部活動は時間を有効に活かすことができます。
部活動により違いはあるかと思いますが、多くは学校の施設を使うため、授業後にすぐに練習に入ることができます。
保護者による送迎も必要ありません。
例えば本校水泳部であれば一番遅いチームでも平日であれば18:30、土曜日であれば17:00には活動が終了します。
日曜日を休みにしていますので、休息もしっかりとることができます。
民間のスイミングクラブになると、たいてい選手クラスが始まるのは18:30や19:00だと思います。
そうすると練習の終了が21:00や21:30となり、帰宅はさらに遅い時間となります。
学習塾やクラブチームなど他の習い事でも一度帰宅してからいくとなると、同じようなものではないでしょうか。
中高生であれば早めに食事をとり、学習や睡眠時間をしっかりと確保することが健全な成長につながるものと思います。
日本人の傾向として「石の上にも3年」とか「継続は力なり」が美点として受け継がれていますが、「何とかひとすじ」だけでなく、特に青少年時代は様々なことを経験するのもよいと思います。
そのためには限られた時間を有効に活かし、家族との食事や外出、他の趣味やスポーツに取り組むことも大切な経験です。
それは部活動を担当する教員やコーチにも同じくいえることです。
活動時間もやたらと長くするのではなく、できるだけ短い時間に集中して取り組んだ方が生徒にも先生にもよいと思います。
水泳の場合、年間を通して土日に試合が入っており、夏の大会はお盆の時期ですから休みが少なくなるかもしれません。
それも近年は有給休暇や振替休日の取得が義務付けられてきましたから、上手く利用していきたいものです。
練習は毎日、色々なチームで分けて、短時間に集中です。
竹村知洋