まだ足りないのではないかと思うのです。

 減便になったところでいうと、神戸電鉄の言うがままではないかというのは平日と土日によっても1時間に1本になっているところ全然違うと思うのです。どのように違っているのかという辺りもお聞きしてますか。

(西山技監)
 1時間に1本になっているダイヤについては粟生駅でJRと接続しています。JR加古川線が1時間に1本ぐらいですのでそのダイヤに合わせている状況です。

 これから活性化協議会などで乗客数を増やす努力をしているところですので今の地点で乗客が増えるわけないとか、そういうことは言わないで欲しい。

 出来たらこの方策はこのようにしたらいいのではないかというような提案をいただいたらありがたいと思います。 

(板東)
 減る減る言わないで欲しいということですが、実際に恵比須駅でいうと電車行ってしまうとバス乗りますよ皆さん。その人たちは、今度神戸電鉄に乗ろうとならないですよ。1本逃したら1時間待たなアカンのですから。それでも乗ろうとはなかなかならないですよ。

 特に減便というのは活性化しようというのならもっと市民の皆さんに便利に乗ってもらうためにどうするのかをすべきであって、先程1年単位でという話もありましたが、もっと長いスパンで見たら減便をするのでなく増やすまでいかなくてもそのような方向で考え方としてもっていかなくては残らないと思いますよ。

 全国の中で赤字になっているところで、どこ見ても、減らしたところで残っているところはないと思うのですが、もしあれば教えてほしいのですが。

(西山技監)
 減便したところで存続しているところがあればという事ですが、存じておりません。

 乗っていただくには魅力が必要だと思うのです。電車が行ってしまったらバスに乗るというはなしもありましたけど私自身も6月からJRに乗って、粟生で神鉄に乗り換えて来ています。非常に時間がかかりますけど、実際にバスの方が早いのですが、やはり対策として利用したいなとしておりますので、という声を届けて、一人でも多く乗ってていただくように努力してまいりたいと思っています。

(板東)
 西山議員(※技監の間違い)自身が努力含めて言っていただいたのでこれ以上は平行線になりますので私からの質問はこれで終わりたいと思います。

 ただ、再三申し上げますが、活性化するには減らすのでなく増やさないと人に乗ってもらわなければならないわけですから、そのために、経営改善よりも一人でも多く乗ってもらうための努力をしてもらうべきだと最後にもう一度強く言って終わりたいと思います。有難うございました。



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観光資源としての湯の山街道について

2012-06-19 18:59:49 | 市政報告
 湯の山街道に景観条例をなぜ作らないのか?市民の方から素朴な質問をうけました。私も素朴になぜだろうと思い少し勉強しました。まだまだ勉強不足で質問の要点も不十分です。

 でも当局の答弁も私の質問から離れているように思います。

 少なくとも、当局がもっと前のめりになって取り組むべき課題ではないかと思うのです。今回の答弁を踏まえてもっと勉強していきたいと思っています。


<1回目の質問>
(板東)
 観光資源としての湯の山街道についてお尋ねします。

 城跡地には歴史の杜構想の中でも言われています。その城下町の街並みであります湯の山街道の景観をどのように残していくのかということも大事だと思います。私の実家も街道沿いにありますが、議員になるまではいまさら景観保全はないだろうとこのように思っていました。

 しかし、三木市が観光拠点として湯の山街道を考えており実際日曜日には観光客が湯の山街道を歩く姿をよく見かけます。それであれば今からでもやはり真剣に考える必要があるのではないかと思うようになりました。

 1点目として三木市の湯の山街道の位置づけについてお尋ねします。

 2点目として、このような状況のなかでどのようにして景観を保全していくのかお尋ねします。

(永尾産業環境部長)
 観光資源としての湯の山街道の三木市の湯の山街道の位置づけについてお答えします。

 湯の山街道沿いの町並みは古い町屋や大正時代から昭和の間にかけて流行した看板建築など当時の歴史を残した家並みが多く残っています。三木市では江戸後期の旧玉置邸住宅や明治末期の旧小川家別邸を核に湯の山の町並みも観光資源の一つとして位置づけています。

