コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

機動武闘伝外伝 その3

2024年11月19日 | 短編
機動武闘伝外伝のお話 その3

1995年8月号──
この号は、グラビアページ、解説ページともに休載になっています(多分)。
今回は、前号までの解説部分からネオジャパンのMF開発に付いて。

ネオジャパンでは、第13回大会に向け、ゴッドガンダムを開発。
が、開発の遅れから急遽、次期主力モビルスーツとして開発中だった、
ニンジャーをモビルファイターへと改造され、シャイニングガンダムと
名付けられたその機体は、予想以上の性能を発揮し、予選を勝ち抜きます。
それに気を良くしたウルベ少佐は、自分専用機として、ニンジャーを改造、
機体は、ライジングガンダムと名付けられています。
レインが搭乗することになった、ライジングガンダムと同一機体かな?
これを基に、ライジンググリーン、イエロー、ピンクも開発されています。

ウルベ少佐は、逃したデビルガンダム(アルティメットガンダム)を
回収するべく、機動忍軍と呼ばれる特殊部隊を編成しています。
運用されている機体は、ニンジャーを改造したシャイニングタイプが2機、
ライジングタイプが3機で、ウルベ少佐のライジングを含んで、計6機で、
各機が単独隠密行動に従事し、総ての機体が揃うことは殆ど無いらしい。
ギアナ高地でのデビルガンダム回収作戦には、グリーン、イエロー、
シャイニング(ブラック)の3機が参加しているが、全機が消息不明に。
その後、デビルガンダムは、ネオホンコンに回収されることになります。

1章の最後に唐突に出て来たモヒカンガンダムに付いて。

・モヒカンガンダム
頭頂高:16.8m(ノーマルモード)
本体重量:7.9t(ノーマルモード)
固定武装:
 ビームトマホーク×1
 ビームランサー×2
 フェザービット×16(腰部ビットコンテナ)
必殺技:フェザータイフーン

機体は、第12回大会中に、ネオロシア付近で行方不明になった、
ネオアメリカのマッスルガンダムを基に、パワー重視で、再設計され、
ノーマル、チーフ、さらにスーパーモードへの変形機能を備えている。
ノーマルモードでは、ビームトマホークとビームランサーを武器にし、
チーフモードでは、16基のフェザービットを装備するビットコンテナが
腰部に装着され、脅威的な攻撃力を発揮する。
ただ、チーフモードの強化パーツを装着するという部分(多分)が
ガンダムファイトのレギュレーションに抵触すると言われている。
ネオフランス製と思われるビットコンテナ、デビルガンダム細胞の
自己再生能力を応用したとされるチーフモードへの変形機構など、
大会資格を無くしてまで、何のために開発された機体なのかは不明。
後に、変形機構は、搭乗者の固有の能力に由来すると解説されています。

・ヒューイ・コロス
モヒカンガンダムのパイロット。大地の精霊を信じ、地球再生を願う男。
ガンダムファイターとしても一流だが、驚くべきことに、念力を用いた、
フェザータイフーンを必殺技としていたと言われている。
モヒカンガンダムは、その能力を増幅し、一瞬で強化パーツを装着し、
チーフモードへとパワーアップする変形機構が採用されている。

ちうワケで、1995年9月号から、場所を変え、2章が始まります。
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機動武闘伝外伝 その2

2024年11月12日 | 短編
機動武闘伝外伝のお話 その2

1994年のMFVヒストリーから暫く経ち、1995年5月号から唐突に、
機動武闘伝外伝序章!として、物語が始まります。
撮影や企画?をされていた高瀬ゆうじ氏のSNSによりますと、
当時、誌上のプラモデル記事を担当されてた安井尚志氏が、
病気で倒れられ、その穴埋めとして始まった企画なんだそうです。
初期の作例(NINJAシャイニング?)などは、高瀬氏の製作だそうで、
機動武闘伝外伝も構成から文章、キャラ絵なども高瀬氏なんだとか。

1995年5月号──
ギアナ高地で、ドモンに倒されたデビルガンダムを回収すべく、
機動忍軍からライジンググリーンとライジングイエローの2機を派遣。

1995年6月号──
2機は、デビルガンダムをビーム結界に閉じ込めようとしますが、
その瞬間、大地が割れ、シャイニングガンダムが出現します。
シャイニングは、巻き付いた触手に操られ、ゾンビのような状態。
以降、ゾンビシャイニングと呼称されています。
2機のパイロットは、ドモンが搭乗した機体と判断していましたが、
最終回で、デスアーミーに近しい存在と説明されています。
ゾンビシャイニングは、ライジンググリーンに襲い掛かって来ます。

