今年のアカデミー賞の発表、見ましたか❓
アカデミー賞作品賞の発表。日本ではwowowで生放送しており、作品賞の発表がちょうどお昼休み時間だったので私もテレビで見てみました。
wowowのスタジオでは、評論家やら司会者のみなさんが何やらソワソワした感じ。それもそのはず、ノミネートに上がっていた「ROMA 」が作品賞を取るか取らないかで注目されていたところ。というのも、もしもこの映画が作品賞を取ってしまった暁には、映画そのものの背景が変わってしまうように思われていたからではないでしょうか❓
ですが、既にこの時点で外国語映画賞に選ばれていたので「ROMA 」が選ばれる事はないと思っていました。
で、結果は「グリーンブック」。
順当な結果でしょう。
もしも、映画館で殆ど上映もされず、既存の映画製作会社で制作したわけではないNetflix というネット動画配信会社が作った「ROMA」のような映画が作品賞を取ってしまったら、それは歴史の一つの転換点になったのではないでしょうか。
これでハリウッドを頂点とした映画産業も一安心、かと思ったら、そうでもないらしい。
最近、アメリカの司法省がアカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーに対し、ノミネート対象を映画館で一定期間公開した作品に限る規定変更は独占禁止法に抵触する恐れがあると警告した、ということです。
こんな規定があったんだ、と驚きですが、今の世界の流れを見ると、いずれはネット動画配信の世界が中心になるのは必然ではないでしょうか。つまり、ハリウッドのような映画制作は過去の世界になるかもしれません。
私だって最近はあまり映画館に行かなくなった。お金かかるし、見れる期間は短いし、で。そのうちネットで見れる、と思うと映画館にも行かなくなる。悪循環。
4K,5Kのテレビでもあれば家でも十分。それにNetflix などの作品の方が、いろんな縛りがないせいか、見ていて面白い。
ディズニーもアップルも独自のネット動画配信を立ち上げようとしている昨今。そのうち、こういう会社が大手の映画会社を買収するかもしれない。
私が最初にNetflix に加入した当初は、ほかのネット動画配信と変わらないな、と思っていましたが、最近はそのオリジナルコンテンツの多さと面白さに、映画館に行くよりもNetflix のオリジナル映画を見る事が多くなっています。また、手軽に見れる事も利点です。
そのNetflix 、契約者からは180億ドルを得て、そのうち80億ドルもの金額をオリジナルコンテンツ制作に回しているようです。お金あるう❗️
最近はハリウッドの街並みには、AmazonやらYoutube やらNetflix の看板であふれているらしい。
こういう事を考えると、映画館自体も存在し続けられるのかも疑問です。
時代は変わるなあ、と思っているところ。
そのうち、DVDを未だにレンタルしているような人は絶滅危惧種になる可能性。