8月31日ソワレ あたっくNo1
岡森さんがご出演ということで行ってまいりました。
まったく予備知識なしで行ってまいりましたが、タイトルから大戦ものだということは予測しておりました。
しかし、まさかの実話だったとは・・・かなりショッキングな作品です。
休憩なしの舞台ですが、大きくシーンが二つに分かれていて、その緩急と申しますか、色の違いと申しますか、とにかくその対比がよりラストの美しさに繋がるんですね。
作品自体の印象は、「THE WINDS OF GOD」(以下TWOG)に似ています。
TWOGが空軍の話に対し、あたっくは海軍・・・しかも潜水艦部隊の話です。
TWOGは輪廻もモチーフに取り込んだ、現代の人間が当時の人の気持ちに触れて戦いに行く物語で、あたっくは当時の人の心を描いた物語だと思う。
少し前に見た「十三人の刺客」で、人の死ぬことの意味の希薄さを感じて無常をすごく感じたんだけれど。。。今回のあったっくを見た後は、悔しいけれど「カッコいい」と思ったんです。
いわば大戦に突入していくその一番最初の攻撃の話ですから、戦うことの無意味さやその後に起きる悲惨な現実を知っているから、十三人の刺客の時より、もっともっと無常さを感じたってよかったんだけれど。。。
パンフレットに書かれていた樫田さんのコメントにはっとしました。
「あの時代は、お国のためとか先立つ不孝とか、とにかく暗いと思っていました。でも伯父の日記には当時の青年の姿がそのまま書かれていたんです」(と言った内容^^; かなり脚色したかも・・・)
そうなんです。あたっくがなんでカッコイイ!って思ったかというと、当時の若者の等身大の姿が投影されていたからなんですね。
悪戯好きだったり、内気だったり、お調子者だったり。なんとなくグループに分かれていて対立してたり・・・そんな何気ない若者の姿があり、そこに任務と言う当時の時代が投影されるんですね。
今まで、「そういう時代」と切り離していた戦下の日本人が一気に身近に感じられる作品でした。
戦うことに意味はない。
当時の人がどれほど戦局を見通せていたかはわからないけれど、アメリカに刃を向ける無謀さを、無意味さを知っている若者もいて、それでも戦いに行くことへの、死にに行くことへの意味を自ら見つけて、自らその中に飛び込んだ・・・その心を知ることができたように思います。
自ら死ぬ行為には、何か意味を見つけないとできないんだと。
オイラはそう思いました。
家族を守る、志を守る、忠義を尽くす、神の啓示、その状況から逃げる・・そんな風に、自分に意味を持たせているんじゃないかな。
あたっくNo1を観て、そんな風に思ったのであります。
さて、EXILEのほとんど誰も見分けられないおばちゃんなオイラでございます。
なので、出てくるたびに「きゃぁ~*>▽<*」と沸き立つ会場が不思議な感じ。ジャニーズが出ている舞台でもこんな状況ってなかったので、なんだか面白かったです。
セリフが少し聞き取りにくいトコロもありましたが、全体的にはめっちゃスピード感満載で迫力があって面白かったです。
運動量も半端ないですよね。ホント、スンバラです。
我らが岡森さんも、スパイスが効いた役で・・・美味しいなぁって思っちゃいました(笑)
潜水艦の厨房を任された軍曹役だったんですが、ホント、面白かったです。厨房をまかされているので、他の隊員より少し年かさなのも岡森さんにぴったりでした。
最初軍服で出てきたときに、軍人なのに猫背!って思ったけれど、最期にもう一度軍服を着た時に役柄にぴったりと思いました。
密閉された潜水艦の中だと、こうなっちゃうのかなぁなんてエピソードがめっちゃ面白かった前半。
特攻に赴く仲間を送り出す後半。
そしてラストの、これでもかってくらい感動的なシルエット。
建てられたNo1の指に涙が止まらないですね。
これはホントに観に行ってよかったなぁと思いました。
岡森さん、ご出演してくださって有難うございます。
そして「方南ぐみ×劇団EXILE」、大阪で芝居を打ってくださって本当にありがとうございました。
↑「死」事態は無意味なことであっても、人が死ぬことには意味がある。そんな風に感じた舞台でございました。戦争で亡くなられたすべての方に想いを寄せて、ポチっとな♪
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岡森さんがご出演ということで行ってまいりました。