1995年7月号──
苦戦を強いられる2機の元に、ニンジャシャイニングが駆け付け、
一刀の下に、ゾンビシャイニングを倒してしまいます。
ニンジャシャイニングは、忍者ガンダムと表記されていました。
ビーム結界を張り、ゾンビシャイニングを回収しようとしたその時、
モヒカンガンダムが何処からか現れ、回収を阻止しようとします。
モヒカンガンダムは、チーフモードへ、さらにスーパーモードへ。
機体が発する輝きが、ニンジャシャイニングたちを包み込みます。
第1章にあたる部分は、ここで終了になります。

解説では、ウルベ少佐は、地球圏の支配を目論み、デビルガンダムを
回収しようとしていましたが、機動忍軍のパイロットたちは、
頭部に埋め込まれた精神コントロール基板により、操られているため、
ウルベ少佐の真意には気付いていないようです。
それを阻止するため、モヒカンガンダムが現れたとされています。

・ライジンググリーン
頭頂高:16.2m
本体重量:6.7t
固定武装:
 ビームナギナタ×2(背部ラッチ)
 プラズマ電極×2(腕部)
必殺技:
 雷神虞プラズマ

ウルベ用にカスタムアップされたライジングガンダムを基にした機体で、
大出力のジェネレーターを搭載し、プラズマ発生装置による電磁結界の
展張が可能になっている。ビームナギナタを流用した背部の電極を用い、
ビームボウガンを改造した両腕の電極から自在に雷を射ち出す。

・まやかしのゲンナイ
ライジンググリーンのパイロット。機動忍軍随一の頭脳の持ち主で、
沈着冷静に任務をこなしてはいるが、一度キレると、任務を忘れ、
暴れ回るというアブない性格を秘めている。デビルガンダム討伐作戦で、
DG細胞に侵され、DG細胞抑制装置が後頭部に埋め込まれている。
名前の由来は、終盤に披露される電磁結界に幻影を映し出す技から?

・ライジングイエロー
頭頂高:16.2m
本体重量:8.2t
固定武装:
 ビームスプレーボウガン×1

ライジンググリーンと同様の出自の機体で、大出力化ジェネレーターを
覆うように背部と腰部に装甲が追加され、関節部が強化されている。
出力の大半を機動用に割いているため、武装は、ボウガンのみだが、
そのパワーは、ボルトガンダムを凌駕するとされている。

・皆殺しのザンキ
ライジングイエローのパイロット。ゲンナイの双子の弟で、機動忍軍
随一の膂力の持ち主。兄と同様に、DG細胞抑制装置が後頭部にある。
名前の由来は、たった1機で、24機の敵を全滅させたことから。
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機動武闘伝外伝 その1

2024年11月05日 | 短編
機動武闘伝外伝のお話



Gガンダムが30周年と言うことで、件の物語を振り返ってみます。
手持ちの資料と、へべ吉見さんの同人誌を参考資料にして、
広大なネットにある画像などを眺めつつまとめていこうと思います。
まず、外伝に行く前に、その前史に当たるMFVヒストリーに付いて。

コミックボンボン1994年9月号に、NINJAシャイニングが登場します。
前号の8月号で、モビルファイター三大コンテストの募集に際し、
製作されたもの?で、続く、10月号に、テンロウガンダムが登場。
両機ともに、高瀬ゆうじ氏による製作になります。
余談ですが、この後の1995年1月号には、読者デザインにより近い
スカルガンダム(林健太郎氏の製作)も掲載されています。
設定では、ネオエチオピア代表のモビルファイターになっています。
これらの機体は、オールガンダム最新プラモ大図鑑に再録されています。
この時点では、詳細な設定はなく、ファイターも判明していません。
後に、詳しい設定が起こされています。

・NINJAシャイニング
頭頂高:16.2m
本体重量:6.4t
固定武装:
 バルカン砲×2(頭部)
 ビームソード×1(右背部ラッチ)
 ビーム手裏剣×1(左腰部ラッチ)
携行武装:
 鎖ガマ×1
 ミノフスキークロス(特殊装備)