(井上まちづくり部長)
 湯の山街道につきましては、兵庫県の景観条例に基づく景観形成地区の指定を行うかどうか検討するため、平成18年度に兵庫県が調査を実施しております。その調査結果については、三木城下町まちづくり協議会にもご説明申し上げ、ご意見もお伺いした結果、景観形成地区の指定までは行わず、地元地域でルールを作って景観保全に務めていくという方針となりました。

 その後、平成20年9月に三木城下町まちづくり協議会において三木歴史街道まちなみ景観ガイドラインが作成され地元地域のルールとして活用されておりますので、市としましても地域住民の意向を十分に踏まえて景観保全に務めているところです。
 

<2回目以降の質問>
(板東)
 まち部の部長さんから平成18年に県の調査によって今の地元住民で保存に向けたルールを作成していくとうような流れになったのだとうことですが、県の調査を入れるべきだということは三木市の方から提案したものですか?

(井上まちづくり部長)
 県調査の流れから三木市歴史街道町並みガイドラインの策定に至るまでの経過についてのご質問の中で平成18年の調査は市が要望したのか、県がやってきたのかというご質問ですが、丁度平成18年に県が全県的に調査を実施したものに三木市が協力したものでございます。

(板東)
 県の全県的な調査の中で便乗したんだという話だったと思います。

 三木市がなぜ景観条例を作らないのかとうのが分からないのです。私も昔のことは良く分からなかったので少しだけ調べたら城下町まちづくり協議会さんも去年までは三木市に対して景観条例を作ってほしいという要望をしていたそうですがあまりいい答弁をいただけなかった。

 その中で景観形成などの住民協定をしていくしかこの町並みを残せないと思うようになったのだとおっしゃる方もおられます。

 正式な協議会の回答ではございませんけど、その辺りの認識がずれておれば訂正していただいて、市の考え方についてお聞かせ下さい。

(井上まちづくり部長)
 景観形成地区の指定という事で住民の中には指定を望まれる声のご質問を頂きましたけど、景観保全に対する住民皆様の機運が高まり、ほとんどの住民の方が賛成されている状況にならなければ指定は難しいというように考えています。

 それぞれの所有者の方に改築・改修時に制約がかかります。当然それについては町並みの住民のルールで十分代用なされていると判断しています。

(西山技監)
 まちづくり部長から答弁させていただきましたが、補足させていただきます。

 住民ルールというのでガイドラインを作成されております。それにつきましては、市と地元と会と協議をして、景観形成地区に指定されますと個人的な制約、建て替えるときの制約というのも出てきますし、個人的に強制も出来ませんので住民ルールとしてのガイドラインをつくるということになりまして、県の方がガイドラインをつくっているということでございます。

(板東)
 もう一つ、良く分からないのですが、景観形成の住民協定を結んだとしてもそれは一定の住民の合意を得れれば法的な規制もかぶせていけると聞いています。違っていたら言ってください。

 住民の方の意見を全て尊重していたら景観が守れるのか、それが難しいから景観条例というものがあると思うのだが、あくまでも住民だけに任せておいて守れるのか。

 城下町まちづくり協議会さんなどが大きな湯の山街道、姫路道、東条道、明石道、かわし道、全てに住民協定を結ばせるというのが時間がかかるのだと聞いています。

 そのような中で三木市は、合意するまで待っているのだということであれば、最初に産業環境部長さんが答えていただいたように湯の山街道の景観大事だとせっかく言っていただいたのに、それが守れるのか矛盾すると思うのです。

 勿論、城下町まちづくり協議会がそれぞれで住民協定を結んでいく事を進めながら、行政は行政でそれをバックアップしていき場合によっては景観条例も作っていくというような流れをしてくべきではないかと思うのですが如何でしょうか?

