トーク・アバウト・アメリカン

トークアバウトボーラ→300C→アメリカン。最近はアメリカからだいぶ外れてきています(笑)

ザ・ベネチアン・マカオ

2010-02-27 23:59:00 | アジアン
香港から、片道1時間(2,000円)。仕事でマカオに行ってきました。
しかし、スーツでマカオ・・。怪しさ100%の東洋人ですが、今、日本人に足りないのはゴルゴ13「ラオスのシけし」に出てくる東洋人(あのバーテン(笑))的な怪しさです。って若い人はわからないか(笑)
それで、マカオと言えば勢いカジノの紹介になるのですが・・
(カジノはあくまで取引現場です(笑))
サンズ・マカオ(繁体字: 金沙娛樂場)は、マカオにあるカジノ・リゾート。

サンズはラスベガス・サンズ社により所有され、敷地は22万9千平方フィートのカジノ部分(740台のテーブルゲーム)と、51室のVIP専用ホテルで構成されています。
2億4千万ドル(2,400億円)の総工費を要し、2004年5月18日にオープンしましたが、建設に投資するために発行された全ての抵当権は、翌年の2005年5月に清算が終了しています(凄っ)
ラスベガス・サンズの社長で世界14人の富豪の一人であるシェルドン・アデルソン曰く、「ラスベガスも、いずれアメリカのマカオと呼ばれることになる」と。
そしてその稼ぎ頭マカオは、いまや中華人民共和国のものですからね~。

上記のサンズは前回行った時には既にあったのですが、今回もっと度肝を抜かれたのは、上記ラスベガス・サンズが2番目にオープンさせた、ザ・ベネチアン・マカオ(The Venetian Macao、澳門威尼斯人渡假村酒店)

ヴェネチアンの一番の売りはなんといっても現在世界一のカジノと言われるその巨大さです。(それまでの世界一は同社が手がけた上記の、サンズ・マカオ)
ヴェネチアンのカジノはテーブルが700台、スロットを6,000台も保有。ホテルも3,000室あり、しかもその3,000室すべてがスイートルーム。まさに贅をつくしたホテルです。それに宿泊客の60%が中国本土からと聞くと・・大躍進中国恐るべし。
また、350店舗以上のショッピングモール(GRAND CANAL SHOPPES内)と

downレストラン街を併設。

マカオのラスベガス化といますか、カジノ一辺唐ナはなく、家族で楽しめる街に変貌しつつありますね。エンターティメントのブ厚さは、まだまだラスベガスの方が上ですが・・。
このザ・ベネチアン・マカオへは・・フェリーターミナル(向かい)からヴェネチアン行きの無料バスがバンバン出ていますので、もし行かれる場合はdownこのバスを。くれぐれも(ターミナルで待ち構えている)タクシーの運転手にボラれないでください(笑)
この無料バスで上記のサンズにも、空港にも、フェリー乗り場にもどこでもいけます。

シンガメ[ルもカジノをオープンさせるようですが、アジアのライバルを更に引き離すべく、downマカオはまだまだ建設ラッシュ。

「カジノだけではもはや人は呼べない」と、打つ手が早いですね。この空中戦は、日本にはもはや圏外で、取り残された気分です。
不景気なのに、思いきった景気浮上策を打ち出せない日本。建前国家の日本。
観光分野では周回遅れどころか・・もう追いつけず、仮に(役人主導で)カジノなんてやったところで建前だらけで稼げないでしょうね。今の日本には、やはり怪しさも必要です(笑)


