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中京記念の法則

2012-07-17 00:00:00 | 中京の法則
開催時期が3月から7月に、距離も2000mから1600mに変更され、唯一変わっていないのはハンデ戦のG3ということだけで、全く別物のレースに生まれ変わった新・中京記念。よって、これまでの血統傾向のストックや過去データは一切役に立たず、拠り所となるのは今開催のコース傾向のみ。

■コース傾向■

先週までに行われた合計8鞍中、父SS系は【5-4-6】で、母父SS系は【2-3-2】と、父か母父いずれにもSSの血を持たないのは先週の日曜日の新馬戦で1着になったエイシンラトゥナ1頭のみである。今開催の中京芝1600mにおいて、SS系の血はマストアイテムということ。

SS系の内訳は、ディープインパクト【2-1-1】、ステイゴールド【1-0-1】、そして地味なSS系だがアドマイヤマックスが【1-0-2】の3頭が複数回3着以内に入っている。また、アグネスタキオンは父で2着1回、母父でも2着1回があり、ダンスインザダークは母父で1着1回、父で2着1回がある。


SS系以外では、目下ディープインパクトとリーディングサイアーを争っているキングカメハメハが【1-1-2】と奮闘し、その父キングマンボも母父で1着1回があり、キングカメハメハの相手方は全てSS系である。

他では、府中を得意とするグレイソブリン系【1-2-2】だが、左回り、長いホームストレッチと府中とよく似た当該コースで活躍しているのも頷ける。

全体では父、母父合計で【3-4-0】のノーザンダンサー系であるが、その内訳はダンチヒ系【2-0-0】、ストームバード系【1-2-0】、ホワイトマズル【0-2-0】の3頭によるものである。

★フラガラッハ…デュランダル×トニービン
★レッドデイヴィス…アグネスタキオン×トニービン

いずれにせよSS系が中心なのは動かせないが、登録馬中の該当馬はわんさかといて絞るのに一苦労。現時点では母父にグレイソブリン系トニービンを持つ2頭をピックアップ。
前者の父デュランダルは、【1-2-2】のアドマイヤマックスと同じ血統構成で、後者は新馬戦、未勝利戦連続2着の馬の血統構成(チチカステナンゴ×アグネスタキオン)の逆パターン。