☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

神戸新聞杯の法則

2012-09-22 00:00:00 | 阪神の法則
■血統傾向■

2400mに変更となった07年以降の過去5年で、ここで権利を獲り本番の菊花賞で馬券になったのは、07年2着アサクサキングス(菊1着)、08年3着オウケンブルースリ(同1着)、09年3着セイウンワンダー(同3着)、10年1着ロ-ズキングダム(同3着)、3着ビッグウィーク(同1着)、11年1着オルフェーヴル(同1着)、2着ウインバリアシオン(同2着)の合計7頭いる。先週行なわれたセントライト記念よりも断然に菊花賞に直結するトライアルといえる。

父SS系【4-2-1】、母父SS系【1-1-2】と、過去5年で3着以内に入った15頭中11頭が父か母父にSS系の血を持っている。また、菊花賞で馬券になった7頭のうちアサクサキングス、オウケンブルースリ、セイウンワンダー、ローズキングダムは、いずれも父が非SS系である。
SS系の中では、兄弟制覇を果たしたドリームジャーニーとオルフェーヴルの父ステイゴールドの2勝が光る。

SS系以外では、ヴィクトリーの母父トニービン、ブラックシェルの母父ウイニングチケット、オウエンブルースリの父ジャングルポケットのグレイソブリン系(全てトニービンのライン)に注目。

■ダービーとの関連性■
<前走>

ダービー:4-4-2-15/25
皐月賞 :0-0-0- 2/ 2
宝塚記念:0-1-0- 0/ 1
ラジオN:1-0-1- 5/ 7
ユニコン:0-0-0- 1/ 1
3歳OP:0-0-0- 4/ 4
1000万下:0-0-2- 1/ 3
前走ダービー組が優勢。馬券対象になった10頭中8頭は全てダービーで5着以内。

<人気>

1番人気は過去5年で【2-1-0-2】と、信頼できるのかどうか微妙なところだが、過去10年まで遡っても【5-3-0-2】と、連対率80%を誇る抜群の安定感である。
連対した8頭のうち02年のサクラプレジデント以外は全てダービーで5着以内で、馬券圏外に消えた2頭は、07年フサイチホウオー(12着)、09年アンバライバルド(4着)で、いずれもダービーでは掲示板外だった。

<ダービー連対馬>
過去5年で7頭出走したが、08年スマイルジャック(16着)以外は全て連対している。

<ダービー上がり3F>
ダービーで上がり3F2位以内の馬は過去5年で7頭いるが、これまた全て連対しており、ダービーでの着順は全て5着以内。

■馬キャラ■
過去5年で3着以内に入った15頭は、次の3つのタイプに分類できる。
1.重賞勝利実績あり(11頭)
07年
1着ドリームジャy-ニー…朝日杯FS
2着アサクサキングス…きさらぎ賞
3着ヴィクトリー…皐月賞

08年
1着ディープスカイ…NHK・ダービー

09年
2着リーチザクラウン…きさらぎ賞
3着セイウンワンダー…新潟2歳S・朝日杯FS

10年
1着ローズキングダム…東スポ杯2歳S・朝日杯FS
2着エイシンフラッシュ…京成杯

11年
1着オルフェーヴル…スプリングS・皐月賞・ダービー
2着ウインバリアシオン…青葉賞
3着フレールジャック…ラジオNIKKEI賞

重賞勝利実績のない4頭は、次の2タイプに分けられる。
2.上がり3F3位以内率70%以上
ブラックシェル【5-2-2-0】3位以内率100%
イコピコ【2-2-1-2】3位以内率71%
また2頭とも重賞勝利実績はないものの、掲示板経験はある点。

3.上がり馬
重賞未経験のオウケンブルースリとビッグウィークの2頭だが、この2頭には共通点がある。
未勝利⇒500万⇒1000万を3連勝して臨んだ上がり馬で、どちらも3着に入り権利を獲り、本番では見事栄冠を掴んだ。また、どちらも父は非SS系のナスルーラ系である。

と、以上のように神戸新聞杯のデータはいずれも鉄板級なのだが、残念ながら今年はダービー連対馬は出走せず、2連勝の上がり馬はいるが3連勝の上がり馬はいないので、一工夫が必要だ。

◎14ゴールドシップ…ステイゴールド×メジロマックイーン
ダービー5着とギリギリ掲示板を確保し、その時の上がり3F33.8は1位。
なんといっても2勝をあげているドリームジャーニーとオルフェーヴル兄弟と同じ血統構成。ここは人気でも逆らえない。