メガ・チャイナその③

2010-02-24 18:30:00 | アジアン
中国出張から戻ってきました。旧正月を微妙に外したつもりでしたが、行き帰りとも香港、広州行きの便は全て満席。日本人観光客もいよいよ増えて景気回復か・・と思ったら乗客の大半は中国人でした(笑)
北京経由の便で行くことになりましたが、これも満席でした。爆裂チャイナ・パワー(笑)
でも、もっとびっくりしたのが広東省地域(China Guangdong Province)のこの視界。
down空港で見た香港ドラゴン航空(港龍航空公司、Dragonair)。視界の悪い状況をわかりやすいように撮影してみました。後から見返しても・・この大気汚染物質(atmospheric air pollution)による光化学スモッグ(photochemical smog)は酷い。

downズームアップついでにウンチクシリーズですが(笑)昔はこのように五本指の龍を使用して良いのは中国の皇帝だけで、韓国は4本、日本は3本と序列化されていました。勿論、今は自由ですが。

down広州市内。近くはかろうじて見えますが・・

down少し先の視界になるとこのとおり。外にしばらくいると目が痛くなります。東京で鍛えられていたはずですが・・。

この深刻な環境汚染は、あちらのニュース見ても・・
2009年11月27日付中広網によると、広東省広州市で27日、2009年になって最悪の大気汚染が発生した。汚染指数は中国の基準で「人類の居住に適さない」とされる129に達した。
同市環境保護局によると、主な汚染物質は窒素酸化物と微小粒子。
視界が1キロメートルになった場所もあり、航空便にも遅れが生じた。同市ではこのところ、大気の深刻な汚染が続いており、医療関係者によると喘息の発作を起こす患者が2割程度増加した。
広州市では2010年11月にアジア競技大会の開催が予定されており「大会中に深刻な大気汚染がでたら、どうするのか」との疑問も出ている。


水にしても・・臭かったのですが、
広東省の有力紙、広州日報によると、同省の珠江デルタ地域にある広州、仏山、深セン、東莞、珠海、江門、中山、恵州、肇慶の住民の4分の1が、水質汚染が恐くて水道水は飲用に使えないと考えている。

世界の工場群はフル稼働を続け、街には最新の車が溢れ、BMの最新7シリーズがバンバン走っています。爆進する中国。しかし、発展の影にあるこの深刻な環境汚染はもはや放置できない課題であると思います。


メガ・チャイナその②

2010-02-16 23:38:00 | アジアン
今、NHKハイビジョンで放送中の日中合作ドラマの「蒼穹の昴」(浅田次郎原作)に、ハマっています。
我が家の家電正面装備の更新は大幅に遅れていまして・・昨年、ようやくビデオから、HDにしたのですが・・こういうのをバンバン録り貯めるのにはやはり最新家電は便利ですね(笑)
物語はこの紫禁城が舞台です。

以下、wikiから。
紫禁城(しきんじょう)または故宮(こきゅう)は、中華人民共和国北京市に所在する明清朝の旧王宮である歴史的建造物。「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」の一つとしてユネスコの世界遺産(文化遺産)となっている。面積は 725,000m² あり、世界最大の宮殿の遺構[要出典]である。現在は、博物館(故宮博物院)になっている。
南北の長さ961m、東西の幅753m、周囲は幅52mの護城河が囲む。
6つの門があり、南に天安門、最も外には端門と午門、東に東華門、西に西華門、北に玄武門(神武門)である。「紫禁城」は中国の天文学に従い、北極星(天帝)を皇帝に擬え、地上に「紫微垣」を再現したものとされる。そのため「天子は南面す」の言葉どおり、北に皇帝の宮殿が置かれている。


down景山公園からの眺め。

「蒼穹の昴」にハマっているのは、紫禁城に行ったという事もありますが、昨年末に「坂の上の雲」も見ていたので、その同じ時代、中国はどうであったか?
そんな事で、余計に興味があるのかも知れません。


メガ・チャイナ

2010-02-11 21:46:00 | アジアン
発掘シリーズ。2006年ものビンテージです(笑)

北京のイトーヨーカドー。現在10店舗近くが出店されていますが、1店舗当たりの年間売り上げは約80億円に達し、国内店舗に肩を並べています。
今後も縮小続ける日本市場に対して中国市場は成長が期待できることから、出店を加速していく予定のようです。