(北井副市長)
 一般的に申し上げますと、景観の保全というのは大変全国的にも重要な問題で、指定に関しては、大変規制がかかってしまいますと、なかなか改修とか、改造とかなかなかできない状況になってきます。

 基本的にこの指定をするためにはそこの住民の方たちのほぼ、一般論ですが、100%に近い形の同意が必要になってきます。

 奈良県の小倉町の辺りだとか、天理の桜井の辺りの地域の指定についても個々の同意を取るのが大変難しい状況です。

 地元住民の皆さんの意向が大変重要になってまいりまして、城下町まちづくり協議会の意向については半々から反対の方が多いと理解しています。

 市としましても住民の皆様方とともに、進めて参る必要がございますので、進め方については、まちづくり部長が答えたとおり市長室としては進めて参りたいと考えています。

(板東)
 まちづくり協議会での合意というのが、半々から反対が多いくらいだという話でしたが、なおさらまちづくり協議会も苦労されていることが分かるわけです。

 そこは任したというのではなくて市は市で協力していただける方を増やしていく努力をしていくべきと思うんだけど、協力はしていくんだという話を12月議会でも同僚議員が質問されたときには保存していくように進めるんだという話でしたが、具体的にこのように一緒にしているとかこのようなことをしているという話が聞こえてこないのですが、一緒にするのであれば一緒に合意を形成する為に一緒に廻っているのだとかいう話が出てきていいのではないかと思うのですが、具体的にどのような努力をなされているのかお聞きしたいのですが。

(西山技監)
 景観の、まちづくり協議会と連携して町並み保全を具体的にどのようにやっているのかというご質問にお答えさせていただきます。

 まちづくり協議会が作られているのは三木歴史街道町並み景観ガイドラインに基づいてPRをやっています。市としては、建築確認のとき、また不動産屋とか業者の方とか市民の方とかがご相談とかに見えられたときにまちづくり協議会でガイドラインを作っておられますので沿ったような形で建築とか改築とかその辺を進めて下さいということで、窓口でその辺の指導、助言等一緒に行っております。

(板東)
 一緒に勧めていくというのは建築確認だとか事務的なことは三木市がしますよということしか聞こえないんですよね。

 そうではなくて、それで景観が守れるのかということを私は言っているのですがどんどん町並みが、人が居なくなって誰かに売られてそこが更地になっていく状況がどんどん進んでいるわけですよ。そのような中でこれだけ大きな街道がずーと続くところは兵庫県でもなかなかないんだという話もお聞きしています。

 それだけ広いところを保全していくというのにまちづくり協議会だけに努力をさせといて、私たちは建築確認の時には業者には言いますよっていうのでは、一緒にやっているというふうにならないんじゃないのかと思うのです。

 私がお聞きした人も言われていたんですが、もっと市が率先して動いてくれたら自分たちはもっと出来るのにとうようなことを言っておられたんで、是非ここは事務的なこと意外にも、一緒に合意を得ていくというところに取り組んでいただきたいと思うのですが如何でしょうか。

(北井副市長)
 市のほうが何もしていないのかということでございますけども、実際今の湯の山街道のスタート、一番最初に湯の山街道を市民に宣伝してきました。歴史街道協議会に入らせていただいて市の方が積極的に売ってきた経過があります。

 その時に、街道沿いに看板を作ったのも市でございますし、恵比須とかの道路の側せきに車の人が通ったら見えるような看板も市が積極的に作ってきています。これは補助事業など活用してやってきたものです。

 そのあと、城下町まちづくり協議会ができ、その中で協力していきながら進めているものです。市が何も積極的にやっていないとうことではなくて、市が主体的に進めているものです。

(板東)
 話が平行線で私は合意を得る為のところでもっと一緒になってもらえないかと話をするんですが、市当局の答えはこういうお金を出している、看板を作った、事務的なことをしているとうあたりの話になっている気がするんです。

 お金もそうですが汗を一緒にかいていくという辺りを頂きたい、それを希望するということでこの件についてはこれ以上話をしても平行線をたどると思いますので次にいきたいと思います。

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歴史・美術の杜構想と図書館活性化構想について

2012-06-19 18:40:15 | 市政報告
 続いて、歴史美術の杜構想と図書館活性化構想について質問をしました。私は各公民館の説明会の内容を受けて、感想を踏まえて、この問題はオール・オア・ナッシングではないのではないかと訴えたつもりです。

