NHKで、ブーニンの事が放送されていました。実は、9年ぶりのリサイタルをこの6月に、八ヶ岳音楽堂で行っていたようです。
最近、ブーニンの名前聞かないなあ、と思っていたら、こういう事だったんですね、とNHKの番組を見てびっくりしました。
【ブーニン 9年ぶりの公演】
— NHK広報局 (@NHK_PR) October 20, 2022
2013年、舞台から姿を消したスタニスラフ・ブーニン。
ケガと病を乗り越え、夫婦二人三脚で臨んだ公演までの日々に密着しました。
それでも私はピアノを弾く
〜天才ピアニスト・ブーニン 9年の空白を越えて〜
21(金)夜10:00[BSP][BS4K]https://t.co/v0iJ6EqKVU pic.twitter.com/yKkd6xrt3U
衝撃の1985年のショパンコンクールから、はや37年。当時19才だったブーニンも57才です。先天性の糖尿病に加えて、足首を骨折したりと、この9年間は病気との戦いだったようです。
Stanislav Bunin plays Chopin Piano Concerto no. 1, op. 11 - video 1985
ヘタをすると足切断だったようですが、そうするとピアノがもう弾けないということから、頑張って足を温存したのだそうです。
その間、ピアノも弾けず、リハビリに専念する毎日だったでしょう。今回、カムバックできたのも、ご本人はもとより、奥様とかお友達のサポートがあってからこそ、と思いますが、やはりご本人のピアノを弾きたい❗️という気持ちを捨てることは出来なかったのではないでしょうか。
今回、音楽堂で弾いた演目は、若かりし頃のダイナミックさには欠けるかもしれませんが、はっきりとした音の中に繊細さと美しさを感じる高音の素晴らしさとかは全く消えていませんでした。なお、繊細さが引き立っているようで、この9年間の苦しかった経験が、そこに凝縮されているような感じがします。
また、ブーニンの演奏を聴き、1985年のショパンコンクールで大騒ぎになったあの日々のことが思い出されました。
その後、2大会続いて優勝者が出ず、一時期はコンクール自体に興味を失っていました。そして2005年にはブレハッチがダントツの優勝となるわけですが、彼の演奏はまたブーニンとは違う繊細さを持ち合わせていると思います。
さて、ようやくカムバックしたブーニンの演奏を実際に聴いてみたかった、ととっても残念。八ヶ岳音楽堂も近くなんだから、行けば良かったと思うのですが、第一、ブーニンがリサイタルをしているなんて全く知らなかったのですからしょうがないです。
と、とっても残念に思っていましたが、来年の秋、リサイタルツアーを日本で行なうんだそう❗️
これは日本のファンには嬉しい知らせですね❗️
チケット買わなくっちゃ❣️
2023年秋!!待望の10年ぶりの全国ツアーが決定!!
— 日本アーティスト NIPPON ARTISTS (@nippon_artist) October 21, 2022
スタニスラフ・ブーニン ピアノリサイタル!!
詳細は2023年春頃、ホームページにて発表予定!!https://t.co/8z0WEGpDWn#ブーニン #ショパンコンクール #クラシック #ピアノ #NHK #再会 pic.twitter.com/A4Hy4z3jHQ
今年、昭和女子大人見記念講堂で行われたリサイタルです。
スタニスラフ・ブーニン ~再会~ Special Edition トーク付き