ブッシの後継機として開発中のモビルスーツ、ニンジャーの2号機に、
モビルファイター用のコクピットを搭載し、不死身のクロウザ専用に
カスタムアップした機体で、ステルス性能向上のための黒い塗装と、
残像現象を引き起こすための金属地が外見上の特徴になっている。
ウルベ少佐の特命を受けたクロウザは、本機を駆り、ネオアメリカの
モビルファイターテストエリアがあるコロニーに潜入し、DG細胞の
自己再生能力を応用したと思われる機体を探っていたようです。
シャイニングガンダムの同型機を軽量、ステルス化した機体で、
シャイニングの警護用として開発されたとも言われている。

・不死身のクロウザ
ブッシのエースパイロットだったが、ウルベ少佐が指揮するデビル
ガンダム討伐作戦において撃墜されている。負傷しながらも脱出し、
ウルベ少佐を救出したことから、不死身の異名で呼ばれている。
ただ、その際、DG細胞に侵され、細胞抑制基板が前頭葉に埋め込まれ、
いつ再発するか判らないため、自らの回復を目指し、デビルガンダムの
捜索任務に志願し、新設された機動忍軍の所属になっている。

・テンロウガンダム
頭頂高:16.4m
本体重量:8.2t
固定武装:
 ビームフラッグ×4(背部)
 冷凍砲×2(腕部)
 天狼刀×1
必殺技?:
 ブルーハウリングクラッシャー

ネオモンゴルが決勝大会用の機体だが、テムジンガンダムが敗退し、
登場する機会はなかった。開発には、ネオチャイナの技術が提供され、
基本設計やシルエットは、ドラゴンガンダムに近いが、技術が古く、
それを補うため、ミノフスキーウイングやコアランダーの合体方法に
工夫がなされている。両腕の狼頭により、天翔ける蒼き狼と呼ばれる。
一部資料では、セイロウガンダムとも表記され、テムジンガンダムに
敗北し、大会出場の選考に落ちたとも言われている。

・クスミ・クスカ
テンロウガンダムのガンダムファイターで、身体の柔らかさを買われ、
起用されているが、彼女の動作の素早さに、モビルトレースシステムが
追い付けず、システムを作り直すことになり、開発が遅れることに。
彼女がテスト中に、NINJAシャイニングの偵察に気付き、戦いの末に
破損したことも、本機の開発が遅れた要因になっている。
機体の基本動作の設定などにも携わっている。
髪型は、長めの髪を纏め、低い位置でシニヨンにしている。

テンロウガンダムは、Gガンダム外伝 ザ・ネクスト・ジェネレーションに
登場しているのですが、ネオジャパンの予選用機体になっていました。

てな感じになっています。
今回は、MFVを振り返ってみましたが、次回は、外伝の本編の予定。
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フロム・ザ・ダークネス

2017年04月11日 | 短編
サイバーコミックスの044が手に入ったので、
紹介できていなかった、なかむらたけひこさんの
フロム・ザ・ダークネスを紹介していきます。
この巻には、近藤和久さんのガンダム0079の1話や、
シルエットフォーミュラの0話?が掲載されています。

□フロム・ザ・ダークネス/なかむらたけひこ

一年戦争後の混乱期─
ファストフードを食す少女と、男性の姿がありました。
少女は騒ぎを嗅ぎつけ、直行いたします。

レストアされたザク改が町中で大暴れしております。
野戦憲兵隊対MS部隊のジムD型が制止をかけます。
が、ザク改は憲兵隊に襲いかかり、蜂の巣にされます。
指揮官は撤収の準備をさせます。

一件落着かと思いきや、ザク改は異形へと変化します。
群衆が化け物だと騒ぎ立てる中、先程の少女が登場。
それは、邪悪なるMS、イヴィルスーツだと告げます。
大戦の大破壊につけ込み、人類の封土を侵さんとする
闇のモノたちに憑依された不死なるモビルスーツだと。
言うが早いか、少女は生身で、ザク改を蹴り倒します。

憲兵隊の中には、彼女のことを知る者もいるようで、
ESハンター黎明だと口々に言い出します。
憲兵隊の指揮官は、黎明に感謝の言葉を述べますが、
彼女は、悪びれもせずに請求書を提示いたします。
指揮官は、ESは白昼夢だとして拒否いたします。

が、ザク改の仇を討つべく、後続が出現いたします。
ES化したハイゴッグやリックドムⅡのようです。
指揮官は、ジムD型を向かわせますが、
化け物に憑依され、ジムD型もES化してしまいます。
リックドムの擲弾を爪楊枝で制止した黎明を見て、
憲兵隊は、言い値で助けてくれと懇願いたします。