まったく予備知識なしで行ってまいりましたが、タイトルから大戦ものだということは予測しておりました。
しかし、まさかの実話だったとは・・・かなりショッキングな作品です。
休憩なしの舞台ですが、大きくシーンが二つに分かれていて、その緩急と申しますか、色の違いと申しますか、とにかくその対比がよりラストの美しさに繋がるんですね。
作品自体の印象は、「THE WINDS OF GOD」(以下TWOG)に似ています。
TWOGが空軍の話に対し、あたっくは海軍・・・しかも潜水艦部隊の話です。
TWOGは輪廻もモチーフに取り込んだ、現代の人間が当時の人の気持ちに触れて戦いに行く物語で、あたっくは当時の人の心を描いた物語だと思う。
少し前に見た「十三人の刺客」で、人の死ぬことの意味の希薄さを感じて無常をすごく感じたんだけれど。。。今回のあったっくを見た後は、悔しいけれど「カッコいい」と思ったんです。
いわば大戦に突入していくその一番最初の攻撃の話ですから、戦うことの無意味さやその後に起きる悲惨な現実を知っているから、十三人の刺客の時より、もっともっと無常さを感じたってよかったんだけれど。。。
パンフレットに書かれていた樫田さんのコメントにはっとしました。
「あの時代は、お国のためとか先立つ不孝とか、とにかく暗いと思っていました。でも伯父の日記には当時の青年の姿がそのまま書かれていたんです」(と言った内容^^; かなり脚色したかも・・・)
そうなんです。あたっくがなんでカッコイイ!って思ったかというと、当時の若者の等身大の姿が投影されていたからなんですね。
悪戯好きだったり、内気だったり、お調子者だったり。なんとなくグループに分かれていて対立してたり・・・そんな何気ない若者の姿があり、そこに任務と言う当時の時代が投影されるんですね。
今まで、「そういう時代」と切り離していた戦下の日本人が一気に身近に感じられる作品でした。
戦うことに意味はない。
当時の人がどれほど戦局を見通せていたかはわからないけれど、アメリカに刃を向ける無謀さを、無意味さを知っている若者もいて、それでも戦いに行くことへの、死にに行くことへの意味を自ら見つけて、自らその中に飛び込んだ・・・その心を知ることができたように思います。
自ら死ぬ行為には、何か意味を見つけないとできないんだと。
オイラはそう思いました。
家族を守る、志を守る、忠義を尽くす、神の啓示、その状況から逃げる・・そんな風に、自分に意味を持たせているんじゃないかな。
あたっくNo1を観て、そんな風に思ったのであります。
さて、EXILEのほとんど誰も見分けられないおばちゃんなオイラでございます。
なので、出てくるたびに「きゃぁ~*>▽<*」と沸き立つ会場が不思議な感じ。ジャニーズが出ている舞台でもこんな状況ってなかったので、なんだか面白かったです。
セリフが少し聞き取りにくいトコロもありましたが、全体的にはめっちゃスピード感満載で迫力があって面白かったです。
運動量も半端ないですよね。ホント、スンバラです。
我らが岡森さんも、スパイスが効いた役で・・・美味しいなぁって思っちゃいました(笑)
潜水艦の厨房を任された軍曹役だったんですが、ホント、面白かったです。厨房をまかされているので、他の隊員より少し年かさなのも岡森さんにぴったりでした。
最初軍服で出てきたときに、軍人なのに猫背!って思ったけれど、最期にもう一度軍服を着た時に役柄にぴったりと思いました。
密閉された潜水艦の中だと、こうなっちゃうのかなぁなんてエピソードがめっちゃ面白かった前半。
特攻に赴く仲間を送り出す後半。
そしてラストの、これでもかってくらい感動的なシルエット。
建てられたNo1の指に涙が止まらないですね。
これはホントに観に行ってよかったなぁと思いました。
岡森さん、ご出演してくださって有難うございます。
そして「方南ぐみ×劇団EXILE」、大阪で芝居を打ってくださって本当にありがとうございました。
↑「死」事態は無意味なことであっても、人が死ぬことには意味がある。そんな風に感じた舞台でございました。戦争で亡くなられたすべての方に想いを寄せて、ポチっとな♪
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