前回ご紹介した☆オークス・ダービー血統リンクの法則☆と、前々回の☆ダービー同系セットの法則☆は、
ここまで完璧に機能していて完全無欠のロックンローラーのように思えますが、実は、この二つの法則には共通する重大な欠点があります。
■欠点1
同系セットにしろ、オ・ダ血統リンクにしろ、1着、2着になるとは限らず、1着・3着セット、あるいは2着・3着セットの可能性もある。
よって、馬連・馬単では、1着・2着以外の決着には対応できないし、また、3連系の馬券になると、もう一頭別の馬を選ばなければならないという問題が発生する。
つまり、この二つの法則を利用し、万全を期すのであれば、ワイド馬券を買うしかないということ。
でも、ダービーにおいてワイドで勝負!っていうのは、全く気が進まない。
■欠点2
どちらの法則も、どの馬が来たとしても、法則に当てはまってしまう。
なぜなら、今の競馬の血統的な話は『5大系統』を用いれば、その殆どを語ることができるからである。
5大血統=SS、ロベルト、ノーザンダンサー、ナスルーラ、ミスプロ系のいずれかを持っている馬が殆どなので、同系セットやリンクが出来やすいし、その組み合わせの出現率は必然的に高くなるのは当たり前のこと。
先週行なわれたオークスの結果から、ダービーへのリンクを例に挙げ考えてみる。
まずは、こちら↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/bf/71a796c17529b285e9c1439bf726f9a0.png)
で、オークスの結果↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/67/216e72b4680f6c8cd0ffcbaa4808325a.png)
☆1着トールポピーからのリンク☆
父ナスルーラ大系統グレイソブリン系トニービン・ラインのジャンポケ
⇒ファビュラスボーイ(父ジャンポケ)
これは文句なしでOK。
⇒ジャンポケと同じトニービン・ラインのウイニングチケットを母父に持つブラックシェル
これも、異論はない。
⇒ラインは違うが、同じGS系のスターオブコジーンを父に持つウイントリガー
これは、系統が同じなのでOKか。
で、問題はここから。
今回はたまたま、そのまんまジャンポケが居たり、同系・同ラインが居たからよかったものの、
もし、これらの該当馬がいない時には・・・
⇒系統は違うが同じナスルーラ大系統であるレッドゴッド系からは次の3頭。
メイショウクオリア(母父ラーイ)
レッツゴーキリシマ(母父バイアモン)
オリエンタルロック(母父マウントリヴァーモア)
⇒同じように、ネヴァーベンド系からは、
アグネススターチ(母父リヴリア)
と、合計7頭も『リンク馬』として名を挙げることができてしまう。
これを、オークス1着~3着馬の父、母父全てについて調べていくと・・・
☆1着トールポピー及び3着レジネッタからのリンク☆
母父SS⇒スマイルジャック・シンボリクリスエス・フサイチアソート・ウイントリガー
で、父方SS系だと⇒面倒なので、書きません。あしからず。
☆2着エフティーマイアからのリンク☆
父フジキセキ⇒サブジェクト
父SS系⇒パス2!
母父サーゲイロード系ハビタット・ラインのニホンピロウイナー
⇒マイネルチャールズ(母父サーゲイロード系サーアイヴァー・ラインのザビール)
このサーゲイロードの父はターントゥ。即ち、SSやロベルトと同じ祖先を持つので、思いっきりアバウトに括れば、SS系やロベルト系も同系統として、考えることができるが、それを言い出すと、この5大血統は全て、サラブレッド三大始祖の一頭であるエクリプス系からの派生なので、全部が全部、同系統となってしまい、何のために色分けしているのか分からなくなるので、あくまでも同系統分類は、5大血統までに留めておく。
☆3着レジネッタからのリンク☆
父ノーザンダンサー大系統ヴァイスリージェント・ラインのフレンチデピュティ
⇒フレンチデピュティの仔クロフネを父に持つブラックシェル
ライン違いだが、ストームバード・ラインのフォレストワイルドキャット
⇒エーシンフォワード
また、父系はダート血統のストームバードで、前出のフレンチDもダート血統。
そして、同馬の母父キュアザブルースの父はストップザミュージックで、その父はヘイルトゥリーズン。つまり、ストップザミュージックは、ヘイロー(SSの父)とロベルトと異母兄弟。
ということは、レジネッタのフレンチD×SSと非常に似たような配合と言える。
大穴ならこれか?
母父ノーザンダンサー系は、たくさんいるのでパス3!
と、こうやってリンク付けしようと思えば、ダービー登録馬全てにリンク可能なのである。もちろん、同系セットについても同じことが言える。
よって、これら二つの法則は、『法則』として予想の根幹に置かずに、あくまでも、『補足』として利用すべきなのである。
お!我ながら、なかなかいいオチだ。
ダメですか?