〇7ヒストリカル…ディープインパクト×ノーザンテースト
毎日杯1着。上がり3F順位は【4-1-0-1】と準パーフェクト。
ダービーでは18着とシンガリ負けを喫したが、デビュー(442kg)から走る度に体重を減らし続け、ダービーは426kgで出走。3歳のこの時期なら増えて当たり前のはずなのに、なんとデビュー時から16kgの減。ダービー惨敗は決して距離のせいだけではない。
「休養明けの音無君」の仕上げに賭ける。

△9ベールドインパクト…ディープインパクト×ドクターデヴィアス
ダービーは9着と掲示板外だが、上がり3Fはゴールドシップに0.1秒差の33.9で2位。
血統構成的には、母父ドクターデヴィアスはクラリオン系だが、その源流はメジロマックイーンのパーソ-ロン系と同じジェベル系である。

オールカマーの法則

2012-09-22 00:00:00 | 中山の法則
■血統傾向■

過去9年で父SS系は【3-5-3】だが、1着は全てマツリダゴッホのV3によるもので、2着2回はドリームジャーニー、3着2回はトウショウロッコの3頭のリピーターの活躍に負うところが大きい。
そのトウショウシロッコの母父ニッポーテイオーと同じリファール系のホワイトマズルは【2-0-1】だが、このうち1勝3着1回はリピーターのシンゲンによるものだ。

■中山芝2200m重賞リピーターズ■
中山芝2200mで行なわれる重賞はAJCC、セントライト記念、そしてオールカマーの3つあるのだが、そのレース限定ではなく、他のレースでも活躍するリピーターも多い。
オールカマー絡みで言えば、マツリダゴッホは07年AJCCを制しており、ドリームジャーニーの父ステイゴールドからは、先のセントライト記念を制したフェノーメノをはじめ、09年1着ナカヤマフェスタ、11年1着フェイトフルウォー、そして今年のAJCC2着のナカヤマナイトが出ており、まさに中山芝2200mのスペシャリストといった感がある。また、トウショウシロッコ自身は06年セントライト記念2着を皮切りに、09年、10年のAJCCで連続3着があり、シンゲンと同じ血統構成(ホイトマズル×SS)のシャドウゲイトは10年AJCCの2着馬である。
と、このように非根幹距離である2200mに加え、おにぎり型の特殊なコースを得意とする馬や種牡馬が存在するのである。

参考までに過去9年分の三重賞の血統傾向を年別に掲載しておく。

言うまでもないが、とりわけセントライト記念で3着以内に入った馬の血統には注意しておいた方がよい。

今年はオールカマーでのリピーター候補はいないが、他の2重賞で3着以内に入っているリピーター候補が2頭いる。
まず、AJCCを09年、10年と連覇し、11年3着のネヴァブション。そして、昨年のAJCC2着のナカヤマナイト。だが、前者は9歳という高齢馬であること、後者はセントライト記念を同じステイゴールド産駒のフェノーメノが制し、血統傾向的に流れは来ているのだが、如何せんヤネが相談役というのが気に掛かる。

■前走■

前走着順は、昨年2着のゲシュタルト以外は全て一桁着順。

過去9年で3着以内に入った27頭のうち、前走が重賞だった馬は25頭いる。
<前走重賞組内訳>
札幌記念:5-2-1
(2着馬、9着馬が各2勝/7着馬1勝/5着馬が2着、3着各1回/8着馬3着1回)
宝塚記念:2-3-0
(1着馬1勝2着1回/3着馬1勝/4着馬2着1回/9着馬2着1回)
新潟記念:1-2-2
(1着馬2着1回/2着馬2着1回3着1回/3着馬1勝3着1回)
その他:1-2-4

前走が非重賞組の2頭は、03年3着メジロランバート(みなみ北海道S3着)、06年2着コスモバルク(札幌日経OP2着)で、いずれも洋芝の2600mという共通点がある。

△2ルルーシュ…ゼンノロブロイ×ハイエストオナー
前走、札幌日経OP1着。母父ハイエストオナーはグレイソブリン系で、オールカマーでは父、母父合計で【2-0-1】と血統傾向にも合致する。
が、デビュー以来、勝ち⇒負けの二拍子の馬なので今回は負ける番?
とはいっても【5-2-1-1】と、馬券にならなかったのはデビュー2戦目の札幌2歳S4着だけで、抜群の安定感を誇る。が、人気になりそうなので頭よりもヒモ候補の一頭。

■人気■

1番人気:4-2-0-3
2番人気:0-2-2-5
3番人気:1-1-1-6
4番人気:2-1-0-6
5番人気:1-1-0-7
6番人気:0-2-3-4
7番人気:0-0-2-7
8番人気:0-0-1-8
9番人気:1-0-0-8

