フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

伝統芸

2013-07-22 | 日記
友人に誘われて歌舞伎へ。
たまたま分かりやすい内容のお芝居だったみたいで(イヤホンガイドを借りた)、幕が終わるたび「次どうなるの?」と興味津々になった。
女形の仕草の美しさや、日本語の美しさ、着物の袖や裾のさばき方・・・色んな「型の美しさ」に見惚れ、聞き惚れ、伝統美の大切さを感じた。(フラメンコも、昔からの型を侮ってはイケナイな大事に踊らなきゃ・・・)

それとは別に、アナログ的な演出が時代を感じて、何となく可笑しかったのだが・・・。
蝶とたわむれる演出では、棒の先に蝶がついたものを操る黒子みたいな人が出てきた。イヤホンガイドによると、難しいテクニックが要るらしいー!?
以下、歌舞伎美人というサイトから一部抜粋
「差金とは、歌舞伎の舞台で蝶や鳥などの小道具をあやつるために用いる黒い棒のこと。「黒は、見えていないということにしてね」という歌舞伎のお約束のもと、黒い衣裳をまとった黒衣(くろご)などがこの差金を手にして舞台上に堂々と現れて、小道具を動かします。この「黒は無である」という発想と、それを大いに利用した「差金」は、ある意味、究極の<しかけ>ともいえます。」
・・・私が観たのは、黒い衣裳じゃなかったゾ??見えてないことにしてね、っていうより「見てね」って感じだったぞ?
「蝶は、ひらひらとやわらかく舞ってみえないといけないので、しなる素材の細めの棹を差金として使います。・・・(省略)・・・差金を使って蝶を動かし、本物のようにみせるのは結構難しいんですよ。両方の手で、それぞれ蝶をゆらしながら、花道を後ろ向きに引っこんでいくときなんかは、主役の獅子のスピードに合わせながらですから大変だと思います。差金ひとつ動かすにも芸が必要なんです。」
そうなんやー
簡単そうに見えるけど、難しいんやな?
透明の釣り糸を使えば?とか、現代なら映像で蝶を舞わすことぐらい出来るんちゃう?とか言ってはダメって事ね。
小道具を操る芸も、見所の一つなのかぁ。


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