一昨年に吹田のメイシアターにて公演した『近松劇場FAINAL』の再演。
初演の時に観に来られていた渡辺いっけいさんの熱いラブコールが実っての再演かどうかはわかりませんが、ちゃっかり再演の時に自分がその場にいらっしゃるアタリ、ナイスですよね。いっけいさん^^
ふっこさんが手を加え厚みの増した物語を、再度マキノさんが練り直して仕上がった再演。
キャストや物語が微妙に変わる再演って、どうしても初演と比べてしまうんだけど・・・確かに好みはあるかもしれないけれど、すっごく深い物語になっていたと思う。(←偉そう^^;)
それに、初演の時には特に気にしなかった部分が気になったり・・・いろいろな発見のあった1月12日の再演観劇だった。
※ここよりネタばれありですので、北海道公演をごらんになられる方は、ご注意を!
物語的に追加されたり変わっている部分は、手代の林の出生や息子のエピソード。
初演ではラストに出てくる写真屋さんを物語りに組み込んだこと。
椿姐さんと明美ちゃんの間にワンクッション的な役(名前を忘れちゃった!ごめんなさい)を置いている。。。くらいしか気づきませんでした^^;
キャスト的には、メインの牧岡少尉の役を、野田さんからいっけいさんへ。
あとは、ストーリーの幅が厚くなった分のキャストが増えていたり・・・ですね。(たぶん)
個人的には、写真屋さんの使い方は初演の方が好きだったかなぁ・・・
明美ちゃんと知り合いでいるより、声のかけ方が「お嫁さん?」って言うほうが、なんだかよりリアルな気がしたのだわよ。
すごく変わったなって思ったのは、千代。
初演では痩せた大柄なガシガシした女の子って感じだったのが、沙也加ちゃんは小さくてふくよかな柔らかいイメージだったんだよね^^;それにあわせて、千代の設定もある程度変わっている感じでしたが。
そしてオイラの大好きな椿姐さんもずいぶん変わっている。
初演では、お客と接していないときの素の女郎のピュアな感じが前面に出ていたのだけれど、四條さんの役どころが年齢的にも雰囲気的にも明美ちゃんと椿姐さんとの間らへんなので、姐さんは初演よりより艶やかな大人の女郎さんとなっておりました。あまりに艶っぽいので、ドキドキしちゃいましたもの*^^*(もちろん、かわゆい仕草も健在です♪)
写真のシーンでは、ボロッボロに泣いているオイラが、ボロッボロに泣いている椿さんを見ていた。なんか不思議な感じ(笑)
酒井の親父さんは、初演より更に風格のある・・上手くいえないけれど落ち着いた感じになってました。やっぱり、おやじさんのセリフにはボロボロと泣かされたし。
染香おかあちゃんの大阪弁は更に更にツルツルと口から零れ落ちる。素敵過ぎます。こんなに粋な言葉遣いってあるんでしょうか。めっちゃ好きです。あずきさん!!
今回の再演で一番気になったのは、実は初演ではほとんど興味を持っていなかった(ごめんなさい!)洋さんと千代の物語。
洋さんのセリフに大泣きているオイラがいた^^;
「人は死ぬまで生きなあかん」
せやねん。自分で死ぬところを決めたらあかんのん。って、何度も頷いてしまった。
洋さんってホンマに深い深い懐の人だったんだなぁ・・・って改めて認識。
升さん切なくって素敵過ぎます。
そして、何気に洋さんの妹さん・・・好きなんです。「私に出来ることは、今、関わることだけですから」
この言葉を大事にしたいなぁって思う。繋がるチャンスは『今』しかないことを知っている。人は人と関わってしか生きていかれない。どう関わるかは自分しだいなんだよね。
いっけいさんの牧岡は、野田さんの牧岡とはぜんぜん違って、なんだか熱い牧岡だった。野田さんはもっとクールな登場で、ワタワタとのギャップが面白かったの^^野田さんの牧岡とはタイプが違ったのが良かったのかも。似てたら比べちゃってるかもだもん。
ぽたぽた落ちるいっけいさんの汗にも見とれてしまいました~☆
今回は、戦争の寄せた皺なんかも描かれていて。(前回はそこまで描いていなかった)
人が人として生きることが難しかった時代でもあったことを再認識する。
この物語は大阪の言葉だから、関西人には余計に心にすっと入ってくる。
なんで?せやねん!ほんでどうなんの!って心の中で突っ込みを入れつつ、受け答えつつ・・・の観劇をしてしまう。
人が生きることの難しさ。
繋がる人の心の強さ。
人が生きることの美しさ。
幾重にも重なる人と人の想いが、いろんな色を紡ぎだしている。
そんな物語。
観るたびに好きになる。
思い出すだけで涙が溢れる。
そんな物語。
残すところ、1/17~2/2の北海道公演のみです。
北海道の方、是非是非観て何かを感じてください。
初演の時に観に来られていた渡辺いっけいさんの熱いラブコールが実っての再演かどうかはわかりませんが、ちゃっかり再演の時に自分がその場にいらっしゃるアタリ、ナイスですよね。いっけいさん^^
ふっこさんが手を加え厚みの増した物語を、再度マキノさんが練り直して仕上がった再演。
キャストや物語が微妙に変わる再演って、どうしても初演と比べてしまうんだけど・・・確かに好みはあるかもしれないけれど、すっごく深い物語になっていたと思う。(←偉そう^^;)
それに、初演の時には特に気にしなかった部分が気になったり・・・いろいろな発見のあった1月12日の再演観劇だった。
※ここよりネタばれありですので、北海道公演をごらんになられる方は、ご注意を!
