電力料金ダイナミックプライシング実証実験中(今月末)です。
こんな感じで前日に無料充電時間の案内がLINEに来るのですが、工場等が止まる土日なんかだとオフピークの時間が違うようですね。私としては使い勝手の良い時間で夜中1時~5時の固定よりも苦労せずに充電できています。逆にタイマー設置(現在発注中)するとタイマー設定の変更が面倒かな(笑)
しかしこのように電力需要のオフピーク時間を知るのは実証実験参加者だけなので(電力予報等があるか・・)ご近所さんから見れば、節電要請が出ている今、白昼堂々の充電は気が引けますね(笑)
まぁ自分自身、電力のオフピーク時間なんてEV乗るまでは、そして節電要請が出るまでは、あまり関心がなかったですし。そこでちょっと調べてみました。
これは一般的に1日の電力の需要供給を示す図(経産省)です。図内の赤い線がベースラインと言われる需要を示し、色つきの部分が電力供給電源です。
図中【B】と【C】が、発電し続けなくてはならないベース電源です。
赤線のベースラインから色がはみ出している部分が【F】余剰電力でよく晴れた日だと出力制御されてしまう部分です。逆に白い部分が電力が足らない部分。
再エネ、特に太陽光の導入が進むと、再エネ発電のピーク時にどんどん余剰電力が生まれていきます。実際、昨年は沖縄、北海道、九州や四国地区辺りでは電力の出力制限がされまくっていました。日数にして55日間も!
昨年、電力の出力制限を一番かけていた九州電力の電源構成を見てみました。火力発電はたったの36%。だから今回は値上げ申請してないのね。。
捨てる位だったら、当然無料でEV車にガンガン充電させて蓄電させましょう、と(笑)1,000万九州民。今すぐBEVに乗るべし(笑)
同じく、電力料金の値上げの申請をしていない関西電力も、火力(及び市場購入)は50%弱。関西も人口の大票田です。大阪も東京みたいにBEVに補助金出しまくってBEV化(蓄電池)推進するべし(笑)
我が関東は・・火力77%かぁ。原発止まっているのは電気代も、ゼロカーボンにおいても痛いですね。。ベース電源がこの構成のままでは、Co2はともかく毎年、夏と冬に電力がひっ迫する日が数日は発生する可能性はありますし・・。
さわいえ、電源構成は、意外?にも2割ちょいは非火力。ですから関東でさえ、「EVなんて100%ガンガン燃やしながら発電した電気で充電するんだから全然エコじゃない!」って事は「無い」ですね。また、今の欧州並みにEV車を増やしても1日の発電総量自体は問題なくCo2も削減できます。EV100%なんて言う時代が仮に来たとしても、その時(心配しなくてもだいぶ先ですよ(笑))までにはテクノロジーの進化も相当進んでいるでしょう。いや日本こそが新たな産業として進めるべきです。ただ、今はEVへの充電はオフピークへ誘導するよう、メリハリつけたダイナミックプライシングを徹底させる。とか。そのための実証実験参加ですので頑張ります(笑)
電力総量は足りているのです。問題はピークとオフピークの落差。PPT(バーチャルパワープラント)等AIを駆使した制御と、蓄電技術ですね。蓄電ビジネスにもテスラが着々と手を打っていってますが・・。
東京都は積極的に太陽光発電設置義務化や、災害に備えてのV2H設置への補助金や車ではBEV化推進のための補助金を独自に出す政策は間違っていないように見えます。国レベルでもっと早くに政策決断してもっと大胆に補助していれば、米中欧の重電メーカーや、中国、韓国メーカーの太陽光パネル、同じく中国、韓国メーカーバッテリーや台湾、韓国メーカーの半導体を使わなくても良かったんですけどね・・。
なぜかこの国は、GDPの20%を占める製造業には厳しく、GDP7%の観光産業には支援金と称してばら蒔きまくっているので・・。日本の観光立国化。大規模企業つぶし・・。マッカーサーの戦後構想「極東のスイスたれ」の破壊政策が官僚の中で生きているのかもしれません。
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