No.0079「RX-77-3/ガンキャノン重装型」
H:17.5m/W:58.6t
役職は「主任」になっていました。
第79回「ガンキャノン重装型」
「ガンキャノン重装型」は、「ガンキャノン」の量産機である「ジム・キャノン」の開発過程で
誕生した機体で、単独、あるいは同型の部隊編成による作戦行動の可能な機体として開発されて
います。主な改良点としては、射撃時の反動の抑制と搭載火器の追加が行われています。また、
給弾数の増加による機動性の低下を抑えるため、スラスター推力も増強され、各部にバーニアが
増設されています。しかし、基本的な設計は「ガンキャノン」からの変更はほとんどなく、重量
の増加、それに伴う推力の強化によって機体バランスを悪化させている感は否めず、本来、期待
されていた数値を満たすことはできませんでした。そのため、生産数はごくごくわずかなもので、
実戦への投入は「一年戦争」後のことでありました。本機完成直後、軍部は開発陣に更なる改修
機の研究を命じており、「ガンキャノンII」が開発されることになります。
「グリプス戦役」におけるジャブロー攻防戦に配備された機体は、コクピットのリニアシート化、
「ジムII」のビームライフルを携行するなど、一応の近代化が行われていましたが、「エゥーゴ」
の機体に対抗できるほどの活躍は見せていません。この時期まで現役として使用されていたのか、
配備が十分ではなく、旧式機を使わざるを得なかったのかは判断が難しいところです。
ジャブローに配備された機体の中には、射撃時の反動を抑えるために後腰部にジャッキを設けた
カスタム機も確認されています。これは、「一年戦争」後期に「スカーレット隊」に配備されて
いた「ガンキャノン量産型」や、「ジム・キャノンII」などに用いられたシステムを流用したも
のだと思われます。また、このカスタム機には、背部に給弾システムを備えており、ペイロード
の向上も図られています。このシステムは通称「ベア」と呼ばれていたため、機体には「ベア・
キャリア」という愛称が与えられていたと言われています。
以上で第79回の講義を終了いたします。
次回の第80回では「ガ・ゾウム」についてお話しいたします。
↓面白かったら押してみてね。
H:17.5m/W:58.6t
役職は「主任」になっていました。
第79回「ガンキャノン重装型」
「ガンキャノン重装型」は、「ガンキャノン」の量産機である「ジム・キャノン」の開発過程で
誕生した機体で、単独、あるいは同型の部隊編成による作戦行動の可能な機体として開発されて
います。主な改良点としては、射撃時の反動の抑制と搭載火器の追加が行われています。また、
給弾数の増加による機動性の低下を抑えるため、スラスター推力も増強され、各部にバーニアが
増設されています。しかし、基本的な設計は「ガンキャノン」からの変更はほとんどなく、重量
の増加、それに伴う推力の強化によって機体バランスを悪化させている感は否めず、本来、期待
されていた数値を満たすことはできませんでした。そのため、生産数はごくごくわずかなもので、
実戦への投入は「一年戦争」後のことでありました。本機完成直後、軍部は開発陣に更なる改修
機の研究を命じており、「ガンキャノンII」が開発されることになります。
「グリプス戦役」におけるジャブロー攻防戦に配備された機体は、コクピットのリニアシート化、
「ジムII」のビームライフルを携行するなど、一応の近代化が行われていましたが、「エゥーゴ」
の機体に対抗できるほどの活躍は見せていません。この時期まで現役として使用されていたのか、
配備が十分ではなく、旧式機を使わざるを得なかったのかは判断が難しいところです。
ジャブローに配備された機体の中には、射撃時の反動を抑えるために後腰部にジャッキを設けた
カスタム機も確認されています。これは、「一年戦争」後期に「スカーレット隊」に配備されて
いた「ガンキャノン量産型」や、「ジム・キャノンII」などに用いられたシステムを流用したも
のだと思われます。また、このカスタム機には、背部に給弾システムを備えており、ペイロード
の向上も図られています。このシステムは通称「ベア」と呼ばれていたため、機体には「ベア・
キャリア」という愛称が与えられていたと言われています。
以上で第79回の講義を終了いたします。
次回の第80回では「ガ・ゾウム」についてお話しいたします。
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