物語的に追加されたり変わっている部分は、手代の林の出生や息子のエピソード。
初演ではラストに出てくる写真屋さんを物語りに組み込んだこと。
椿姐さんと明美ちゃんの間にワンクッション的な役(名前を忘れちゃった!ごめんなさい)を置いている。。。くらいしか気づきませんでした^^;
キャスト的には、メインの牧岡少尉の役を、野田さんからいっけいさんへ。
あとは、ストーリーの幅が厚くなった分のキャストが増えていたり・・・ですね。(たぶん)
個人的には、写真屋さんの使い方は初演の方が好きだったかなぁ・・・
明美ちゃんと知り合いでいるより、声のかけ方が「お嫁さん?」って言うほうが、なんだかよりリアルな気がしたのだわよ。
すごく変わったなって思ったのは、千代。
初演では痩せた大柄なガシガシした女の子って感じだったのが、沙也加ちゃんは小さくてふくよかな柔らかいイメージだったんだよね^^;それにあわせて、千代の設定もある程度変わっている感じでしたが。
そしてオイラの大好きな椿姐さんもずいぶん変わっている。
初演では、お客と接していないときの素の女郎のピュアな感じが前面に出ていたのだけれど、四條さんの役どころが年齢的にも雰囲気的にも明美ちゃんと椿姐さんとの間らへんなので、姐さんは初演よりより艶やかな大人の女郎さんとなっておりました。あまりに艶っぽいので、ドキドキしちゃいましたもの*^^*(もちろん、かわゆい仕草も健在です♪)
写真のシーンでは、ボロッボロに泣いているオイラが、ボロッボロに泣いている椿さんを見ていた。なんか不思議な感じ(笑)
酒井の親父さんは、初演より更に風格のある・・上手くいえないけれど落ち着いた感じになってました。やっぱり、おやじさんのセリフにはボロボロと泣かされたし。
染香おかあちゃんの大阪弁は更に更にツルツルと口から零れ落ちる。素敵過ぎます。こんなに粋な言葉遣いってあるんでしょうか。めっちゃ好きです。あずきさん!!
今回の再演で一番気になったのは、実は初演ではほとんど興味を持っていなかった(ごめんなさい!)洋さんと千代の物語。
洋さんのセリフに大泣きているオイラがいた^^;
「人は死ぬまで生きなあかん」
せやねん。自分で死ぬところを決めたらあかんのん。って、何度も頷いてしまった。
洋さんってホンマに深い深い懐の人だったんだなぁ・・・って改めて認識。
升さん切なくって素敵過ぎます。
そして、何気に洋さんの妹さん・・・好きなんです。「私に出来ることは、今、関わることだけですから」
この言葉を大事にしたいなぁって思う。繋がるチャンスは『今』しかないことを知っている。人は人と関わってしか生きていかれない。どう関わるかは自分しだいなんだよね。
いっけいさんの牧岡は、野田さんの牧岡とはぜんぜん違って、なんだか熱い牧岡だった。野田さんはもっとクールな登場で、ワタワタとのギャップが面白かったの^^野田さんの牧岡とはタイプが違ったのが良かったのかも。似てたら比べちゃってるかもだもん。
ぽたぽた落ちるいっけいさんの汗にも見とれてしまいました~☆
今回は、戦争の寄せた皺なんかも描かれていて。(前回はそこまで描いていなかった)
人が人として生きることが難しかった時代でもあったことを再認識する。
この物語は大阪の言葉だから、関西人には余計に心にすっと入ってくる。
なんで?せやねん!ほんでどうなんの!って心の中で突っ込みを入れつつ、受け答えつつ・・・の観劇をしてしまう。
人が生きることの難しさ。
繋がる人の心の強さ。
人が生きることの美しさ。
幾重にも重なる人と人の想いが、いろんな色を紡ぎだしている。
そんな物語。
観るたびに好きになる。
思い出すだけで涙が溢れる。
そんな物語。
残すところ、1/17~2/2の北海道公演のみです。
北海道の方、是非是非観て何かを感じてください。