5月31日、観劇友達&恋バナ語らい友達のリョーコちんと共にオペラ・フィデリオを見に行った。
もちろん二人とも、正式なオペラを見るのはこれが初めての体験。
ドキドキ・・・
ワクワク・・・
ソワソワ・・・
ビクビク・・・
オロオロ・・・
いろんな気持ちを内包しつつ、目指すは新国立劇場
フィデリオ
どんな話か知ってます?
簡単にストーリー紹介致しますと・・・
とある監獄に働く青年、フィデリオ。彼に恋したのは監獄の番人ロッコの娘マルツェリーネ。そのマルツェリーネに求婚し続けるのは、看守ヤキーノ。
フィデリオの好青年ぶりと娘の気持ちを知っているロッコは娘婿の候補にヤキーノよりフィデリオをと思っていた。
この監獄に一人の男が閉じ込められている。彼の名はフロレスタン。彼は食事も水も与えられる事なく、弱っていた。
フロレスタンは監獄所長ドン・ピツァロの不正を暴こうとして、逆に捕らえられてしまっていたのだ。
そんな折り、大臣フェルナンドによる監獄視察が行われる事になった。
事実が発覚する事を恐れたドン・ピツァロは、フロレスタンの暗殺を企てる。誠実なロッコを仲間に引き込もうとするが、直接手を下す事をロッコは拒否し、彼の墓を掘る事だけを引き受けた。直接手を下すのはドン・ピツァロ自身となった。
この計画を聞いたフィデリオ。
実は、フィデリオは男装し監獄の中に捕らえられている夫を探しに来た妻・レオノーレだったのだ。
計画を知ったレオノーレは、夫の救出を決意し墓掘りの同行を申し出る。
牢獄の中で、夫・フロレスタンと再会するレオノーレ。僅かばかりの飲み物とパンを与えたが、弱り果てた夫はフィデリオに変装している妻に気付かない。
そこへ、ドン・ピツァロがフロレスタンを葬りに現れる。
ナイフをフロレスタンに突き立てようとした、その瞬間、レオノーレは身を挺して夫を庇った。
自分がフロレスタンの妻である事を明かし、ドン・ピツァロの前に立ちはだかる。もみ合いになっているところへ、フェルナンドが到着した。
フロレスタンを抹殺出来なかったドン・ピツァロは、悪事が露呈し捕らえられる。
人々は、神の正しき裁きを讃え、また、レオノーレの勇気ある愛の力を高らかに讃えた。
~Fin~
ではでは役者別に見てみましょう~(敬称略)
レオノーレ(
フィデリオ)/ガブリエーレ・フォンタナ
素晴らしい声量のソプラノ。細すぎず、太すぎない声質は、非常に耳に心地よかったです。
帽子をかぶったフィデリオの姿は、ホントに線の細い男の人みたいに見えました。
ドン・ピツァロ/ペテリス・エグリーティス
悪い顔した、オッチャン!いかにも悪
バス・バリトンってどれくらいの高さの声か知らない無知な私。でもね、良く聞こえる悪(ワル)の声でした
楽屋口から出て来られたので、手を振ってみたら・・・破顔一笑
めちゃめちゃイイ人のお顔をされてました。ワルな役でしたが、ご本人様は非常に優しい方だと・・・惚れましたわ
フロレスタン/トーマス・モーザー
ちょっぴり(・・・いやかなり)、囚人にしてはふくよかさんでした
レオノーレと共に、互いを讃えあって歌いあうシーンが救出後にあるんだけど、ソロで歌われた時より、その時の方が何かジ~ンと来ましたね。
ロッコ/ハンス・チャマー
すっごくよく響く、バス。どんな音と重なっても、ロッコの声だけは響いて来るの。すごい
一番好きな声だった。話はどんどんドロドロの佳境に入って行くのに、彼の声にうっとりする事もしばしば。
マルツェリーネ/水嶋育
一番不幸な役柄?って思ったんだけど・・・。一人で恋して、一人で失恋して・・・。切ない。
ピンと張った、細くか弱いソプラノで、暗い監獄の風景に唯一の彩りを添えてらしゃいました。
ドン・フェルナンド/河野克典
ゴットファーザーみたいな、バリトン。長いコートを着て、颯爽と現れた姿が渋かった
浪々と歌い上げるラストがステキでした。
ヤキーノ/吉田浩之
個人的には、一番好きなキャラだった。報われない愛を貫くダサイ男って感じ。でもね、最後にフィデリオが女とわかってショックを受けてるマルツェリーネにそっと花束を渡すのよ~
そこが素敵だった
心地よいテノールで、ロッコの次に好きな声でした
以上が主要登場人物ですな。
総合の感想は、実は、ちょっぴりうつら~っとした部分もあったのですが・・・
(ごめんなさい
)
暗い監獄のシーンから、最後の最後にハッピーエンドに急展開。そこ、すごく勢いがあるんですよね。
第九に似てる気が私にはしましたね。ラストの盛り上がりが、歓喜の歌とダブりました。
あとね、中央にそびえ立つ柱。要塞のようでもあり、地中にのびる根のようでもあり、無機質で非常に重く暗く冷たい感じでした。それが、開いたりしまったりする事で、光がこぼれたり、陰鬱な穴となったり・・・効果音とかがまったく無く、静かに開閉するだけなのに沢山の表情を持ってて、能の面を思わせました。
ムツカシイかな?理解できるかな??って思いつつ見ましたが、そんなに難しくなくて面白かったです
機会があれば、いろんな演目みたいな~って思いました。(高いので、そうそうは無理だけど
)
そして!中木屋くんレポ・・・
う~ん・・・パンフを見て、助演ってトコロにお名前があったので、多分この役だろう!と目星を付けながら兵士(警察?)を見てました。
1幕では、この人?と思う兵士もいたけど、確認出来ず。もちろん、囚人がぞろぞろ~っと出て来る時にも、ひとりひとりオペラグラスで確認しましたが、分かりませんでした。(だって、白塗り気味だったし…。)上手側の段の上…一番上手の端から2~3人目にそれらしい?って人を見つけたんだけど・・・帽子を目深にかぶってて、さっぱり解りませんでしたさ。
で、2幕・・・。兵士なかなか出て来ません!(なぜなら、ピツァロとレオノーレがもみ合ってるシーンだから)やっとラスト近くなってフェルナンドと共に登場
たぶんね、ピツァロに銃を向けた時、上手の3人組のなかの最上手にいたのがそうではないかと思うんですが・・・。違うかなぁ。
後は、カーテンコールの時も前列の上手では・・・と思ったんですがね。
『嵐~』の時とはまったく違う表情だし、ホント、申し訳ないんですけど、確証持てる場面がありませんでした。あぁ、中木屋くんゴメンナサイです~
楽屋口の見える地下鉄へ続く階段付近で、ちょっくら待ってみたんですがね。『!』と思う人が目の前を横切ったんですよ。きっと中木屋くんだ!と思ったんですがね~。
一瞬『あってるかな?』と躊躇した隙に通り過ぎてしまいました。ちょっぴり残念でしたけど、ま、ご縁があればいつか会える事もあるだろうし(笑)。
中木屋くんのお陰で、オペラ見ること出来たし、楽しい時間も持てたし、私的には密度の濃い旅行となりました。ホントに有難うございました
これからの活躍、大阪よりおばちゃんパワーで応援しております
もちろん二人とも、正式なオペラを見るのはこれが初めての体験。
ドキドキ・・・