黎明は、魔法陣から銃打夢(ガンダム)を召喚し、
その首元に黎明が搭乗いたします。
ESたちの銃火器を銃打夢は、刀で斬り伏せます。
次元流斬魔刀・雲燿霹靂斬(ブリッツクリーク)を
放ち、ESたちを殲滅し、一件落着となります。

が、指揮官がESや黎明の一件を報告書にすると、
上司からは養生を勧められてしまいます…。

○キャラ
・黎明(りいみん)
 ESハンターの少女。
・ファーゾルト
 黎明の相棒。
・レストレイド中尉
 憲兵隊の指揮官。名前は~2で登場。

○メカ
・銃打夢(ガンダム)
 黎明が召喚する鋼の擲弾兵。
・ザク改(ES)
 レストアしたザク改がES化したもの。
・ハイゴッグ(ES)
 ES化したハイゴッグ。
・リックドムⅡ(ES)
 ES化したリックドムⅡ。
・ジムD型
 憲兵隊のモビルスーツ。
・ジムD型(ES)
 憲兵隊の機体がES化したもの。
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クリスが見る夢

2012年02月21日 | 短編
前回までポケットの中の戦争を題材にしたゲームブックを見てきましたが、
今回は同じ題材を扱った『クリスが見る夢』を見てみます。

この小説自体はアニメージュ89年4月号の付録で、
著:山賀博之、画:美樹本晴彦、窪岡俊之になります。
山賀さんはポケットの中の戦争の脚本も書かれています。
普通に売っていないので、知らない人もいるかと思います。
似たような小説で『フォウ・ストーリー』がありますが、
こちらは再構成されて、角川から発刊されています。
どう違いがあるのか判らないのですが、『クリス~』の方も
再構成して出したらいいのになぁと思います。
ちゅーこって、小説を追っていきます。

この小説では、クリスはコロニーで生まれたことになっています。
まず、教育型コンピューターの説明があり、一種の擬似人格とも
言える程にデリケートなものとされています。
機械を訓練する専門家は、技術者と言うより、教職に近く、
その仕事の性質から「心理学的トレーナー」「ティーチャー」と
呼ばれ、最終的に「シューフィッター」という名が定着します。
連邦軍には、現在、公認のシューフィッターは12人(女性8人)。
その中でクリスは、「アレックス」という新型を育てています。
クリスはガンダムの教育にも関わっていたそうです。

クリスが今いるコロニーはリボーではないようです。
アパートの一室にひとりで暮らしています。
正確には、人工知能との二人?暮らしでございます。
仕組みはよく判りませんが、担当者以外は情報が引き出せず、
情報漏洩の心配はないようです。
さらに担当者の精神的不安が人工知能の自我形成に強く影響し、
時に精神病に似た症状に陥ることもあるそうです。
相互依存の絆を強く結べるシューフィッター程優秀とされます。

現在、クリスはその愛情の危機にありました。
アレックスのモニターにシミが表れます。典型的な鬱症状です。
幼年期のアレックスは可愛いかったが、反抗期、思春期と進み、
クリスに悪態や嘘をつくようにさえなります。
この辺り、比喩かと思うのですが、どうも違うようです…。
そんな中でも、クリスはアレックスを失いたくないと思います。

アレックスのモニターは沈黙したまま。
クリスは仕事を始めた19歳の頃を思い起こし、感傷に浸ります。
そのまま、キーボードに顔を伏せ、泣いてしまいます。
クリスは誰のものとも思えない優しい感覚を感じます。
少年がモビルスーツに乗ってる情景が浮かびます。
アムロ…。それは15歳くらいの少年だった。
クリスはアムロとララァの闘いを垣間見ます。
シャアがゲルググでアムロのガンダムに迫る場面も。
そして、クリスはララァと重なり、ビームサーベルに貫かれます。

瞬間、クリスは涙が止めどなく流れているのを感じます。
アレックスがわたしを救うために見せた幻だと理解します。
その夜、クリスはその出来事を日記に書きます。
時刻は、宇宙世紀0079、標準時間で10月2日になろうとしていた。

てな感じなのですが、まったくよく判りませんでした。
件の幻がどうしてクリスを救うためだと理解したのか、
アレックスは未来の予知も可能なんだろうかとか、ん~。
みなさまはどう思われたでしょうか??
コメント (2)
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