トーク・アバウト・アメリカン

トークアバウトボーラ→300C→アメリカン。最近はアメリカからだいぶ外れてきています(笑)

マツダリポート

2023-01-29 20:01:54 | 300Cカスタム
皆が、すなる急速充電といふものを、あまり必要のない私もしてみむとてするなり。
少し遠出をしてもせいぜい往復300km程度で収まってしまい、なかなか外で急速充電する機会もなく。外部充電において要望としては強いて言えば高速道SAでの一カ所当たりの設置台数増くらいなんですよね。。言うても自分は、じゃぁ車では年に何回大阪あたりに行くの?と。それすら新型コロナ渦であったここ数年は控えてました。
戻しまして、急速充電。見かけた道の駅はガラガラなのはいいですが30kwタイプ。
ここは私が加入しているランニングコスト無料のエコQ電のネットワークでした。
結局、この道の駅では充電せずに、エコ給電のネットワークにあるドトールキッチンのあるエネオスで充電してみました。充電量と軽食で1500円を超えちゃいましたね(笑)
EVが普及しないとインフラ拡充が進まず・・いやインフラ拡充しないとEV普及が進まず・・。エッグフォワードです(笑)
以下は、文字だけのご参考ですが世界的なEVの状況を。
英調査会社LMCオートモーティブとスウェーデンの調査会社EVボリュームズによると、BEV(Battery Electric Vehicle)と呼ばれるバッテリー式EVの販売台数は約780万台で、前年から68%増加した。シェアは欧州11%、中国19%・・
この780万台!という数字を見てしまうと、日本市場の50,377台(2022年11月まで)の数字が・・。日産サクラや三菱のeKクロス EVなどのブースト入れても780万台の1、000分の1もいかないでしょう。
この日本のEV普及の遅れは、日本人の車選びに最も影響力のあるトヨタさんのやる気の無さにある、と思いましたが、マツダさんよお前もか(笑)

マツダにMX-30と言う車種があるのはご存じの通りかと思います。MX-30にはEV仕様があり、EV仕様は、日本では2021年1月28日に発売されています。しかしこの2年での販売台数を見てみると227台(2022年11月まで)。月販?と見返してしまいました。
専用デザインのEV専売モデルではないので売れないパターンではありますが、それにしてもですよね。。中身を見るとなかなかしっかり作られていて数日の停電時への備え、V2L/V2H機能も備えており、災害の多い日本にはもってこいと思うのですが・・。しかしやはり航続距離の短さがネックかと。
これは調べると、確信犯なんですよね・・。
マツダさんは、マツダサステネビリティの中で、「ライフサイクルアセスメント」なる言葉を使っていますが、これによりMX-30は
「満充電からの走行距離は256km(WLTCモード)。バッテリー生産時のCO2(二酸化炭素)排出などライフサイクルアセスメントを勘案し、環境負荷の抑制につながるよう容量
を決めた。」と。
よくネットの論調で見かける、BEV車は、バッテリー生産などトータルの生産を考えると、ガソリン車よりもCo2を排出する、と言った考えですが、、この考えをまとめ、世界的なEVシフトへ待ったをかけるべく刺客を送ったのはマツダさんだったか(笑)
まぁ、私も今のインフラ状況や技術をベースに考えるとすぐには世界の車EV100%は難しいのでは?と思っています。ですからしばらくは途上国中心にガソリン車はなくなりませんし、世界のディーゼル、ガソリン市場の全取りを狙っての戦略も今は間違いともいえません。問題は、欧米メーカーがガソリン市場もそれなりに抑えながらEVで前進してきており、また中国のメーカーが大躍進しているので、日本メーカーはそのままEV分のシェア以上に低下させてしまっていることですね・・。
戻しまして、このマツダリポートに関しては、前提条件がいろいろおかしいようで、検証の記事が出ています。
この検証はともかく、マツダレポートが書かれた4年前よりも今のバッテリー性能(リチウム使用量削減含む)や再エネ利用の最新設備での生産を考えると、今は生産時~廃車までのCo2排出問題は、完全にガソリン車(ハイブリット)含むよりは少ないとされています。
そこで反EV派は、タイヤの摩擦までを入れると・・ガソリン車の方がエコ・・と(笑)
確かに、トルクなど含めたパワー換算での比較ではなく、同一ボディ版の同一サイズで比べた場合は、重量が重いのでタイヤの摩耗はEV車の方が進むと思います。
一方対してEV推進派は、「ユーロ7規制」の記載内容ではないですが、ブレーキダストの飛散量(EVは圧倒的に少ない)まで入れるとガソリン車はエコじゃない・・と言った始末(笑)
繰り返しますが、私もEV、非EVのゼロサムのような議論ではないと思っています。また自分の使い方と、車個体(デザイン、性能)を見て選ぶタイプなので、個人の車選びにおいてはどちらでも良いとも思っています。しかし日本においては、せめてこのシェア取りに行く(失地回復)。すなわち世界の潮流に乗る必要があるかと思います。国も短期的視点に基づいた、兵力の逐次投入的な中途半端な助成ではなく、上流から下流まで実はすそ野が広い産業支援、育成のため、それこそ前例のない支援を行う必要が。日本経済が壊滅する前に。