( 写真は昔のものです )
高齢期の生きがいとは、介護は大抵老々介護になっていると思います。
介護はやった人でないとその苦労は解りません。
それも主介護者として行った人以外は本当の苦労は解りません。
それでそうなった時色々苦労するのですけど。
まず、介護しなければならなくなったら早めに 地域包括支援センター に相談する事です。
そこで介護度の認定をどうするのか、地域の介護施設、ケアマネさんの施設を紹介してくれます。
まずケアマネさんの選定、ケアマネさんが介護の軸になります。
介護業者の選定とか契約などで動いてくれます。
ケアマネさんへの支払いは介護保険から出ているようなので必要無し、介護業者さんたちとはそれぞれと規約して支払うことになります。
大抵は介護される人の年金で賄えるはず。
介護度の認定は最寄りの市から係の人が来ます。
2週間ほどかかるはず。
介護される人は認定員が来ると張り切ってしまいがちですけどよりより高い等級のほうが使える介護保険も多くなり有利なのであまり頑張らせない事です。
介護中は色々大変です、今までしっかりしていた人が出来ないことが多くなる、認知症も進んで誰だか解らなくなる。
食事介助、入浴介助、排せつ介助 は大きな項目です。
食事介助は何とかなります。
今は食事の宅配(ワタミなど)もありますので利用すると手間が軽減されます。
入浴介助は非力な奥さんとか娘さんが介助するのは大変になってきます。
デイサービスを利用すると入れてくれますし、訪問介助でもやってもらえます。我が家は訪問入浴介助を利用していました。
ヘルパーさんが来るまでにお風呂を用意して入れて貰っていました。
やはりプロなので要領が良く大変助かりました。
介護用に家を改造するのもケアマネさんの選定した業者さんと契約し風呂の段差を無くしたり使いやすいシャワーチェアーを使っていました。
一番大変なのは排せつ介助です。
上手く出来なくなってトイレを汚したり、うまく始末できないで汚れた手で色々なところを汚してしまう、うちはありませんでしたが流さない、あるいは汚れたパンツやおむつを流して詰まらせて、うんこを壁や床に塗って遊んでいた、など普通に聞く話です。
私の場合家のトイレに歩けるときは誘導してシャワートイレで洗ってあげて拭いていました。
これが一番楽でした。
そのうちポータブルトイレを使うようになり、自分で蓋を開けたらチャイムが鳴るようにして、鳴ったらすぐ駆け付けて介助し、ボトルで洗ってあげました。
1時間おきとかになったらとても2階寝ていられず布団を一組買って隣の台所に寝てチャイムが鳴ったらすぐ行きました。
この時期は睡眠不足がちでした。
介護殺人、心中、鬱になるなどは睡眠不足が原因だと思います。
介護殺人は心中するつもりで生き残った例が多いのではないでしょうか。
うんこをしてうまく拭けずに手すりやシーツを汚されるのには困りました。
生れてこなければ良かったと本気で思いました。
そのうち、おむつになりましたがそれは入院した時から、2か月ほど地域包括ケア病棟に入院し、もうその頃はかなり朦朧としていましたがずっと私と一緒にいたいと言っていましたし私も家で看たいと言う希望でしたからカンファレンス(かなり大人数でした)ソーシャルケースワーカーの人の判断で 家に帰す と言う事になりました。
そして家で19日間看病しましたがヘルパーさん、訪問看護師さん、訪問医療の方々とても良くやっていただきました。
一つ言える事、介護で大変でもいてくれたほうが生きがいがあります。
息子は地方に行ったし、母も看取った今、介護を頑張ったせいもありますがすっかり生きがいを失っています。
人は誰かの為に頑張っていると言う感覚は重要ですね。
老後一人になったら全く自由で生活を楽しもう と言うのは嘘です。