( 写真は閉園前日28日のものです )
母が亡くなった年、8月に亡くなったのですがその年も車いすで国営昭和記念公園にお花見に連れて行くことが出来ました。
ある程度の歳になると 最後の〇〇 を意識します。
一番感じたのは最後のダイビング。
重い空気タンクを背負い大きな水中カメラを抱えて滑るゴロタからのエントリーやエクジットで波にもまれ、ボートダイビングでも揺れるタラップにつかまってフィンを外し、よじ登るのですから こりゃあ体力が無くなるとできんな と思います。
ダイビングは色々な事を教えてくれました。
一緒に潜っている仲間でもみんな同じではありません。
空気の消費量はかなり個人差があり仲間の空気の残量にも気を配っていないといけません。
非常用に予備のオクトパスと言うレギュレーターをつけていますが同じタンクからの空気なので限りがあります。
人生でも意識していないけど一緒にいる仲間の寿命も個人差があることを改めて思いました。
隣の人がいきなり亡くなるかもしれない、自分がいきなりかもしれない。
朝、帰って来ることを疑わないでいってらっしゃいと送り出しても必ず無事に帰ってくる保証はどこにもありません。
大地震などで家にいる人が亡くなる場合もあります。
人生は完全につながった線ではなく、一瞬一瞬の点の集まり、どこで途切れてもおかしくない、それだけにそれぞれの点が大切なのです。
そんな事もダイビングの経験で教わりました。
また、地上では驚くと呼吸が早くなったり、運動をして息が切れると深呼吸をして空気を沢山取り入れる事が出来ますが、レギュレーターから出る空気は一定です。
早く呼吸すると空気が早く減るので限界があります。
そんな時、岩につかまって自分に 落ち着け 落ち着け と話しかける。
気落ちをコントロールすることも覚えました。
限られた空気(あのボンベには酸素ではなく圧縮された空気が入っています、量は電話ボックス程度。個人差や水深に寄りますけどだいたい普通は1時間程度潜れます)で生きている、生きられる限界を意識しながら楽しむスポーツだからでしょうか。
写真は土曜日の渓流沿いのチューリップ、咲いている物も増えてきました。
まだ咲いていない品種も沢山あります。
この時期、サクラ、チューリップ、ナノハナ、ムラサキハナナ などオーケストラのように公園を色折る季節、閉園は実に残念なのです。
公園内は広いので良いのでしょうけど、公共交通機関を利用する人もいるでしょうし、他に行くところが無くて公園に集中するのも問題ですから仕方ないと思いますが。
( 追記 )
予報が当たり朝から雪に変わっています。
屋根や車のは白くなりはじめ、道路はまだ積もってはいません。
今朝、ニャンは迎えに来ませんでしたが下に降りたら おはよう おはよう と沢山言いました。
チュールを食べて今は寝ています。
まだペット用ホットカーペットは有効のようです。
( 追記 )
夜が明けてから降り出した雪、9時半ですけど少し積もっています。
水っぽい雪なので残ることは無いともいますけど。