ガンダムサンダーボルト 第159話

□機動戦士ガンダム サンダーボルト
　第159話 月のテラリウム(2)

作戦を終え、ビー・ハイヴIIでは、各機体の整備が始まります。
ビアンカ少尉は、パーフェクト・ジオングのコクピットを覗き込み、
リリーが休んでいる病室を訪れます。
リリーは、医療用のカプセル内で、ジャズを聴いています。
それは、イオから借りたもので、ジャズの名盤が入っているとか。
ビアンカ少尉は、保湿クリームやサプリなどを差し入れします。

そこへ、他のクルーたちも現れ、各々差し入れをします。
デント少尉は、アミノ酸やクエン酸配合の栄養ドリンクを1ダース。
オルフェ少尉は、無重力空間でも楽に使えるトレーニングマシン。
アリシア曹長は、パイロットスーツの上からでも貼れるカイロ。
バークレー中尉は、お勧めソフト付きの携帯ゲーム機。
ソニア中尉は、アロマディフューザー。
クリード大尉は、強面に似合わない、仔犬の縫いぐるみ。
クリード大尉の意外な嗜好に対し、みんなは、キモイと一言ｗ
大尉曰く、昔飼っていた犬に似てたので、ゲーセンで取ったとか。

イオ少尉は、メグ艦長とモニカ大佐と、リリーのことを話します。
ジオングの射撃完成が、彼女の脳に負担を掛けているとのこと。
リリーは、透視と送受信の能力を持っていたが、
イースの増幅の能力がなければ、使えない程の弱い力だったが、
イオ少尉との新たな関係で、妹の死を乗りこえ、精神的に安定し、
ジオングのサイコミュシステムが増幅器の役割を果たしているとのこと。
が、そのシステムも鹵獲したもので、中身はブラックボックス化。
システムの全貌は解明されず、被験者にどんな影響が出るか判らず。
メグ艦長は、ジオングの運用時間を制限し、作戦を立案すると。

イオ少尉は、この艦の仲間は、それぞれ大切なものを失っている。
だから、ダリルを倒す最良の作戦を立ててくれと答えを返します。
みんな同じ目的で、この艦に乗り込んだ戦友だから喜んで従うさと。

イオ少尉は、リリーの病室を訪ね、電子ドラムセットを組み上げ、
爆音で、ドラムの演奏を始めます。
医師は止めようとしますが、仲間は、彼の成長に笑顔を見せます。