聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング 第9話

□聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング
　第9話 女神の覚醒

詠斗の繰り出した聖剣を、テセウスが白刃取りで捉えます。
そのまま、テセウスの膂力により、詠斗の聖剣を砕きます。
詠斗は、冥闘士を守ることが聖闘士の正義とは認めんと激昂。
テセウスは、誰かを守る強い意志に、冥闘士も聖闘士もないと反論。
詠斗は、最大の奥義で、テセウスを屠ってやると怒声を上げます。
詠斗が構えると、黒く歪んだ小宇宙が黄金聖衣を侵食して行きます。

次の瞬間、豪華客船が大きな爆炎を上げ、爆発します。
翔一郎を呼ぶカトレアの姿を見て、詠斗は、翔一郎が死んだとします。
詠斗は、急に気が失せたとして、その場を後にします。

シャルロットは、テセウスに助けて貰った礼を言うと、
再会を口にし、夜姫を救うため、自らも激流に身を投じます。

惣次郎は、カトレアを爆発の残骸から身を賭して守ります。
カトレアには、その姿が金色に輝いているように見えます。
惣次郎は、カトレアが覚醒しつつあることを感じます。

カトレアは、亡き兄のマツリの声を聞きます。
全ての命を救い守り──仲良くするんだ
カトレアのみんなを助けたいという想いに、アテナの杖が応えて顕現。
カトレアは、その杖を手にし、惣次郎、テセウスの小宇宙と共に、
沈み往く豪華客船を陸上へと移動させます。

一方、詠斗は、ジュリアスに迎えられます。
才ある者の多くの死が生まれ…その運命を支配できたのだ!と語り、
ジュリアスは、恐ろしく禍々しい小宇宙を見せ付けます。
詠斗は、ひたすら強くなるため、ジュリアスに従っていたが、
その目的であった翔一郎が亡くなり、目標を失ってしまいます。
ジュリアスは、アテナを仕留めなくても良いのかと訊ねられると、
このままカトレアには、もっとアテナとして覚醒して貰わなければと。
そして、彼の背後に天雄星ガルーダの冥闘士が現れます。