燕は戻ってこない 桐野 夏生 (著)
一度図書館で借りて、読めなくて、ドラマ化されるのを機にリベンジ。
今回は読み切った!
NHKでドラマ化されて、見ている友人も多い。
おそらく、注目度が高いね。
デリケートな内容過ぎて、ここに何と記してよい物やら…。
悩ましいので、詳しいあらすじは置いといて。
代理母を選択した女性が主人公。
何をやっても上手く回らない人生を送っていた女性。
要領の悪さとか、用意が不足している所とか、うまくいかないよな・・・と。
そんな、彼女の心の変化が見事に描かれていると思いました。
周囲の身勝手な人ばかりな中で、一つの決断をした後、
だんだんに振り回されなくなっていく彼女が、ある意味「母は強し」なのかなと。
ただ、結末も用意が足りてない。
この先どうするのか、いや、上手く回っていくのか。
結末の解釈は色々だと思うけれど、読んだ人と話し合いたい気分!
桐野夏生さん、天晴です。
@ふると