いろんな気持ちを内包しつつ、目指すは新国立劇場
フィデリオ
どんな話か知ってます?
簡単にストーリー紹介致しますと・・・
とある監獄に働く青年、フィデリオ。彼に恋したのは監獄の番人ロッコの娘マルツェリーネ。そのマルツェリーネに求婚し続けるのは、看守ヤキーノ。
フィデリオの好青年ぶりと娘の気持ちを知っているロッコは娘婿の候補にヤキーノよりフィデリオをと思っていた。
この監獄に一人の男が閉じ込められている。彼の名はフロレスタン。彼は食事も水も与えられる事なく、弱っていた。
フロレスタンは監獄所長ドン・ピツァロの不正を暴こうとして、逆に捕らえられてしまっていたのだ。
そんな折り、大臣フェルナンドによる監獄視察が行われる事になった。
事実が発覚する事を恐れたドン・ピツァロは、フロレスタンの暗殺を企てる。誠実なロッコを仲間に引き込もうとするが、直接手を下す事をロッコは拒否し、彼の墓を掘る事だけを引き受けた。直接手を下すのはドン・ピツァロ自身となった。
この計画を聞いたフィデリオ。
実は、フィデリオは男装し監獄の中に捕らえられている夫を探しに来た妻・レオノーレだったのだ。
計画を知ったレオノーレは、夫の救出を決意し墓掘りの同行を申し出る。
牢獄の中で、夫・フロレスタンと再会するレオノーレ。僅かばかりの飲み物とパンを与えたが、弱り果てた夫はフィデリオに変装している妻に気付かない。
そこへ、ドン・ピツァロがフロレスタンを葬りに現れる。
ナイフをフロレスタンに突き立てようとした、その瞬間、レオノーレは身を挺して夫を庇った。
自分がフロレスタンの妻である事を明かし、ドン・ピツァロの前に立ちはだかる。もみ合いになっているところへ、フェルナンドが到着した。
フロレスタンを抹殺出来なかったドン・ピツァロは、悪事が露呈し捕らえられる。
人々は、神の正しき裁きを讃え、また、レオノーレの勇気ある愛の力を高らかに讃えた。
~Fin~
ではでは役者別に見てみましょう~(敬称略)


