安田記念の法則2

ＳＳ系が安田記念とは相性が悪いことはわかった。では、安田記念と相性が好い血統は一体何なのか？
これについては、以前より水上学氏が指摘しているので、既にご存知の方も多いと思うが、念のためにといことで。

■安田記念のトレンド血統■

馬場改修後の０３年以降で、活躍が目立つのはノーザンダンサー系とネイティヴダンサー系（ミスプロ系含む）。
過去８年で、父か母父にノーザン系を持つ馬が、毎年必ず１頭３着以内に入っており、ミスプロ系は０４年を除く７年全てが該当する。とはいっても、ノーザン系もミスプロ系も、その枝を父、母父双方に広げているので、こうなることは確率的に非常に高いのだが。

また、ここ３年で２勝３着１回のタニノギムレットと０８年３着のエーシンドーバーの母父シンボリクリスエスのロベルト系も当然マーク。

★安田記念血統御三家★
ノーザンダンサー系・ネイティヴダンサー系・ロベルト系

そして、最大のキモとなるのが「ノーザン系×ネイティヴ系（逆パターン含む）」の配合の馬である。馬場改修後から急に目立つようになったらしいが、確かに人気薄での激走が光る。

＜ノーザン系×ネイティヴ系の３着以内馬＞
０３年
１着アグネスデジタル（４番人気）…クラフティプロスペクター×チーフズクラウン

０５年
１着アサクサデンエン（７番人気）…シングスピール×マキャヴェリアン
２着スウイープトウショウ（１０番人気）…エンドスウィープ×ダンシングブレーヴ

０６年
１着ブリッシュラック（３番人気）…ロイヤルアカデミーⅡ×アリシーバ
２着アサクサデンエン（１０番人気）…シングスピール×マキャヴェリアン
３着ジョイフルウイナー（８番人気）…エルモキシー×ラストタイクーン

０７年
２着コンゴウリキシオー（３番人気）…ストラヴィンスキー×ハンセル

１０年
２着スーパーホーネット（６番人気）…ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール

圧巻なのは０６年。１着～３着までが全て当該配合の馬で、三連単２８万馬券となった。

＜登録馬中の該当馬＞
☆アパパネ…キングカメハメハ×ソルトレイク
☆サムザップ…シンコウキング×エクスポーディングプロスペクト
☆ライブコンサート…シングスピール×キングマンボ

アパパネは人気必至なので、今年の激走お宝馬にはサムザップとライブコンサートを指名。