過去9年で10番人気以下は馬券になったことがなく(ただし、04年は9頭立て、03年、05年、10年は10頭立て)、勝ち馬は04年2着のトーセンダンディ以外はすべて1~5番人気以内の馬。また、09年以外はすべて6番人気の馬が毎年必ず一頭は馬券に絡んでいる。

1番人気で連対した6頭(実質4頭)は、いずれも古馬G2勝利実績があり、馬券圏外に消えた3頭のうち04年ハイアーゲーム(4着)と05年ヴィータローザ(5着)は、2歳か3歳限定のG2勝ちはあるものの、古馬G2での勝利実績はなく、06年エアシェイディ(5着)は重賞を勝ったことが一度もなかった。
今年は、古馬G2勝利実績のあるのは、マイネルキッツとネヴァブションの9歳馬2頭いるのだが。

目下、1番人気は5連勝中であるが、08年のマツリダゴッホ以降は全てG1馬3頭によるもの。
今年はサンテミリオンとマイネルキッツの2頭のG1馬が出走予定だが、連対したG1馬3頭は一年以内にG1を勝っているのに対し、前者は10年オークス、後者は09年春天と少々色褪せている。まあ、この2頭のどちらかが1番人気になることはないだろうけど。
仮になったとしても、サンテミリオンは10年オークス以降一度も馬券になったことがなく、過去9年で牝馬が馬券になったのは05年3着エルノヴァ、06年3着ディアデラノビアの2頭しかおらず、買う気がしない。
一方、マイネルキッツだが、先日、父チーフベアハートが天に召されたこともあり、ここで勝てばそれはそれでドラマになるのだろうが、如何せん9歳馬。また、先ほど引退が発表されたアパパネやセントライト記念で3番人気に祭り上げられたベストディールを見ればわかるように、国枝厩舎は休み明けは仕上げてこないのも気になるところ。

ところで、5連勝中のG1馬3頭は、いずれもグランプリホースだ。
マツリダゴッホとドリームジャーニーはグランプリ以外は古馬G1は未勝利で、アーネストリーも今のところは宝塚記念以外の古馬G1を勝ったことがない。
そういえばAJCCのリピーター・ネヴァブションの父マーベラスサンデーもまた、生涯唯一のG1制覇は97年の宝塚記念のみで、03年オールカマー3着メジロランバート、03年セントライト記念2着ニシノシンフォニーの父メジロライアンも91年宝塚記念しか制したことがない。

根幹距離で行なわれるG1では好走はしながらも遂に栄冠に手が届かなかった馬たちが、非根幹距離である有馬記念や宝塚記念を勝っていることは興味深く、その産駒が中山芝2200mという非根幹距離で活躍しているのは血のなせる業なのか。

というわけで、血統傾向や前走&人気のデータに合致するのはルルーシュしか見当たらないので、ここは中山芝2200m重賞リピーター血統に拘って、マン振りしてみる。

◎5メイショウカンパク…グラスワンダー×ダンスインザダーク
父グラスワンダーからは昨年1着のアーネストリー、07年2着のシルクネクサス、07年セントライト記念3着のスクリーンヒーローが出ており、シルクネクサスは07年のAJCC3着がある中山芝2200m重賞のリピーターである。
ここまで31戦中【5-4-8-14】、上がり3F順位は【13-1-8-9】とキレにキレまくる割には成績が伴わなっていないということは、要は展開が嵌るかどうかの一言に尽きる。
そこはマツリダゴッホでV3を果たし、月曜日のセントライト記念を制した蛯名の腕に期待。願わくば、セントライト記念の2着スカイディグニティの四位のように追い込みを決めて欲しいものだ。

☆13ナカヤマナイト…ステイゴールド×カコイーシーズ
ステイゴールドは上記のように中山芝2200mのスペシャリスト。母父カコイーシーズは、03年1着のエアエミネムの母父アリシーバと同じレイズアネイティヴ系。
血統傾向的には押さえるべき一頭なのは確かなのだが、問題はヤネが相談役ということ。
「一日一善週二善」―1日1勝がいいところで、午前中1勝を上げてしまえば、その日は店じまい。土日で2勝すればお腹一杯になるそうだ。そして、1番人気の場合は「信頼の2着付け」が正解で、せめて馬券圏内には持ってくるだろうと思って買うと、決まって「伝統芸」の4着を炸裂させる。それが相談役のクオリティ。
果たして明日はどんな技を見せてくれるのか?請うご期待!!