現在、日大豊山中学・高校ではインフルエンザやノロウィルスが大流行しています。
学級閉鎖や学年閉鎖をしている学年もあります。
水泳部員でも休んでいる選手がいますが、今日もウィルスに負けずに頑張っている選手がいます。
今週、来週ともに試合がありますので、早く元気になって帰ってきてほしいところです。
自己管理をしっかりしよう!
竹村知洋
現在、日大豊山中学・高校ではインフルエンザやノロウィルスが大流行しています。
学級閉鎖や学年閉鎖をしている学年もあります。
水泳部員でも休んでいる選手がいますが、今日もウィルスに負けずに頑張っている選手がいます。
今週、来週ともに試合がありますので、早く元気になって帰ってきてほしいところです。
自己管理をしっかりしよう!
竹村知洋
スポーツの現場で昔からよく言われている「心・技・体」について感じていることをまとめてみます。
ここでは、心…精神力、技…技術力、体…体力ととらえます。
そのうえで「心・技・体」を重要だと思われる順番に並べるとしたら、どのような順番になるでしょうか。
日本人は全体的に「心」(精神力)を重んじる傾向にあると思います。
中学生や高校生に聞いても、「心」を第一に挙げる生徒が多いようです。
私が考えている重要な順番は、1、体 2、技 3、心です。
その理由は、いくら技術が優れていて精神力が強くても、それを生かす体力がなければ意味がないからです。
同じような体力であれば、技術が優れているほうがよく、体力と技術が同じようであれば、最後は精神力の勝負になると考えています。
欧米人と比べて体力的に劣ってしまう日本人が勝負するには、技術力を磨いて体力の不足をカバーするという考え方もできます。
フォームの作り方は日本人は優れていると思いますが、やはりそれを上回る体力を持つ外国人選手には勝てません。
もし最も大切なのが精神力だとすれば、じっと坐って座禅でも組んでいれば優勝できるはずですが、そんなわけはありません。
そのようなわけで練習においてまず第一に考えなければならないことは、「体力をつけること」です。
その体力を有効に生かすために技術力を磨くことも大切になってきます。
水泳でいえば、フォームの重要性はここにあるわけです。
精神力は、レースの最後に隣の選手と競い合っているときに発揮されるものだと考えています。
つまり、最後は選手の勝負魂にかかっているというわけです。
また、心を人格の修養ととらえることもできます。
指導者に求められることですが、泳ぐのが速いというだけでなく、優れた人格を持つ選手の育成が大切だという人もいます。
しかし、私が今まで現場で指導をしていて感じることは、人格が磨かれずして、強い選手になることはないということです。
人格に問題があっても一時的によい記録を出す選手もいるかもしれませんが、長期的には続かないと思います。
なぜならそのような選手には、周囲の人たちが協力しないからです。
挨拶もできず、感謝の気持ちももたないような選手を支え続けようというコーチがいるでしょうか。
一人で頑張って強くなるには限界があるのです。
人格について言う人に私がむしろ聞きたいのは、人格の修養を無視して強い選手を作る方法などあるのですか、ということです。
昔から言われているように「心・技・体」は、重要性には順番があると思いますが、すべてが備わって本当に強い選手になるということは間違いありません。
写真は私が持っている昭和4年発行の「小学生全集 修養絵本」の扉絵です。
下の絵は、蛍の光で学習する子供の絵です。
昔の子供たちが自己を修養している様子が描かれています。
竹村知洋