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有馬記念の法則

2013-12-17 00:00:00 | 長距離血統の法則
■血統傾向■

かつては、ナリタブライアン、マヤノトップガン、シルクジャスティス、グラスワンダー、シンボリクリスエスと5頭の優勝馬を輩出し、有馬記念御用達血統だったロベルト系。が、03年1着のシンクリを最後にロベルト系を持った馬は一度も馬券になっていない。
替わりに台頭してきたのが、SS系。96年の初出走以来2着、3着には来るもののなかなか勝ちあぐね、その初勝利は01年のマンハッタンカフェまで待たなければならない。その後、02年、03年はシンクリに連覇を許したものの、04年以降は目下9連勝中で、もはやSS系に非ずんば有馬記念を勝つ資格はない。
そんなSS系に対して、唯一、一矢を報いているのはここ3年で【0-1-3】のキングマンボ系くらい。

■リピーターズ■
ご存じのように有馬記念はリピーターが活躍するケースが多い。
88年以降の過去25年で、リピーターは14頭もおり、そのうち連覇を達成したのは、グラスワンダー(98年、99年)、シンボリクリスエス(01年、02年)の2頭のみ。また、連覇はならなかったものの、2勝したのはオグリキャップ(88年、90年)だけ。
今年は、連覇を目指すゴールドシップ、有馬2勝目を決め手有終の美を飾りたいオルフェーヴルが出走する。

■グランプリ血統■
過去10年で【9-6-7】のSS系。複数回馬券になっているのは、ステイゴールド、アグネスタキオン、スペシャルウィークの3頭だが、アグネスタキオンはダイワスカーレット(07年2着、08年1着)、スペシャルウィークはブエナビスタ(09年、10年2着)のリピーターによるもので、ドリームジャーニー(09年1着)、オルフェーヴル(11年1着)、ゴールドシップ(12年1着)の3頭で3勝をあげているステイゴールドが、相性の好さでは一枚上。
そして、この3頭にはステイ×メジロマックイーンという同じ血統構成だけでなく、宝塚記念を勝利しているという共通点がある。

ドリームジャーニー…09年宝塚記念、有馬記念
オルフェーヴル…11年宝塚記念、12年有馬記念
ゴールドシップ…12年有馬記念、13年宝塚記念

また、母父はマックではないもののナカヤマフェスタ(母父タイトスポット)が10年の宝塚記念を制しており、このステイ産駒4頭で春秋グランプリを合計7勝もしている、いわば「グランプリ血統」といっても過言ではない。もともとステイ産駒は、中山芝2500m、阪神芝2200mといった非根幹距離を得意としているのだ。

■コース傾向■
非根幹距離を得意とするステイ産駒。昨年の中山芝2500mは、まさに草刈場と化していた。
<2012年中山芝2500mコース傾向>

昨年は4回中山~有馬記念にかけて怒涛の5連勝を決め、昨年の当該コース10鞍で【5-2-2】と大暴れ。
果たして、今年はどうなのか?
<2013年中山芝2500mコース傾向>

今年はここまで8鞍行なわれたが、ステイ産駒は【3-2-1】と昨年同様の活躍を見せており、今年もステイ産駒を無視するわけにはいかないようだ。
ステイ以外で注意しておきたいのは、ハーツクライ【1-2-0】、ディープインパクト【0-2-0】、ジャングルポケット【0-0-3】の3系統。そして、ステイほどではないが、昨年と同じように今年もちょくちょく馬券になっているキングマンボ系【1-1-1】、BT系【1-1-1】の2系統。