ヨーカドーのルーツは、もともと「羊華堂洋品店」ですが、中国の屋号は「羊華堂」ではなく、「洋華堂」(簡字体:洋华堂)になっていますね。
また、ロゴも日本国内の店舗のようにセブンアンドアイホールディングスではなく、鳩のロゴになっています。

downカラーはこっちを反転させた感じでしょうか。


この成長市場には当然の如く、世界最強の流通企業であるウォルマートも進出しています。


追記。
車においても例えば、GMのビュイックブランドは幾度となく消滅の危機にありましたが、最近は中国での(米国での販売台数を上回る程)人気が高く継続が決定されました。
そうこうしているうちに2代目のビュイック・ラクロスのように米国市場においても大ヒット車が生まれています。中国頼みの構造は今や日本も米国も一緒なのかも知れません。


アンコール遺跡の四方山話

2009-12-16 23:56:00 | アジアン
出張続きで・・しかも休みがなく300Cネタは進展ありません。よって、画像整理がてらアンコールトム、ワット内の四方山話です・・。

downまずは、アンコール・トムにあるこの仏顔像ですが・・
ガイドさん(クメール人)は京唄子さんだと言ってました。
クメール人のあなたが京唄子をなぜ知ってルカ?若い日本人は知らないぞ(笑)

おっと、彼の営業ネタを・・こんな所で公開してはいけなかったのかもしれません(笑)

downこれはアンコールワット内に彫られた乳海撹拌の図。全長49メートルに渡って彫られています。

乳海撹拌とは、
海をかき混ぜることで得られるという不老不死の薬を求め、善の神(88体)と悪の神(91体)が大蛇で綱引きをして、やがて海から太陽や月、宝石や女神達が飛び出し世界が誕生したのだと言う、(ヒンドゥーの世界観である)世界の始まりがあらわされています。
善の神は88体なのに対して、悪の神は91体なのは、人生は悪い事や、つらいことが良い事よりも多くて当たり前。と言う事らしいです。う~ん、深い。

downこちらは日本人向けの観光ガイドにも載っている、日本人だけが反応する落書き(笑)
今から、380年も前の1632年にアンコールワットを訪れた肥前松浦藩士の森本右近太夫が残したものです。落書きも時を経ると遺産になるんですね(笑)

実物は、カンボジア内戦時に立てこもったクメール・ルージュによってスプレーで塗りつぶされたのでこのように見難いですが、下のような事が書いてあるようです。
「寛永九年正月初而此所来 生国日本/肥州之住人藤原之朝臣森本右近太夫/一房御堂心為千里之海上渡/一念之儀念生々世々娑婆寿生之思清者也為/其仏像四躰立奉者也」

「寛永九年(1632年)正月初めてここに来る。生国は日本。肥州の住人藤原朝臣森本右近太夫
御堂を志し数千里の海上を渡り。一念を念じ世々娑婆浮世の思いを清めるために
ここに仏四体を奉るものなり。」

簡単にまとめると父母のお骨を祇園精舎に納める為にここに来ました。と言う事ですね。
当時の東南アジアには多数の日本人(商人や浪人)が住んでいました。(アユタヤの日本人町や山田長政が等が有名ですね)
そんな日本人達からこのアンコール・ワットを祇園精舎だと聞いて訪れたのでしょう。(当時はもう廃墟だったとはいえ、この壮大なアンコールワットを祇園精舎と思ったのは無理ありませんね。)
その後、森本右近太夫は無事に帰国したようですが、当時日本は鎖国中。(外国に行った事自体内緒なので)このアンコール・ワットが日本で書物などに著されることはなく、日本人に広く知られる事はありませんでした。
こうしてアンコールワットは1800年代後半にフランス人に発見されるまで、忘れ去られること(ジャングルの奥深くに眠ること)になるのです。

こういうネタは出張続きや休みが取れない日々の手抜き記事・・みたいな位置づけなのですが・・デジカメ画像を加工したり、メモ見返したり、調べたり・・でこちらの方が大抵大変です(笑)

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