=つづく=
ここまで完璧に機能していて完全無欠のロックンローラーのように思えますが、実は、この二つの法則には共通する重大な欠点があります。
■欠点1
同系セットにしろ、オ・ダ血統リンクにしろ、1着、2着になるとは限らず、1着・3着セット、あるいは2着・3着セットの可能性もある。
よって、馬連・馬単では、1着・2着以外の決着には対応できないし、また、3連系の馬券になると、もう一頭別の馬を選ばなければならないという問題が発生する。
つまり、この二つの法則を利用し、万全を期すのであれば、ワイド馬券を買うしかないということ。
でも、ダービーにおいてワイドで勝負!っていうのは、全く気が進まない。
■欠点2
どちらの法則も、どの馬が来たとしても、法則に当てはまってしまう。
なぜなら、今の競馬の血統的な話は『5大系統』を用いれば、その殆どを語ることができるからである。
5大血統=SS、ロベルト、ノーザンダンサー、ナスルーラ、ミスプロ系のいずれかを持っている馬が殆どなので、同系セットやリンクが出来やすいし、その組み合わせの出現率は必然的に高くなるのは当たり前のこと。
先週行なわれたオークスの結果から、ダービーへのリンクを例に挙げ考えてみる。
まずは、こちら↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/bf/71a796c17529b285e9c1439bf726f9a0.png)
で、オークスの結果↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/67/216e72b4680f6c8cd0ffcbaa4808325a.png)
☆1着トールポピーからのリンク☆
父ナスルーラ大系統グレイソブリン系トニービン・ラインのジャンポケ
⇒ファビュラスボーイ(父ジャンポケ)
これは文句なしでOK。
⇒ジャンポケと同じトニービン・ラインのウイニングチケットを母父に持つブラックシェル
これも、異論はない。
⇒ラインは違うが、同じGS系のスターオブコジーンを父に持つウイントリガー
これは、系統が同じなのでOKか。
で、問題はここから。
今回はたまたま、そのまんまジャンポケが居たり、同系・同ラインが居たからよかったものの、
もし、これらの該当馬がいない時には・・・
⇒系統は違うが同じナスルーラ大系統であるレッドゴッド系からは次の3頭。
メイショウクオリア(母父ラーイ)
レッツゴーキリシマ(母父バイアモン)
オリエンタルロック(母父マウントリヴァーモア)
⇒同じように、ネヴァーベンド系からは、
アグネススターチ(母父リヴリア)
と、合計7頭も『リンク馬』として名を挙げることができてしまう。
これを、オークス1着~3着馬の父、母父全てについて調べていくと・・・
☆1着トールポピー及び3着レジネッタからのリンク☆
母父SS⇒スマイルジャック・シンボリクリスエス・フサイチアソート・ウイントリガー
で、父方SS系だと⇒面倒なので、書きません。あしからず。
☆2着エフティーマイアからのリンク☆
父フジキセキ⇒サブジェクト
父SS系⇒パス2!
母父サーゲイロード系ハビタット・ラインのニホンピロウイナー
⇒マイネルチャールズ(母父サーゲイロード系サーアイヴァー・ラインのザビール)
このサーゲイロードの父はターントゥ。即ち、SSやロベルトと同じ祖先を持つので、思いっきりアバウトに括れば、SS系やロベルト系も同系統として、考えることができるが、それを言い出すと、この5大血統は全て、サラブレッド三大始祖の一頭であるエクリプス系からの派生なので、全部が全部、同系統となってしまい、何のために色分けしているのか分からなくなるので、あくまでも同系統分類は、5大血統までに留めておく。
☆3着レジネッタからのリンク☆
父ノーザンダンサー大系統ヴァイスリージェント・ラインのフレンチデピュティ
⇒フレンチデピュティの仔クロフネを父に持つブラックシェル
ライン違いだが、ストームバード・ラインのフォレストワイルドキャット
⇒エーシンフォワード
また、父系はダート血統のストームバードで、前出のフレンチDもダート血統。
そして、同馬の母父キュアザブルースの父はストップザミュージックで、その父はヘイルトゥリーズン。つまり、ストップザミュージックは、ヘイロー(SSの父)とロベルトと異母兄弟。
ということは、レジネッタのフレンチD×SSと非常に似たような配合と言える。
大穴ならこれか?
母父ノーザンダンサー系は、たくさんいるのでパス3!
と、こうやってリンク付けしようと思えば、ダービー登録馬全てにリンク可能なのである。もちろん、同系セットについても同じことが言える。
よって、これら二つの法則は、『法則』として予想の根幹に置かずに、あくまでも、『補足』として利用すべきなのである。
お!我ながら、なかなかいいオチだ。
ダメですか?
=つづく=
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