杖と１０センチ の巻

（　昭島口ゲート　）


信号の無い横断歩道をおじいさんが渡って行きます。

杖を突いて片足を１０センチ出し、反対の足をそこまで引き寄せ、また片足を１０センチ出し片足を引き寄せる、１０センチずつの歩み。


おばあさんは手押し車を使っている事が多いです。


若い頃、高級品の通販カタログに象牙のような白いＴ字グリップのついたステッキがありました。（　外国製で高価でしたけど　）

杖が必要になったらこんな白いグリップのステッキが良いなと思ったものです。


山用のステッキは各種色々持っていますが、街で必要になったら洒落たステッキが欲しいなと思います。



（　昭島口ゲート内側の木　）


男性は杖、女性は手押し車　が多いようです。
（　でも、昨日手押し車のおじいさんを見ました　）

女性は若い頃からハンドバックなど手荷物を持って出かける事が多いので、手押し車に自然に移行できるのでしょうか、男性はあまり手には持たないのでステッキ？

若い頃は何でもない距離が冒険になっていきます。

信号や踏み切りも危険になってきます。
少し時間が短すぎるように思うところもあります　）


（　昭島側銀杏並木　）


夜、椅子に座ってテレビを観ているのが疲れるので、寝転んで見ようと、我が家の冬の風物詩、細くて長い座布団を敷いて若い頃使っていた冬用のダウンシュラフ（４０年ちょっと前、２５０００円ばかりしたのでかなり高価だったのですね）に潜り込んでトイレ前の廊下に寝転び、頭だけ居間に入れてテレビを見ます。

狭い狭い家なので居間に寝転ぶスペースは無く、体は廊下にはみ出すのです。

ちょっと絵は想像しにくいでしょうけど。

廊下、老化。

起き上がろうと思うと節々が痛くて、１０センチずつ歩くおじいさんを思い出します。



（　水鳥の池　アジやマイのいた付近　）

今朝は冷え込んでめっきり冬らしくなってきました。

昨日は夕方一時的に強い、カッパを着なければなりませんでした。
割と短時間で上がり、その後気温がぐっと下がりました。

夜、紫苑に今シーズン初めてホットカーペットを入れてあげました。
でも、ここのところその場所で寝ていないので気がつくかどうか。