少し前に、図書館が改修工事をしていて、間もなくリニューアルオープン。
そしたら、予約していた本が一気に回ってきそうと書いたが、案の定。
お盆明けに3冊順番が回ってきた。
休館中に借りた本は、貸出期間が2ケ月で、1冊は今月末だけど、
もう一冊は来月中ごろが返却期限。
通常貸し出しの方は2週間で、後から借りた本を先に返すと言う、変なことになっている。
そんな理由で、後から借りた本を、中でも予約多数の物から先に。
喫茶おじさん 著:原田ひ香
店名は語られない物の、実在する割と知られた喫茶店をおじさんが巡る物語。
かと思いきや、実は隠された過去のアレコレが出てくる出てくる。
主人公の純一郎は早期退職して、家族に反対を押し切って、喫茶店を開業。
そして、半年で潰す。現在無職で問題山積み。
「こいつ、馬鹿なの?」と場面もあり、イライラする。
けれど。
かなりもやもやするも、自分と重なる部分もあったりして。汗
空気を読めていなかった、ちょっと鈍いおじさんが、色んな人と触れあって、
自分を振り返って、目覚めて行くラスト。
東京駅の虎屋カフェ、大丸のイノダコーヒー、ニュー新橋ビルの喫茶店、歌舞伎座近くの卵サンド。
知っているお店が半分ほど。
サンドイッチ食べて更にスイーツ、時にはクリームソーダをはしごしたりで、
「純一郎、食べ過ぎよ」と言いたくなったけど、知らなかったお店には行ってみたくなった。(メモってないわ)
中でも、喫茶店ではないけれど、東京駅ステーションホテルのバーには、必ずきっと。
この後の、純一郎の行く末も気になるし、喫茶店巡礼も楽しいので、シリーズ化して欲しいかも。
欲を言えば、ちょっと挿絵があると、より嬉しいな。
@ふると
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