 文化財指定を受ける事自体に反対の方はほとんどおられないと思います。ではなぜすんなりいかないのかを考えました。


<1回目の質問>
(板東)
 次に、3番目の質問ですが歴史美術の杜構想と図書館活性化構想についてお尋ねします。昨日、泉議員、大西議員からも同様の質問がございましたので、そこでの答弁を踏まえてご質問させて頂きます。

 私も2箇所で説明会を聞きましたが、市民にとって、何がどうなるのか、まだ良く分からないのではないかと思うのです。歴史美術の杜構想にかかる経費の概要はわかりました。

 しかし、そもそも、歴史美術の杜構想が何なのか、そのロマンを感じなかったのは私だけでしょうか?図書館の活性化構想についても、工夫してより良いものをつくるとはいっていますが、計算式だけで三木の知的、文化的なにおいを感じるわくわくする図書館が出来るとはとうてい思えませんでした。

 今回の説明会で市民の皆さんに歴史美術の杜・図書館ともにわくわくさせる事が出来たとお思いかどうかお聞きします。

(松本教育長)
 歴史美術の杜構想と図書館活性化構想についての質問で、議員からは「わくわく」という言葉を使われました。通告できいておりましたのは、合意であるとか共感という言葉を使われておりましたので「わくわく」というとそれ以上の市民の高まりというふうに受け取りましたので、市民の主観的な部分もありますのでお答えできませんが、一つある会場で反対意見が多かった、批判的な意見が多かった会場もございまして、中には、その中で意見が言いにくかったからといって、アンケートという形を取っていましたので持ってこられた市民の方の一人の意見を紹介します。これをまさにわくわくの域だと思いますので・・・。

 「歴史美術の杜構想はとてもいいと思います。完成が楽しみです。(中略)だから市内の看板整備、ハイキングコース、トイレ整備やレンタサイクルなどそういったさまざまな工夫がなされて三木が歴史の町としても有名になる日を市民として楽しみにしています。頑張ってください。」

 このような意見も頂いています事をわくわくという質問の答えとします。


<2回目以降の質問>
(板東)
 説明会で出た一市民の一例を聞いたわけではなく、全体的に教育委員会はどのように受けとめたのか、思ったより反対意見多かったな、賛成意見多かったなとその辺りを聞きたかったのですが如何ですか。

(松本教育長)
 泉議員、大西議員の質問にお答えしましたように、歴史美術の杜構想におきましては、ほぼ賛成意見・反対意見同数でございました。図書館につきましては賛成意見のほうが多かったというふうな認識でおります。これはほぼ私の思い通りでございます。

(板東)
 歴史美術の杜は同数で、図書館は少し賛成の方が多いということで、教育長が思い描いていた通りの世論であるという認識であると受けました。

 昨日、同僚議員の質問に対して教育部長の答弁の中で賛成意見と反対意見が半々ということで、賛成意見として「十分議論して進めるべき」とありました。これについて賛成意見と言ってしまっていいのかと思っています。

 いま、問題なのは全くもって反対だという人と、賛成だという意見ではないと思うのです。それよりも、どうなってるのか良くわからないというところで、議論が進んでいるんだと思うのです。

 教育長は同数だという判断ですが、私はもう少しその辺りの認識は改めたほうがいいのではないかと思っています。

 昨日同僚議員の質問に対して市長さんが最後に平成19年に議会で進めるようにいったのが歴史美術の杜構想の最初だという説明があったと思います。

 私もそうだったと思っているのですが、今となぜこのように方向が違ってきたのかなと思うと、当初上の丸城址と付城を文化遺産にしたいという話だったと思うのです。それがいつの間にかエスカレータをつけるて、図書館を動かして芝生広場を作ってというふうな話で話がどんどん大きくなったんだと思うのです。

 そのような中で、財政危機宣言をしているのに、そこまでお金をかけてするべきものなのかという辺りでそでまでほとんどの方が賛成していたものが市民の声が変わってきたんだと思うんです。

