日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

伝統の練習2 「フォーム練習」

2017-01-20 18:47:18 | 活動方針

日大豊山水泳部では、毎日「フォーム練習」を行います。

KICKやPULLのあとに行うことが多く、泳ぎを整えてからSWIMに入ります。

今日の練習メニューだと25m×16本のドリル・フォーム(D・F)練習が各チームに入っています。

日大豊山のドリル・フォーム練習は、全員が同じ練習をするということはほとんどありません。

フォームに関する問題点というのは選手によってそれぞれ異なります。

そのため、それぞれの問題に応じて個別に対応したほうがよいことや自分なりの泳ぎの整え方ができるという利点があるため、各自で取り組めるようになっています。

フォーム練習は技術力を高めるために必要な練習です。

同じ体力の選手であれば、フォームがよい選手のほうが体力を有効に使うことができて有利です。

筋肉の太さや体格が同じであっても、より力を発揮できる筋肉の使い方ができるかどうか、ということがポイントです。

私が考えている強い力を発揮できる筋肉の使い方とは、大きな筋肉(体幹)を手先や足先などにきちんと伝えることができるかどうか、ということです。

それができている選手は、大きなしぶきをあげることがなく、優雅で美しいフォームになります。

どの種目もフォームが重要であることに変わりはありませんが、特にフォームの改善が一番必要な種目は平泳ぎであると感じています。

その理由は、おそらく平泳ぎというのは自然な動きというよりもどちらかというと人工的な泳ぎであり、考えて作り上げるものだからでしょう。

最も抵抗の大きな泳ぎであることも関係していると思います。

そのため練習のすべてをドリルやフォームにあてて、泳ぎの改善をするようなことも必要となります。

体力はもちろんですが、技術の割合が他の種目に比べて大きいのが平泳ぎの特色ともいえます。

2015年4月に上野広治先生監修、技術指導竹村知洋の『みるみる上達! スポーツ練習メニュー 水泳』(ポプラ社)が出版されました。

水泳部の選手をモデルとして、4種目のドリルやフォームを中心とした解説をした本です。

小・中学生向けの本ですが、練習メニューの組み立て方なども掲載されています。

是非、参考にしてみてください!

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今日のBチーム

2017-01-20 15:32:28 | 日常

Bチームの練習風景です。

インフルエンザなどの影響で出席者は少ないですが、来ている生徒は元気に頑張っています!

今週は北部ブロックの試合があります。

練習メニューの説明を受ける育成チーム。

手前のマルコメ君は、床屋で0.8というところを0.8と言い間違えたそうです。ガンバレ!

塚本コーチからの指導。

竹村知洋

 

 

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伝統の練習1 「KICK、KICK、KICK!」

2017-01-20 07:46:10 | 活動方針

日大豊山水泳部で伝統的に行われてきた練習について紹介したいと思います。

まずは、KICK練習です。

KICK力はスピード向上やレース後半の粘りにとって大切です。

日大豊山では昔からKICK練習に力を入れています。

BS朝日のスポーツクロスでも取り上げられました。

伝統的に行われている練習は、100m×4本×5セットです。

サイクルを4チームに分け、それぞれの力量によって入るチームを判断します。restは徐々に伸ばします。

A(1:30)(1:25)(1:20)(1:15)(1:10)/1s

B(1:35)(1:30)(1:25)(1:20)(1:15)/1s

C(1:40)(1:35)(1:30)(1:25)(1:20)/1s

D(1:45)(1:40)(1:35)(1:30)(1:25)/1s

5セット目は1本でも多くサイクル内で泳ぐことを目標として挑戦するセットです。

Aのチームで4セットをすべてまわりきることが最終的な目標となります。

Aのセットをすべてできた選手は、日大豊山水泳部でも20年間で数名です。

他によく行う練習は、50m~200mのタイムトライアルです。

1本を全力で泳いでタイムを図ることで、KICKのベストタイムを知ることができます。

KICKのベストタイムを知っているといると色々な練習を行う際の目安となりますし、ベストタイムを縮めることも目標となります。

今まで見ているとKICK力が強い選手は背泳ぎに多く、ベストタイムはだいたい59秒台でした。

他にも800mから25mDIVE練習まで、KICKの持久力、耐乳酸、スピードを高めるための練習を毎日行っています。

ビート版は小さいものを使用し、前をつかまずに姿勢を正しくするようにしている指導方法も昔から継続しています。

スノーケルは使用しますが、足や腰の負担を考えてフィンを使うことはあまりありません。

KICKの強い選手はやはり有利です。

これからも日大豊山はひたすら「KICK,KICK、KICK!」です!

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

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