□聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング
第30話 蠍座の必殺の策
第30話 蠍座の必殺の策
聖域 宝瓶宮──トリスタンの書斎
水瓶座のトリスタンがプログラムを組んでいると、エラーが出ます。
そこへ、蟹座のクリマトーリオがお酒を呑み、酩酊状態で現れます。
クリマトーリオは、幼馴染みのエウラリアとヴァシリオスが日本に行き、
置いてけぼり状態のトリスタンは、寂しいんじゃないか?と言います。
トリスタンは、僕と違い、人生の残り時間もそう長くないおじさんは、
少しは生産的なことに時間を使ってはどうか?と、返答します。
クリマトーリオは、神妙な面持ちになり、今回は、冥界三巨頭の、
天貴星グリフォンがいるかも知れない、心配ではないのか?と。
トリスタンは、エウラリアなら、問題ありませんよと、答えます。
もし、囚われた場合でも、僕自らが策を渡しましたからと、自信あり気。
で、当のエウラリアは、ミーノスに100本目の骨を折られていました。
エウラリアは、それでも気丈にミーノスを睨み、骨を折るのではなく、
真っ先にわたくしの爪を剥ぐべきでしたのよと、言います。
ミーノスは、爪ではなく、指を折ればいいと、彼女の人差し指を折ります。
エウラリアは、これを好機とし、右脚の聖衣を脱ぎ捨て、右脚による
スカーレットニードル・アンタレスキックを放ち、ミーノスを貫きます。
ミーノスは、大きく後方にぶっ飛ばされ、その衝撃で、糸が千切れます。
エウラリアは、コズミックマリオネーションから解放されますが、
彼女も満身創痍のため、その場に倒れ込んでしまいます……。
エウラリアは、トリスタンとの作戦会議を思い出し、初手から全開で、
スカーレットニードルをぶっ放せば、相手は、お前の技の型を覚える。
その思い込みの隙を衝くんだというトリスタンの策が巧く行ったと。
そして、「肉を切らせて骨も断たせる」と、覚えたての諺を叫びます。
敗れ、倒れたルーカスを、天貴星グリフォンの冥衣が妖しく見詰めます。
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