 根源として(構想を)大きくするのではなく、付城と城址については文化庁指定をしてもらうことは問題ないと思うのですけど、図書館の問題と別にすればもっと楽に話は進むのではないかと思うのですが・・・。

 ここで問題になるのは文化財の指定を受ける事が大事なのか、図書館を移転させる事が大事なのかどちなのかお聞きしたいのですが。

(松本教育長)
 どちらが大事かということですが、どちらも大事ですが、文化財の指定を受ける事がまず先でございます。その中で計画を進める中、歴史資料館をつくる中で図書館の新設を考えたものでございます。

(板東)
 文化財の指定を受ける事が一番大事だと言っていただいたわけですから、もう一度再考していただいて、市民の声が半々という中でやっているわけですからするのであればもっと多くの方に賛同いただく形でやっていただきたいし、もし出来ないのであれば、図書館については一旦凍結して、文化財指定だけ先にしようと、その後考えればいいのではないかと思うのですが如何でしょうか?

(松本教育長)
 この度、私どもがパブリックコメントに加えまして、10地区の公民館、自治会館で市民の皆様に説明した意図をお話しておきます。これにつきましては、非常に大切な構想でありますので市民の皆様に広くこの内容を知っていただくということ、それから当然事務局もいろいろな議論をして、または委員会で協議をしてできた構想案でございますが市民の皆様方の中には色々なご意見・アイデアをお持ちの方がございます。それらの意見を聞くために市内10箇所を廻ったわけでございます。

 当然その中で賛成の意見もありますし反対の意見もありますが私どもとしては手続きを踏みながらこの構想を計画しているものでございます。今後もこの構想を進めて参ります。

(板東)
 あくまでも勧めていくということについては、ゆるぎないようなので・・・。

 私としては、意見が分かれるというところで、それを推し進めてやって本当に市民の皆さんに喜んでもらえるのかと思うわけですが、これ以上変わらないということなのでこれで質問は終わりたいと思います。

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原発関連(その2 大飯原発の再稼動について)

2012-06-19 18:26:41 | 市政報告
 続けて、大飯原発再稼動に対する市長の考え方を聞きました。昨年9月議会において大眉議員が原発に関する考え方を聞きました。その当時以上に原発の問題は身近な問題となっていると思います。そんな中で、「国策」という言葉で何も言わないかどうかがポイントでした。

 実際には、市長の「ゆるやかな構造転換を求める」という答弁をなされました。前回にはなかった答弁です。十分な答弁だとは思いませんし、言い回しが曖昧ではありますが、それでも画期的な答弁ではないかと思います。


<1回目の質問>
(板東)
 次に2点目の質問に移ります。大飯原発の再稼動をするかどうかが問題になっています。野田佳彦首相が8日再稼働を明言しました。福島原発事故の原因究明もほとんど出来ていない中での再稼動には同意できないという世論がたくさんあります。本当に大丈夫なのかという声があります。一方で経済界を中心に電力供給の確保の観点、夏場の電力不足問題など多くの意見があると思います。国だけでなく県・市町村単位の首長や著名人もそれぞれの立場を表明されています。

 昨年の9月議会で大眉議員が、原発から撤退と、再生可能エネルギーへの転換を国や電力会社に要求し、市民の安全を守ることについての市長の見解を求めました。市長は「エネルギー政策は国策の根幹にかかわる問題。国民だれもが安心できるような基準が求められている。しかし、市長村長がめいめいに態度を表明しても意味がない。国の議論を見守る。」このような趣旨の答弁だったと思います。

 現在、日本国内の原発54基全てが停止しています。これは国民の脱原発の世論が70%から80%と高く、定期点検した原発が絶対安全と国が国民に正面から言えなかった証拠だと思うのです。それを、今回の大飯原発の再稼働は原発を稼働させることで利益を得ている経済界の圧力に国が屈して、大飯町や福井県の市民には「経済が衰退する」と不安を与えて再稼働を求め、国民には夏の電力不足と料金値上げで不安をあおることでこの局面を切り抜けようとしています。三木市は大飯原発から80から100キロ圏内に位置します。

