『アイリッシュマン』最終予告編
昨日は水曜日でした。
実は、この日を楽しみにしていた私。というのも、「アイリッシュマン」がNetflixよりネット配信される日だからです。「水曜日に配信開始」というからには、0時になったら配信開始されるのかしら、と思ったらそうではありませんでした。夜の9時頃からだったようです。(多少の映画館でも公開中)
という事で、夜10時頃から視聴開始。
その感想はというと、
この作品、3時間半という長時間の作品なんですが、一言、その長さが全く気になりませんでした。派手なドンぱちもなく、男ばっかりだし、それも大半はお年寄りばっかしで、セリフばっかりなんですが、何故だか心に残る。
それは、やはり、ロバート・デニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシという往年の名優たちを揃えての作品だからだと思います。
「ゴッドファーザー」世代にとっては、必見の映画。これが、普通に家でネット配信で見る事ができる、てのも素晴らしいです。
この映画、フランク・シーランという実在の人物の一生を描いた作品なんですが、もともとは「I heard you paint houses」という原作本を元にしていますが、このタイトルの意味は
殺害後に壁や床に飛び散る血を表現した、裏社会の殺人を意味するスラング
なんだそうです。
今の若い世代にとっては、この時代のアメリカ社会、特にマフィアとか全米トラック協会とか良く知らない人も多いと思いますが、町山さんの解説を読んでから、この映画を見ると理解が良くできると思います。
若い頃色々あってもみんな老人になってしまう。その時に、自分の人生をどう考えるのか、がこの作品の一つのテーマなのだと思いますが、フランクさん、殺してしまった人々の事はどう思っているのか。。
それにしても、アメリカ社会ってマフィアとは切っても切れない社会なんですね。今でもそうでしょうか❓
まあ、この3人の俳優さんたちにとっては、最後のマフィア映画なのでは❓
最近のハリウッドや日本もそうですが、イマイチ映画がおもしろくないと思ってしまうのは、彼らのような、味のある骨太の俳優さんたちがいないからかな、と思ってしまっています。