素晴らしい声量のソプラノ。細すぎず、太すぎない声質は、非常に耳に心地よかったです。
帽子をかぶったフィデリオの姿は、ホントに線の細い男の人みたいに見えました。

悪い顔した、オッチャン!いかにも悪

バス・バリトンってどれくらいの高さの声か知らない無知な私。でもね、良く聞こえる悪(ワル)の声でした

楽屋口から出て来られたので、手を振ってみたら・・・破顔一笑



ちょっぴり(・・・いやかなり)、囚人にしてはふくよかさんでした

レオノーレと共に、互いを讃えあって歌いあうシーンが救出後にあるんだけど、ソロで歌われた時より、その時の方が何かジ~ンと来ましたね。

すっごくよく響く、バス。どんな音と重なっても、ロッコの声だけは響いて来るの。すごい

一番好きな声だった。話はどんどんドロドロの佳境に入って行くのに、彼の声にうっとりする事もしばしば。

一番不幸な役柄?って思ったんだけど・・・。一人で恋して、一人で失恋して・・・。切ない。
ピンと張った、細くか弱いソプラノで、暗い監獄の風景に唯一の彩りを添えてらしゃいました。

ゴットファーザーみたいな、バリトン。長いコートを着て、颯爽と現れた姿が渋かった

浪々と歌い上げるラストがステキでした。

個人的には、一番好きなキャラだった。報われない愛を貫くダサイ男って感じ。でもね、最後にフィデリオが女とわかってショックを受けてるマルツェリーネにそっと花束を渡すのよ~


心地よいテノールで、ロッコの次に好きな声でした

以上が主要登場人物ですな。
総合の感想は、実は、ちょっぴりうつら~っとした部分もあったのですが・・・


暗い監獄のシーンから、最後の最後にハッピーエンドに急展開。そこ、すごく勢いがあるんですよね。
第九に似てる気が私にはしましたね。ラストの盛り上がりが、歓喜の歌とダブりました。
あとね、中央にそびえ立つ柱。要塞のようでもあり、地中にのびる根のようでもあり、無機質で非常に重く暗く冷たい感じでした。それが、開いたりしまったりする事で、光がこぼれたり、陰鬱な穴となったり・・・効果音とかがまったく無く、静かに開閉するだけなのに沢山の表情を持ってて、能の面を思わせました。
ムツカシイかな?理解できるかな??って思いつつ見ましたが、そんなに難しくなくて面白かったです


そして!中木屋くんレポ・・・
う~ん・・・パンフを見て、助演ってトコロにお名前があったので、多分この役だろう!と目星を付けながら兵士(警察?)を見てました。
1幕では、この人?と思う兵士もいたけど、確認出来ず。もちろん、囚人がぞろぞろ~っと出て来る時にも、ひとりひとりオペラグラスで確認しましたが、分かりませんでした。(だって、白塗り気味だったし…。)上手側の段の上…一番上手の端から2~3人目にそれらしい?って人を見つけたんだけど・・・帽子を目深にかぶってて、さっぱり解りませんでしたさ。
で、2幕・・・。兵士なかなか出て来ません!(なぜなら、ピツァロとレオノーレがもみ合ってるシーンだから)やっとラスト近くなってフェルナンドと共に登場

たぶんね、ピツァロに銃を向けた時、上手の3人組のなかの最上手にいたのがそうではないかと思うんですが・・・。違うかなぁ。
後は、カーテンコールの時も前列の上手では・・・と思ったんですがね。
『嵐~』の時とはまったく違う表情だし、ホント、申し訳ないんですけど、確証持てる場面がありませんでした。あぁ、中木屋くんゴメンナサイです~

楽屋口の見える地下鉄へ続く階段付近で、ちょっくら待ってみたんですがね。『!』と思う人が目の前を横切ったんですよ。きっと中木屋くんだ!と思ったんですがね~。
一瞬『あってるかな?』と躊躇した隙に通り過ぎてしまいました。ちょっぴり残念でしたけど、ま、ご縁があればいつか会える事もあるだろうし(笑)。
中木屋くんのお陰で、オペラ見ること出来たし、楽しい時間も持てたし、私的には密度の濃い旅行となりました。ホントに有難うございました

これからの活躍、大阪よりおばちゃんパワーで応援しております