 そこで市長の基本認識をお尋ねします。
 1つ目は大飯原発の再稼働のについてどのような認識でおられるのかお聞きします。
 2つ目は今後の国策であるエネルギー政策についてどうあるべきとお考えかお聞きします。

(藪本市長)
 大飯原発の再稼動、この点につきましては、エネルギー問題は先程おっしゃいました大眉議員の方にも先だっての議会にお答えさせていただきましたとおり国策の根幹にかかわるものでございます。

 野田首相自ら、一国の首相自らがご判断をなさったことであり、一市長の私の方で認識云々というものを求められてもこれは国のトップが判断されたものでございますので見解は控えさせてもらいます。

 今後のエネルギー政策につきましては、先程申し上げましたように、国策としての一番根幹にかかわる問題でございます。

 前回から答えておりますように、ゆるやかなエネルギーの構造転換をすすめることが必要だと考えます。


<2回目以降の質問>
(板東)
 原発の件ですが、これについては基本的に言及しないということでしたが、最後に一言、「ゆるやかな構造転換を求める」という答弁を頂きましたので、その範囲で市長の考え方として受けとめたいと思っております。
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原発関連(その1 震災瓦礫受け入れについて)

2012-06-19 17:52:41 | 市政報告
 一般質問の2番目として原発関連について質問をしました。震災瓦礫の受け入れと大飯原発の再稼動についてそれぞれの見解を市長に質問しました。

 この質問の前に加岳井議員が同様の質問を行いました。加岳井議員に対する答弁は非常に理路整然と答弁をなさっておられました。

 私は、加岳井議員の質問に対する答弁を踏まえて質問をしましたが、質問通告の範囲をこえた質問だということで私の質問に対しては市長から明確な答弁はされませんでした。

 私は、質問通告の範囲を超えているとは思いませんが、仮に範囲を超えているという場合であっても、市長は発言したければ聞いてない内容でもお答えになります。

 しかも、今回の質問は加岳井議員の質問に対して、市長の「統一基準が明らかにされようがされまいが三木市としては震災瓦礫については拒否をさせていただく」という答弁や、増田理事の「基準ではなく、瓦礫は受け入れないということです。」という答弁を信じれば答弁をしにくい質問ではないはずです。

 フェニックスの受け入れをした場合に世論の動向をみて態度を変える可能性が残ってしまったのか、それとも私の質問の仕方が気に入らないだけなのか。気に入らないだけであって欲しいと思っています。



 少し長くなりますが始めに加岳井議員に対する藪本市長の一回目の答弁と2回目の質問答弁書いています。
 その後、私の質問とそれに対する答弁です。

(加岳井議員の質問通告)
震災瓦礫の受け入れの考え方について
震災瓦礫受け入れに関して三木市と県及び関西広域連合との関係について

(藪本市長)
一般廃棄物処理事業法に基づいて瓦礫処理の権限・責任は市町村にあります。東京都は特別区制度がありゴミ処理を都がしていますが道府県には一般廃棄物としての瓦礫処理の権限はありません。3月16日付環境大臣から県に広域的な調整について通知があり、それに基づいて道府県が市町村の取りまとめを行うという法的な関係があります。

連合単位で受け入れ基準を議論しているのは関西広域連合のみで、ある意味特殊事情があります。

本来、震災瓦礫は国がもっと早く対策を打ち、東北地方で速やかに新たなプラントを設置し、そこに交付金を投入していればこのような遅れは生じなかったのではないかと思っています。

都道府県には要請は来てますが、奈良県が入ってない関西広域連合において新たな基準が設けられ、その時は国とは違う基準です。焼却灰はセシューム濃度が33倍に濃縮されると言われています。それを受け入れる海面埋立である神戸沖にあるフェニックスでの受け入れ基準が100ベクレルかどうかをめぐって関西広域連合の中で、兵庫県と大阪府で意見の食い違いがあります。安全基準の扱いが曖昧・不透明です。安全の統一基準が未だに明確にされていません。焼却灰を受け入れ先がフェニックスだとすればこの判断もされていません。このよう中で、市民の皆様の命と安全・健康を守る責任を市町村長が持つわけです。

