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女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

課題としての住宅設計3

2011-06-22 11:45:52 | 大学

昨日の続きで、非常勤ネタです。

今回の課題・・・

東と南に道路のある角地で、敷地面積は100坪。

4人家族の住む、平屋建ての住宅の設計。

なんて恵まれた土地って、思うでしょう。

でも、本格的に設計を始める一歩としてはこのくらいの好条件でなくちゃ。

で、設計のポイントは、お父さんの趣味は家庭菜園、お母さんは料理好き。

室内に物干しスペースを確保する、テレビは家族で観る、

パソコンは共有スペースで使う、収納スペースの確保・・・などなど。

そして、もちろん、豊かな空間構成をめざす。

細かいことですが、指導している講師間でも意見が異りまして、

トイレの位置は洗面所を介して派、廊下から直接出入り派とか、

物干しスペースも乾きやすい位置と人目を気にしない位置に分かれたり、

その作り方についてアレコレ意見が交わされたり。

基本的に廊下で部屋をつなぐ派と、廊下を取らない派と。

都会的(?)なセンスだな~と思ったのが、中庭を作ってシンボルツリーを植えるとか。

キッチンは独立させたい、やっぱりオープンスタイルは使いにくいとか、

いや、今どきはアイランドなのよ・・・とか。

更には、外回りでアプローチの仕方も家庭菜園の作り方も様々で・・・。

この課題ひとつを通じて、面白い話が交わせたような気がしています。

当然、質問した先生に依ってアドバイスの内容が異なりまして、困惑の学生達。

でも、課題だけでなく、実務ではいくつもある選択肢から選ぶ悩ましさから

逃れることは絶対できないのだ。

みんな悩んで、大きくなった~♪・・・古っ

さてさて、来週からは第三課題・・・。

H先生が幹事なので、ちょっと気が楽になります。

@ふると

コメント (2)
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