競泳選手として特に必要な運動能力は3つあります。
1 パワー
パワーは、筋力×スピードです。
競泳に必要な運動能力は、大きな力を速い速度で発揮することです。
筋力トレーニングで太くした筋肉を水中練習で速く動かす練習を繰り返すことでパワーを高めることができます。
15~50mの短い距離をスタートダッシュなども入れながら行うスピード練習でパワーが高まります。
2 持久力
持久力は2つに分類できます。
①筋持久力…筋肉の持久力。乳酸系エンジンで使われます。トレーニングによって乳酸が蓄積することによる疲労の低下を防ぐ必要があります。
②全身持久力…有酸素エンジンで使われる、心肺機能による持久力です。酸素を体内に取り込み筋肉に送り届ける能力、送られた酸素を筋肉で効率よく利用する能力があります。有酸素トレーニングにより高めることができます。
3 柔軟性
筋肉や関節の柔軟性のことです。動きの可動域を広げ、故障を予防するために必要です。筋肉は太いゴムのように柔らかく、太いのが理想的です。枯れ枝のように固くて、細い筋肉はスポーツに適していません。
竹村知洋