そういった意味から、加岳井議員が「絆」という言葉が広がっていると言われましたが安易に「絆」という言葉で片付けていいか疑問を持っています。熱しやすく、冷めやすいのでなく末長い東北への支援が本来支えていくものではないかと思っています。

統一基準が明らかにされようがされまいが三木市としては震災瓦礫については拒否をさせていただく中において、瓦礫受け入れと違った形、職員の派遣意外も含めて三木市として東北地方を応援していきたいと思っています。

避難者の家庭が三木市に5世帯18人がいます。職員が対面で訪問しています。その中で一番悩んでおられるのが雇用です。予定も含めて5名市役所で新たに雇用しています。市営住宅の家賃の減免の延長、保育所の保育料の減免の拡充、福島県相馬市の小学生との交流など一時の世論にあおられるのでなく、しっかり市民の命・健康を見据えた中で東北地方の支援を末永く続けていくのか、三木市ならではの支援を今後とも続けていきます。


<加岳井議員の2回目の質問>
(加岳井議員)
2000ベクレルの判断基準についてどのように考えているのか。

(増田理事)
 基準ではなく、瓦礫は受け入れないということです。100ベクレルというのが一応の基準ですが、そうではなく、基準ではなく瓦礫は受け入れないということです。




<板東の1回目の質問>
(板東)
 次に2番目の原発関連についての質問に移ります。1点目は震災瓦礫受け入れについてお聞きします。質問通告時には瓦礫受け入れの概要について最初に質問するつもりでしたが、先程、同僚議員から同様の質問がありましたので、細部の質問をさせていただきます。原稿にあげていた質問を述べさせていただきます。

 三木市は3月26日に震災がれきの受入れに3点の条件を表明しました。そのうち条件の一つとして処分場周辺の地元同意が得られること。「処分場周辺の地元同意が得られること。」とあげていましたが、拒否した理由にはこの点は触れられていません。

 今回の受け入れ拒否については広域連合の求める内容が、地元同意を得るまでも行かないということだったのかお伺いします。

2つ目は三木市が受け入れの要請に対して「県の責任を放棄したもの」という説明でしたがもう少し詳しい内容をお伺いします。

3つ目は今後、県がフェニックスに焼却灰の受入れをすれば現在の態度を再検討するのかどうかお尋ねします。

(藪本市長)
 震災瓦礫につきましては一般質問として承っています。一般質問につきましては、議会と当局の間でルールを作っておられるはずでございます。原稿にあるからといわれて、質問で我々が受けておりますのは、「基準が変わったときにも受け入れるのか?」そういうことを事務局を通じて受け入れているわけでございまして、それにつきましてのみ答弁をさせていただきます。

 その点につきましては加岳井議員にお答えさせていただいたとおりでございます。

<2回目以降の質問>
(板東)
 瓦礫問題という事で、私自身は瓦礫問題ですが基本的な立場としては微量であっても放射能を浴びた瓦礫を全国に広げることはすべきでないと考えています。

 とはいっても、東北の震災地域の復興をすすめる上で瓦礫処理が不可欠と言われれば、市民の中でもなぜ受け入れないのかという思いも良く理解できますし、そのようなご意見もたくさんあると聞いています。そんな中で今回瓦礫の受け入れを拒否した市長についてはよくしてくれたと思っています。

 今日の午前中の同僚議員の質問に対しても、大変立派な答弁だったと私は喜んでおりました。

 しかし、私の質問には通告内容を超えているという事で答弁いただけませんでしたけど、特に3点目の「フェニックスが焼却灰を受け入れたら再検討するのか」という質問をさせてもらったわけですが、一番市民にとって本当に大丈夫かなと思っているわけですが、そこを答えていただけなかった。

 勿論まだ結論に達していないという事だったのかもしれませんが、少し残念に思います。
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