Full-Tone

女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

最近読んだ本 8月 その2

2024-08-24 10:42:19 | 最近読んだ本
こちらは、休館中に借りた本。
厳密に言うと、年初めに一度借りて、読み切れず。
再度借りて、2ケ月の貸出期間に、ようやく読み切った。
怒涛のラスト1/5くらいは、深夜一気読み。




ラブカは静かに弓を持つ 著:安壇美緒
著作権をめぐる、潜入捜査と言うお役目を担った、主人公・橘樹。
チェロの個人レッスンを受けながら、社命を全うする。
嘘を重ねていく主人公。
彼を信じて才能を見出していくチェロ講師。
そして、チェロ仲間との交流が、深海に生きるラブカじゃなくて、諜報員・橘を光のさす方へ導く。
少しずつ、少しずつ、何かが変わっていく。

作中登場する、諜報員を描いた映画と橘が、演奏する曲のタイトルと橘が、重なって行くんだよね。
粛々と進む2年間の潜入捜査に対して、ラストはかなりの波乱。
ぐぐぐっと引寄せられました。

実は、読み始めから、映像が浮かんでくる物語。
橘は杉野 遥亮 くんなのだよ。
そして、講師の浅葉は吹越満さん。
そんなイメージで読み進んで行ったら、後半浅葉は29才で、橘の2つ上。
いや、最初に書かれていたかもなのだけど、繊細でお茶目なイケおじだと思い込んでた!!
その世代なら、仲野 太賀君、いや、染谷翔太くん、どっちにしよう。笑
映画化して欲しい作品だし、登場する曲も聴かせて欲しい。
そして、安壇美緒氏の作品を続けて読みたくなりました。

余談ですが、この日記を書くのに、吹越満さんを検索したら、なーんと!
青森県出身で、誕生日が一日違い!!
不思議な親近感。

@ふると

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