□機動戦士ガンダム バンディエラ
第32話
第32話
戦闘が間近で起こり、パレードの観衆は、騒乱状態に陥ります。
ジオン兵は、報道管制を敷き、観衆を制止しますが、怪我人も続出します。
シモン伍長のガンダムは、右腕のビームサーベルを収めます。
ユーリー中尉は、シモン伍長の意図が読めず、戸惑います。
連邦軍の僚機は、グフなどを撃墜しつつ、シモン伍長に対し、
接近戦ではなく、ガンダムの火器を活かして距離を取れと命じます。
が、シモン伍長は、避難していない観衆に対し、歯噛みします。
ユーリー中尉のザクに、トラン中将から通信が入り、
一般市民の避難路を封鎖し、ガンダムの動きを制限している。
間もなく増援が到着するので、市民を盾に、時間を稼げと。
しかし、ユーリー中将は、自分の戦いができないと、その場を離れ、
シモン伍長の意図を解したのか、ガンダムを市街地へと誘います。
アントレ艦長は、ユーリー中将が市民を盾にすることを嫌っただけではなく、
何かしらの勝算があり、場所を変えることを選んだのだと感じ取ります。
ハッティ大尉は、シモン伍長にザクの誘いに乗るなと命じますが、
ガンダムの全力を見せるべく、火力を行使しつつ、ザクを追撃します。
ユーリー中尉は、砲撃を躱しつつ、目聡く破壊された武器庫を発見し、
ザクバズーカを手に、シモン伍長のガンダムに攻撃を仕掛けます。
両機は、人工河川を挟んで移動し、ガンダムが先に渡河しようとすると、
ザクは、先程の武器庫で入手した、クラッカーをバラ撒きます。
ガンダムは、その爆風を避け、河川に架けられた橋に着地しますが、
その重量と衝撃にヒビが入り、さらにクラッカーが周囲に撒かれます。
ガンダムは、壊れた橋桁ごと河川に嵌り、身動きを制限され、
その間に、ザクは、ガンダムに接近し、その頭に砲口を狙い定めます。