日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

伝統の練習5 「バタフライで鍛える」

2017-01-22 15:01:03 | 活動方針

日大豊山の練習では、種目に関わらずよくバタフライの練習を行います。

その理由は、きついからです。

同じ練習であってもバタフライでやるだけでもきつく感じるのではないでしょうか。

バタフライは体力をつけるにはとても良い種目です。

最近はPULLが多いですが、50m~100m、時には200mのバタフライを全員で行います。

50×20本や100×20本など合計で1000~2000mです。

その際の注意事項として、すれ違う時やターンのときに片手のバタフライをしないことです。

片手のバタフライをするのは楽をしているからであって、練習の意味が半減してしまいます。

片手でバタフライをしないように、行きは1コースでそのままターンをして帰りは2コースでというように練習するのも昔から行っています。

特にバタフライで練習することが多い種目は自由形や平泳ぎの選手です。

自由形の場合、S1の練習はすべて自由形になってしまって単調になりますし、平泳ぎの場合、あまりやりすぎると故障にもつながります。

バタフライで泳ぐことは持久力を鍛えるのによいため、特に冬場に行うことが多いです。

冬はしっかりと体力をつけて、春や夏には試合に向けて徐々に実践的なスピードを高めていくわけです。

バタフライで頑張ることができれば、自由形は楽に感じるはずです。

今日もバタフライで強化しよう!

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝統の練習4 「基本は素手」

2017-01-22 14:59:36 | 活動方針

「基本は素手」とは、練習に取り組むときの方針です。

今はあらゆる練習道具が使用するようになっていますが、強化するときの基本は素手で行うということです。

日大豊山では昔からあまり道具を使用しません。

KICKのビート板とPULLのプルブイ、最近ではスノーケルぐらいです。

かつてはビート板も使用せずに前で手を組ませていたときもありました。

プルブイも使わず、ゴムで足を止めていたこともあります。

プールサイドがとてもすっきりしていたことを覚えています。

理由は試合では素手で泳ぐのだから、基本的にはそれで強化すべきだということです。

もちろん道具を使用することで高い負荷をかけることができるという利点もあります。

しかし、今まで道具を使用しなかったという理由で試合で結果が出ず、後悔したということは一度もありません。

私が道具を使用することが多いのはフォームの修正を図るときです。

スノーケルを使うのも片方だけに呼吸が偏らずにすむため、泳ぎのバランスを整えて正しい姿勢をつくるためです。

フィンやパドルを使用するとしたら、よほど高い強度でなければあまり意味がないと考えています。

それには高い負荷に耐えられる筋力が必要になることは言うまでもありません。

本来水泳は、水着とゴーグルだけあればできるものです。

今は水着も多様化していますが、私たちの時代はVパンでしたから本当に肉体勝負だったのです。

水泳はもともと肉体勝負であるべきで、道具のことでわずらわしいことを考える競技ではないと思います。

水着も男はVパンに戻してもらいたいぐらいです。

男は素手で勝負!

 

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝統の練習3 「400m S1 HARD!」

2017-01-22 07:28:54 | 活動方針

昔から伝統的に体力・精神力をつける練習として行っているのが、400mをS1でHARDする練習です。

誰でも長水路の200m種目はきつい種目であり、レース前には最後まで体力が持つかどうか不安になるものです。

それを克服するための練習が400mS1のHARDであり、これは大会で泳ぐ2倍の距離を頑張りきることが目標です。

この練習は体力的な面はもちろんですが、精神的な面を鍛えるという目的があります。

試合は200mですから、練習で400mを頑張りきれれば自信を持ってスタート台にたてるというわけです。

具体的には400m×5本をS1や、400m×1本をS1でHARDするという練習を行います。

昔はすべての練習が終わった後に、DIVEで400mを行っていました。

体力をすべて使い切ったあとに行うわけですから、特にバタフライや平泳ぎの選手にとっては地獄を見るような練習です。

最初からこれを頑張りきれる選手はそれほどいないと思いますが、やっていくうちに次第に体力や精神力がついて頑張りきれるようになるものです。

「心・技・体」でいうと、「体」と「心」が相当鍛えられます。

昔の選手は800mや1500mをS1でやっていたわけですから、400mはまだ短いほうだといえるかもしれません。

昔のコーチや選手は本当に強い精神力を持っていたものだと思います。

現在でも似たような練習をしているコーチはいるかもしれませんが、おそらくその効果を実感しているからでしょう。

この練習を書いたメニューを渡すと、選手はぐったりした顔をするか、なぜか薄笑いを浮かべます。

人はつらすぎることに直面すると、むしろ笑いたくなってくるようです。

 写真は旧校舎のプールや校庭でトレーニングをしている水泳部の様子です。

昔の先輩方が鍛えた場所、とても懐かしいです。

  

  

  

   

  

   

  

  

竹村知洋

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする