暑さが厳しくなってきますと、釜を小ぶりにするなど、炭を少な目に次いで、少しでも席に涼を呼ぼうと変えることもあります。そこで、使い終わった風炉の手入れをいたしましたので、ご参考までにお書き添え申し上げます。
1.「じょう」(炭が灰になった白い部分)を取ります。(筆などを使うと集めやすい)
*じょうは別な器に保管し、篩を掛け、細かい灰になったものは、茶を掛けて育て、数年(理想は10年以上)したら、炉の濡れ灰などに用います。(さらに繰り返してから=やはり10年以上が良い、すり鉢に掛けて、風炉の灰に用いています)
3.前瓦も抜き、灰は刷毛を使って丁寧に落とします。
前画瓦は洗ってから、熱湯で湯通しし、風通しの良いところでよく干してから箱にしまいます。
4.五徳も丁寧に灰を落としてから、湯で洗い、最後に熱湯で湯通しして、よく拭いてから乾かしておきます。
5.灰を底取りや羽を用いて、すべてきれいに上げていきます。(茶道塾では、灰に「甲・乙・丙」とランクをつけ(甲の甲、甲の乙、甲の丙など細かく分ける)、保管し、風炉の「格」に合わせて用いていますので、別々に保管します)
6.風炉を湯で洗い、湯通し、後、よく拭き上げ、乾燥させます。
*風炉釜は、よく乾かしてから、木箱に納めますが、布などで包むと湿気が付くときがあるので、さけています。置き場所がある場合は、かえって、箱に納めない方が良いようです。
以上、風炉の手入れの一例でした。
1.「じょう」(炭が灰になった白い部分)を取ります。(筆などを使うと集めやすい)
*じょうは別な器に保管し、篩を掛け、細かい灰になったものは、茶を掛けて育て、数年(理想は10年以上)したら、炉の濡れ灰などに用います。(さらに繰り返してから=やはり10年以上が良い、すり鉢に掛けて、風炉の灰に用いています)
3.前瓦も抜き、灰は刷毛を使って丁寧に落とします。
前画瓦は洗ってから、熱湯で湯通しし、風通しの良いところでよく干してから箱にしまいます。
4.五徳も丁寧に灰を落としてから、湯で洗い、最後に熱湯で湯通しして、よく拭いてから乾かしておきます。
5.灰を底取りや羽を用いて、すべてきれいに上げていきます。(茶道塾では、灰に「甲・乙・丙」とランクをつけ(甲の甲、甲の乙、甲の丙など細かく分ける)、保管し、風炉の「格」に合わせて用いていますので、別々に保管します)
6.風炉を湯で洗い、湯通し、後、よく拭き上げ、乾燥させます。
*風炉釜は、よく乾かしてから、木箱に納めますが、布などで包むと湿気が付くときがあるので、さけています。置き場所がある場合は、かえって、箱に納めない方が良いようです。
以上、風炉の手入れの一例でした。