日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

「非認知能力」を高める部活動

2025-02-13 10:49:50 | トピックス
日大豊山中学・高校を受験する志望動機として、多くの生徒が「クラブ活動が盛ん」であることを挙げています。

現在、多くの学校で部活動が縮小していますから、部活動をしたいという生徒がたくさん受験してくれているのでしょう。

部活動は「非認知能力」を高める重要な教育活動です。

「非認知能力」は、目標を達成する力や他者と協働する力、情動を抑制する力などであり、テストで測ることが難しい能力です。

「非認知能力」は机に向かって勉強することよりも、他者との関係を築いたり、身体を鍛えることや文化的な活動に励むことで高まる能力であると考えます。

学校はテストの点数を高めるためだけに行く場所ではありません。

いくらテストの点数を取ることに長けていたとしても、それだけで社会の一員として生きていくことは難しいでしょう。

会社で働いたり、家庭を築くにあたっては、対人関係を良好に築いたり、粘り強く物事に取り組む「非認知能力」の方が「認知能力」よりも重要であるともいえます。

勉強しかしてこない学校生活を送った人は、学生時代は高い評価を受けるかもしれませんが、社会に出てから苦労することが多いのではないでしょうか。

日本が入試で測っているのは基本的にテストの点数である「認知能力」だけであり、アメリカのように人物を総合的に判断することは遅れていると言わざるを得ません。

アメリカでは各大学にアドミッション・オフィサー(入試専門員)が配置されており、その大学にふさわしい人材をみつけてスカウトしています。

日大豊山水泳部の選手が大会で高い実績を上げたときに、すぐにアメリカのある有名大学から声がかかったときは驚いたものです。

私は最近、諸外国の学力観について調べていますが、日本のように選択式テストの点数だけで人を評価するシステムを見直すべきではないかと考えています。

日本では共通テストや多くの大学でも選択式テストを採用していますが、テストの点数=学力=人物の評価であることに疑問を抱いています。

地域展開とともに部活動の減少が加速していることから、ますますテストの点数だけにとらわれる人が増えるのではないかと心配しています。

そもそもテストの点数だけで教員を採用するシステムを続けていれば、部活動に関わることを嫌がる教員が増えることは目に見えています。

そのようななかで、日大豊山には部活動への取り組みを評価してくれる受験生がたくさんいることをとてもうれしく思っています。











今日のAチームの朝練習は遊びの要素を取り入れた練習でした。


竹村知洋





























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