標記の件が東京都中体連から発表されました。
これは文部科学省やスポーツ庁の中学校部活動に対する施策の影響によるもので、全国中学大会に地域スポーツ団体(競泳の場合はスイミングクラブ)から参加が可能となったためです。
それに伴い、全国中学校大会で学校ごとの得点で競う対抗戦が撤廃されることとなりました。
日大豊山は高校と同様に中学でも全中での総合優勝を目指して活動をしてきましたが、その大きな目標が失われたことになります。
日大豊山中学水泳部は、これまで2017年と2018年に高校水泳部と共に全国制覇を成し遂げましたが、二度の総合優勝でその歴史に幕を閉じることとなりました。
今後の全国中学大会に関しては、スイミングクラブから参加する選手たちと個人で争うのみとなります。
「全国中学校体育大会」という名称も変わるのではないでしょうか。
この流れは数年後に高校のインターハイにも及ぶことが予想されます。
その理由は、スポーツ庁により定められた「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」に「高等学校段階の学校部活動についても本ガイドラインを原則として適用する」ことが示されているからです。
「学校対抗の総合優勝」という目標で活動している私たちのような部活動は、改めて今後の活動方針について考えるときが来ているようです。
そもそも「体育」という名称も「スポーツ」に変更されています。
「日本体育協会」は「日本スポーツ協会」へ、「国民体育大会」は「国民スポーツ大会」へというようにです。
かつて「体育」は日本人にとって、知育・徳育と並んで人間を形成する大切な教育目的であったはずですが、「時代」はどこに流れていくのでしょうか。
「体育とスポーツの違い」
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竹村知洋